【遊戯王デュエルリンクス】《ワイト夫人》追加記念「ワイトキング」デッキ解説
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デュエルリンクス, リンクスデッキ紹介, 遊戯王
- Tags: ワイト
目次
はじめに
※この記事は「デュエルリンクス」のデッキ解説記事です。OCGのデッキ解説記事ではないのでご注意ください。
どうも、デュエルリンクスのランク戦を【水フルモン】で駆け回っている白金です。8月になってランク戦も更新され、チケットで交換できるカードに新しく《ワイト夫人》《D.D.デストロイヤー》が追加されました。実は私はOCGで【ワイト】が大好きなデュエリストであるため、今回の《ワイト夫人》によるリンクスでの【ワイト】強化に心が躍ったんですよ。
これを機に組もうかな、とは思ったんですが、OCGで使えるカードとリンクスで使えるカードは大きく異なりますし、何よりリンクスでは「スキル」の概念も出てきます。そのため、既存のデッキレシピをそのまま流用することが非常に難しくなっているのが現状です。
《ワイト夫人》が来たからリンクスで【ワイト】を組んでみようか、そう考えている方たちの為にもここで一肌脱ぐことにしました。課金するかしないかでもデッキの内容が大きく変わるリンクスですが、なるべくお財布に優しく、それでいてしっかり【ワイト】の動きができるレシピを考察していきますよ。どうやってカードを手に入れるかも書いちゃいます。
デッキコンセプト紹介
【ワイト】の動き方はOCGでもリンクスでも変わることはありません。墓地の《ワイト》の数を参照して攻撃力が上がる《ワイトキング》をアタッカーとし、墓地へ大量に《ワイト》を落としながら火力を高めてそのままビートダウンします。また、アンデット族は墓地に関する効果を持ったモンスターが多い種族でもあり、それに関するサポートも受けることが出来ますね。
《ワイトキング》
【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / アンデット族 / 攻? / 守0
このカードの元々の攻撃力は、自分の墓地に存在する「ワイトキング」「ワイト」の数×1000ポイントの数値になる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「ワイトキング」または「ワイト」1体をゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。
入手方法:ゴースト骨塚 レベルアップ報酬(3枚)
考えることは2つ。「墓地に《ワイト》を溜めること」「相手のバックを無力化すること」です。
一つ目は言うまでもありませんが、重要なのは二つ目。
リンクス環境はOCG環境と比べると低速であるため、強力な魔法・罠カードによる迎撃が一種の戦法として成り立っています。メインフェイズ2が存在しないリンクスではバトルフェイズ中にフィールドのモンスターを剥がされると返しのターンでワンキルされる危険性もあるため、しっかりメインフェイズのうちにそういったカードを対策していきましょう。
特に、高打点となった《ワイトキング》は相手のヘイトをかなり集めることになります。デッキにおける唯一のアタッカー兼フィニッシャーであるこのカードを失ってしまうと勝利が非常に難しくなる懸念も。自身の効果で蘇生もできますが、採用できる《ワイト》は限られるためできる限り他のカードで露払いしてからバトルフェイズに臨みたいところです。
「ワイト」主要カード紹介(無課金)
《ワイト》
《ワイト》
【 通常モンスター 】
星 1 / 闇 / アンデット族 / 攻300 / 守200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。
入手方法:ゴースト骨塚 初期デッキ(3枚)
このカード自体は低ステータスの通常モンスターですが、《ワイトキング》の打点を上げるためにはこのカードの存在が必要不可欠となります。出来るだけ早めに墓地へ送って《ワイトキング》の打点を高めておきたいですね。通常モンスターなのでバニラサポートを受けられますが、デッキ内におけるサポートの採用枚数は考えるべきでしょう。
《ワイト夫人》
《ワイト夫人》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / アンデット族 / 攻0 / 守2200
このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する「ワイト夫人」以外のレベル3以下のアンデット族モンスターは戦闘によっては破壊されず、魔法・罠カードの効果も受けない。
入手方法:ランク戦報酬(SR)
今までのデュエルリンクスでは考えられない「守備力2200」のモンスターになります。そのまま壁モンスターとしても使えますが、墓地で名前が《ワイト》になる性質を生かすことで《ワイトキング》の攻撃力アップにつながります。フィールドで維持できれば魔法・罠の効果も受けなくなるので非常に心強い盤面となりますね。
《ゴブリンゾンビ》
《ゴブリンゾンビ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / アンデット族 / 攻1100 / 守1050
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、相手はデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、自分のデッキから守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を選択し、お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。
