【遊戯王】10000枚目記念カード《万物創世龍》の出し方を考える
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: 日記, 遊戯王

「IGNITION ASSAULT」特集
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目次
はじめに
2019年10月12日発売の「IGNITION ASSAULT」では、レギュラーパックでは初めてのナンバー「000」のカードが収録されます。遊戯王OCGのカード10000種類突破記念として作られたそのカードの名前は《万物創世龍》。記念カードとして相応しい力を持ったそのカードの能力、そして使い方について考察していきますよ!
また、7月25日からは「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」が行われます。

各デュエリストたちの魂のカードの投票が始まりますね。それぞれのフェイバリットへの想いが激しくぶつかり合うイベントになりますが、準備はよろしいでしょうか? こちらもお忘れずに!
本日の主役《万物創世龍》とは
さて、ここで例のカードの情報を見てみましょう。

画像の字が読めない人もいるかもしれないので文字に起こしてみますと……
《万物創世龍》
【特殊召喚・効果モンスター】
星10/闇属性/ドラゴン族/ATK ?/DEF ?このカードは通常召喚できない。攻撃力の合計と守備力の合計が、合わせて10000以上になるように自分フィールドのモンスターをリリースした場合のみ特殊召喚できる。
①この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力・守備力は10000になる。
万年筆をモチーフにしているとされる《万物創世龍》はいろんなものが「10000」づくしです。今までにも無いような特殊召喚条件も特徴的で、まさに遊戯王OCGの10000枚目を象徴するカードとして君臨すべきものとなるでしょう。このカードの為に新しいレアリティも作られることですし。
さて、この記事ではこのカードの使用方法を考えていくことになりますが、他の記事でもどうやって生かしたらいいかの考察は行われている事でしょう。そのためもしかしたら既出の内容かもしれませんが、その辺は御勘弁ください。
数多くの出し方があり、その中には《ファントム・オブ・カオス》でアーミタイルをコピーする、という方法もあります。ただ私は《万物創世龍》がドラゴン族であることに注目したい。だってドラゴンなんだもん!
《万物創世龍》をどう使う?
私がまず一番最初に思い付いたのは《F・G・D》を使う方法でした。
知っている人も多いでしょうが、一応カードを挙げてみましょう。

《F・G・D》
【 融合モンスター 】
星 12 / 闇 / ドラゴン族 / 攻5000 / 守5000
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。ドラゴン族モンスター5体を融合素材として融合召喚する。このカードは地・水・炎・風・闇属性のモンスターからは戦闘ダメージを受けない。
見ての通り、攻撃力・守備力が共に5000なので《万物創世龍》の特殊召喚に必要なリリースをこれ1体で済ませることができます。ただその代わり融合条件が「ドラゴン族モンスター5体」と重い為その辺をどうにかする必要がありますが、そちらは《龍の鏡》を使えば問題ないでしょう。
《龍の鏡》は墓地のモンスターを除外してドラゴン族モンスターを融合召喚するカード。さて、墓地から何か除外するとなれば次に浮かぶのは《エクリプス・ワイバーン》の存在です。

《龍の鏡》
【 通常魔法 】
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

《エクリプス・ワイバーン》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守1000
このカードが墓地へ送られた場合、デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体をゲームから除外する。その後、墓地のこのカードがゲームから除外された場合、このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える事ができる。
墓地へ送られた《エクリプス・ワイバーン》の効果でデッキから《万物創世龍》を除外し、今度は《エクリプス・ワイバーン》が除外された場合に《万物創世龍》を回収。この除外の際に《龍の鏡》を使ってフィールドに《F・G・D》を融合召喚出来れば手札に加えた《万物創世龍》をそのまま場に特殊召喚することができます。
一応これでルートは見えましたが、まだいまいち安定性には欠けます。
というのも、肝心の《龍の鏡》を手札に加えるのがほとんど運に頼ってしまうことが問題となるからです。これを少しでも解消するためにもドラゴン族の中でレベル8のものを採用し、《トレード・イン》によるドロー加速を狙います。もちろん《エクリプス・ワイバーン》がレベル4であるため通常召喚する方針もある程度は考えなければいけません。
レベル4とレベル8が共存するドラゴンデッキ、となると、最近強化されたミザエルのカードが思い浮かびます。2019年7月14日発売のCHAOS IMPACTに収録されている《螺旋竜バルジ》《星雲龍ネビュラ》《輝光竜セイファート》を見てみましょう。

《螺旋竜バルジ》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに光・闇属性のドラゴン族モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで8になる。

《星雲龍ネビュラ》
【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / ドラゴン族 / 攻2000 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードと手札のドラゴン族・レベル8モンスター1体を相手に見せて発動できる。その2体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は光・闇属性のドラゴン族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の光・闇属性のドラゴン族・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

《輝光竜セイファート》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、ドラゴン族モンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。墓地へ送ったモンスターの元々のレベルの合計と同じレベルを持つドラゴン族モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の光・闇属性のドラゴン族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
レベル8でありながらも容易な展開手段を持つドラゴン族の登場で、デッキ内のカードをレベル8ドラゴン族に寄せることが随分とやりやすくなりました。また、《輝光竜セイファート》の登場もあってデッキ内のドラゴン族へのアクセス手段が爆発的に増加したのは大きいでしょう。これで《エクリプス・ワイバーン》を墓地へ送ればその効果で《万物創世龍》を除外しておくことができます。
さて、ここまで紹介しておいたからにはこのモンスターも紹介しましょう。
上の3枚と同パックに収録されたリンクモンスター、《銀河衛竜》です。

《銀河衛竜》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2000 /
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のバトルフェイズに、フィールド・墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの元々の種族・属性がドラゴン族・光属性の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。バトルフェイズ終了時まで、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、対象のモンスターの攻撃力は、そのモンスターの持つ「No.」の数値×100になる。
②:相手エンドフェイズに発動できる。デッキからカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
【LINK-2:左下/右下】
なんか良さげな効果が付いていますね。
相手の除去を躱す必要こそありますが、相手エンドフェイズに②の効果でデッキトップに好きなカードを乗せられるのは非常に大きい。これで《龍の鏡》を載せれば次のターンに《F・G・D》の融合召喚が可能となり、先程の《エクリプス・ワイバーン》が墓地に居れば除外する際に《万物創世龍》を手札に戻して場に出すことができます。
「さっきからミザエルのカードばかりじゃねーか!」だって?
言われてみるとそうなんですよね。《万物創世龍》も銀河っぽい見た目だし。

もしかしてあのカード、公式による遠回しのミザエル新規だった……?
さいごに
この記事でのルートを纏めるとこうなります。
- 《F・G・D》をリリースして《万物創世龍》を出す
- 《龍の鏡》《エクリプス・ワイバーン》のギミックを採用
- 《トレード・イン》でドロー加速を狙う為レベル8ドラゴンを使う
- 結果的にミザエルのドラゴンデッキの亜種になりそう
ドラゴン族カードは出来ることが多すぎることで取っつきにくい印象があったのですが、調べてみると新しい発見の連続で大変わくわく致しました。今回の主役《万物創世龍》がドラゴン族であることを利用し、数々の種族サポートカードを用いることで場に出すことはそれほど難しくはないものと思われます。
ただ……ここまでいろいろ考えてきたところ申し訳ないんですが……
後で他の人に教えてもらった通り、【青眼】の方が簡単に出るのでは?
……この話はやめにしましょう。
ということで記事も終わりです、終わり! 読んでくれてありがとう!(グスン)
(あと青眼だと出しやすいって教えてくれた人本当にありがとう)