初めまして。メールさせて頂きます。
私は幼稚園の年長あたりから人が死ぬ事に恐怖を感じはじめていました。年に何回かの割合で不安や恐怖に襲われていました。しかし、つい最近になりどうにもならなくなり私は病気なのかと思うくらいに生活に支障をきたすようになりました。タナトフォビアと言う障害がある事を知ったのは最近になってからです。私と同じようにツラい思いをしている方がいらっしゃる事を知り少し安心しましたが、束の間の時間でした。最近は睡眠薬を飲んでも眠れない日が続いたり、翌日の仕事も不安な思いを持ちながら出勤したりして…運転中も発作が起きたのか大声で叫んでいたり、本当に自分がおかしくなったと感じるほどです。
同じ恐怖を抱えている方と繫がりを持ちたいとすがる思いで今メールさせて頂いています。
死ぬのが怖い通称「死恐怖症」タナトフォビアやり過ごしノート
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: 雑学
- Tags: 雑学
いつからかははっきりとは覚えてないけど、今の私はたまに、死んだらどうなるんだろう、と怖くて頭を抱えている。特にそれは夜寝る前に多く現れるのだが、ほかにもそういう人がいた時の為に、私が日頃やっている「やり過ごし方」をレクチャーしたい。
また、この方法は100%筆者の主観であることを最初に断っておきたい。ただ、私と同じ悩みを持っているのならば、きっと役に立つはずだ。
目次
最初に:今すぐ何とかしたい「この気持ち」
この記事を見ているということは、私のサイトを追いかけている人でもない限り「死への恐怖からどうにかして逃れたい」と思っているだろう。
実際に「タナトフォビア 対策」などと検索してみれば、どこかの宗教のサイトに行きついたり「考えすぎないことだ」みたいなことをどや顔で書いてるサイトが見受けられる。また、友達に相談してみても「病院に行ったら?」などと言われ……
そうじゃないだろ。
そうじゃないだろ!
私は!!! 今すぐ!!! 救われたいんだよ!!!
病院? 病院に行ける時まで私はずっと死への恐怖で苦しんでいないといけないのか? 考え方を変える? それができていたら初めからこんなことにはなってないんだよ!!!
……などと、私の中で「救われたい気持ち」がぐつぐつ煮えたぎる始末。もちろん、今すぐに治るものではないことは頭ではわかっているけど、やはり今すぐに救われたい。
頭が痛かったら頭痛薬、胃腸の具合が悪かったら胃腸薬を飲んで、病院に行くまではなんとかしのぐことができるだろう。しかしタナトフォビア(別名:ネクロフォビア)には市販の薬がない。
それじゃあ、実際になんとかなるまでタナトフォビアの恐怖をどう「やり過ごす」のか?
今、猛烈に襲い掛かってくるこの底なしの恐怖からどうやって逃れるのか?
簡単なものからやってみよう。大丈夫、この恐怖は永遠じゃない。
Step 1:まずは恐怖から距離を置こう
あなたがもし、恐怖のために眠れないのであれば、ひとまずは起きよう。
付け焼刃的な方法になってしまうが、何か気が紛れるようなことをするのは死への恐怖を一時的に遠ざけるのに有用な方法である。
気になっているゲームがあるならばやる、話せる人がいるなら話してみる、ちょっとコンビニへ買い物に行ってくる……とにかく「死」を意識しないことで、悩み苦しんでいる頭を楽にしてあげよう。
具体的に何をするか、改めてまとめてみよう。
- 親しい人何人かにLINEなどのメッセージを送っておく(おすすめ)
- SNSで交友関係のある人にメッセージを送っておく(おすすめ)
- ベッド・布団の中にいるならば、そこから出る(重要!)
- 外を軽く散歩してみる
- 部屋を換気してみる
- ゲームしたり映画・アニメを見たりしてみる
- 趣味に没頭する
①リアルorネットで、誰か親しい人にメッセージを送る
いろいろ対策をする前に、上の2つを実行しておきたい。私の場合だが、誰かとメッセージのやり取りをしたり会話したりするのは死の恐怖を忘れるのに非常に最適であることが経験的にわかっている。
ただ、相手も人間であるため、すぐに返事が来なかったり忙しかったりあるかもしれない。だから、最初のうちにメッセージを送っておくのだ。
「私にはそんな友達いない……」と思っているそこのあなた、この日本にはウン千万人という人が住んでいるんです。Twitterで自分と趣味の合いそうな人を見つけてリプライを送り付けてみようじゃないですか。よほど失礼なことしない限りあなたは捕まらないんだ! ネットで新しい友達、作っていこう!