入手方法:闇バクラ レベルアップ報酬(2枚)
フィールドから墓地へ送られた時にデッキから守備力1200以下のアンデット族モンスターをサーチすることが出来ます。《ワイト》《ワイトキング》はこれに該当するため、デッキの回転率を上げることに貢献します。アンデット族デッキでは使い勝手が良すぎる1枚で、他のアンデット族デッキを組むつもりならば闇バクラのレベルは上げるべきでしょう。
《ワンチャン!?》
《ワンチャン!?》
【 通常魔法 】
自分フィールド上にレベル1のモンスターが存在する場合に発動できる。デッキからレベル1モンスター1体を手札に加える。このターン、この効果で手札に加えたモンスターまたは同名カードの召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズ時に自分は2000ポイントダメージを受ける。
入手方法:カードトレーダー(R 常設)
《ワイト》《ワイトキング》はレベル1であるためこのカードでデッキからサーチすることが出来ます。しかし、召喚しなかった場合2000ポイントのダメージを受けることとなってしまい、リンクスではこれが致命傷となります。フィールドにレベル1のモンスターが存在することも発動条件のため、基本的には既に《ワイトキング》が場に並んでいる状態で2体目の《ワイトキング》を手札に加えるために使うこととなるでしょう。
「ワイト」主要カード紹介(課金・ジェム有)
《牛頭鬼》
《牛頭鬼》
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / アンデット族 / 攻1700 / 守800
「牛頭鬼」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地から「牛頭鬼」以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
入手方法:クリムゾン・キングダム(UR), セレクションボックスvol.1(UR)
墓地を活用するアンデット族にとっては非常にありがたい効果。これで墓地へ《ワイト》を送りながら《ワイトキング》に備えるのが理想ですが、このカードを入手するのにジェムを使うとなると棘の道になります。カードの性能は非常に高いので、比較的入手できる機会があるならば是非とも手に入れておきたいカードですね。
《堕ち武者》
《堕ち武者》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / アンデット族 / 攻1700 / 守0
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。
②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。デッキから「堕ち武者」以外のレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
入手方法:ジェネレーション・フォース(R), セレクションボックス1ミニ(R)
召喚成功時のみですが、《牛頭鬼》と同じアンデット族の墓地肥やしが行えます。レアリティはこちらが低いため、もし《牛頭鬼》を揃えるのが躊躇われるのであればこちらから目指してみてもいいでしょう。相手が効果で処理してきた場合、②の効果で後続のアンデット族モンスターを呼び出せるのはあちらにはない強みです。
デッキレシピ
【メインデッキ】
2 ワイト (ゴースト骨塚:初期デッキ)
3 ワイトキング (ゴースト骨塚:レベルアップ報酬)
3 ワイト夫人 (ランク戦チケット交換 SR)
1 牛頭鬼 (クリムゾン・キングダム UR)
2 堕ち武者 (ジェネレーション・フォース R)
2 ゴブリンゾンビ(闇バクラ:レベルアップ報酬)
1 ワンチャン!? (カードトレーダー交換 R)
2 ガーディアンの力 (ディメンションオブウィザード:N)
2 封魔の矢 (パンドラ:デュエル報酬 SR)
1 ホーリーライフバリアー (ランク戦チケット交換 R)
1 イタクァの暴風 (孔雀舞:レベルアップ報酬)
ほぼ無課金で作れるよう、BOXのものは高レアリティをなるべく抑えて構築しました。おそらくこの中で集めるのが大変なものは《牛頭鬼》《堕ち武者》《ガーディアンの力》の3種類で、こればかりはジェムとパック運が必要となってきます。しかしジェムに糸目をつけなければ2枚目以降の《牛頭鬼》を手に入れることも可能です。
また、パンドラの報酬である《封魔の矢》や、レベルMAXまで経験値を稼がなければならない《ワイトキング》もなかなかに強敵です。しかし、この二種はやっているうちにいつか手に入ります。他のカードも、もし手持ちの汎用カードがこの表にあるものより強いならそれを突っ込んでもいいでしょう。
おわりに
超脳筋テーマとして名高い【ワイト】も前までは攻撃力5000が限界でしたが、今回の《ワイト夫人》の収録に伴って最大攻撃力が8000まで上昇しました。相手がエースモンスターを立てていたとしてもワンキルすることが現実的になってきましたね。今回はジェム節約を念頭にデッキを組みましたが、手札の《ワイト》たちを墓地へ落とす《ワンダー・バルーン》等を使用することで《ワイトキング》の攻撃力をより早く上昇させることもできます。
アンデット族、という恵まれたテーマなだけあって今後も様々なサポートカードがリンクスにやってくることでしょう。それに、まだリンクスにやってきていない「ワイト」カードはたくさん残っており、【ワイト】は今後も強化が見込めるデッキになっています。
一部カードは手に入れるのに苦労しますが、それでも無課金勢にとってはまだ組みやすいデッキです。もし新しいデッキを作りたいと考えている方がいらっしゃるなら、これを機に【ワイト】を組んでみてはどうでしょうか?