➁とりあえず布団から出よう
……さて、親しい人にメッセージは送った。返事はまだ来ない。
もしあなたが真夜中、布団の中にまだいるんだとしたら、一度出てみよう。布団の中にいると気持ちが鬱々としてしまうのも、また、経験的にわかっている。
この後にいろいろ「やり過ごす」ためにも、身体は動かせる状態にしておいた方がいい。そのため、布団やベッドからは出ておこう。
眠らなきゃ明日が……とお思いの方もいるだろう。ただ、考えてみてほしい。インフルエンザ患者にフルマラソン走らせる人がいますか? タナトフォビアは感覚的には病気に近い「障害」。心をいたわるために、現実のあれこれは一旦先延ばしにしよう。後で誰かに何か言われても「急に体調を崩してしまって」で押し通せばOKだ! 実際に体調悪いんだし!
③一旦外の空気を吸うのも効果あり
鬱々とした気分を打破するために、新鮮な空気を吸うというのもよい方法だ。外に出る、窓を開けて換気をする、これだけでも気持ちが変わるきっかけにはなる。
特に、外に出るのは非常に効果が期待できる。部屋の中に籠っているよりも外界でいろいろな刺激を受けた方が気も紛れやすい。ついでに深呼吸もしっかりして、頭に必要な酸素を取り込んでおこう。
④やっぱり好きなことをするのが一番
読書、ゲーム、映画・音楽・アニメ鑑賞……おそらく、サイト読者の皆様にも何かしら「好きなもの」はあるはずだ。最終的にはこれらにのめり込むことで死への恐怖を完全に忘れ去ることで「やり過ごす」ことを目指す。
ただ、タナトフォビアの呪いにかかった直後に好きなことをするのは難しい。そこで、①➁③の手順を踏んで頭を少しずつ切り替えていくのだ。
もしかしたら、送っていたメッセージの返信も来ているかもしれない。
この段階まで来られたならば、死の恐怖は完全には消えずとも、深刻に考え込んでしまう最悪の状況は避けられる。あとは好きなように有意義な時間を過ごそう。
Step2:中長期的なプランを練る
とりあえず付け焼刃的な対策はできた。実際の生活がうまくいくかどうかはさておき、これでひとまず現在進行形からの恐怖からは逃れられる。
しかし、流石にいつまでもこの生活を続けるわけにはいかない。そこで、今の自分を騙し騙ししながら今後どうするかも考えていく。
- 同じ恐怖症を持つ仲間を作る
- 他に自分の心を苦しめているものを探す
- ちょっとずつ生活を改善していく
①仲間を作る。1人より2人! 2人より3人!
悩みがあるとき、それを打ち解けることのできる相手がいるだけで救われたような気持ちになることは経験した人も多いだろう。この考え方を応用する。
タナトフォビアを理解してもらうにはやはり、同じタナトフォビア患者の仲間を作った方が手っ取り早い。なぜなら、タナトフォビアでない人にはこの恐怖というものはどうしても想像できないものであるため。これに関しては、既に周りに相談したけど駄目だった、という人はピンとくるかもしれない。
探してみるならば、SNSで検索をかけるのがよい。向こうもまた孤独な戦いを送っていた場合、よい仲間になれることだろう。
勇気がないなら、私にメッセージを送ってもかまわない。お互いにこのやりきれないモヤモヤを共有してみよう! あなたは、1人じゃない!
➁原因を他に探してみる
もしかしたら、あなたの心を蝕んでいるのはタナトフォビアではないかもしれない。というのも、他に重い悩みがある場合、それが思考全体を鬱々とさせているケースも考えられる。
学業・仕事の不安、将来に対する不安・緊張、あなたに他の悩みはないだろうか。もしそれが見つかった場合、それらが解決することでタナトフォビアの症状も楽になるかもしれない。今すぐに何かできることがあるならば手を付けてみるのもよいだろう。
世の中の大部分の人はタナトフォビアを発症してない。
つまりは、あなたもこの苦しみからはいつかは解放されるということ。他に悩んでいることがあるならば、そちらの解決も図ってみてはどうだろうか。
③生活を少しずつ改善していく
栄養が足りてない……そんな時、身体は元気をなくしてしまう。思考も自然とネガティブな方へ引っ張られていくだろう。
もし栄養が足りてない自覚があるならば野菜ジュースなどで栄養を補給してみるといい。先程も上げた通り、換気して空気を入れ替えるのも手だ。
甘いものを食べるのもよい。糖は人を幸せにする。
まとめ:「やり過ごし方」を覚えれば有意義に過ごせる
怖くて怖くてたまらない、そんな時、怖がっている時間を別の「有意義な時間」に変えることができれば、生活をちょっとずつでも上向きにしていくことができる。
そのために、まずは恐怖を「やり過ごす」。死生観の構築とかはそのあとでもいいから、とにかく今現在をなんとかして過ごす!
朝になればだいたいの恐怖は薄れるように人の身体はできている。最悪、日が昇ればあなたはこの辛い気持ちからは一旦逃れることができる。だから、それまでの勝負!
長い戦いだが……1つ1つの小さな戦いを生き延びよう。
必ず、光は見える! その時は来る!