【遊戯王】炎を操りし者たちの熱き舞 「炎星」デッキ紹介
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デッキ紹介, 遊戯王
- Tags: 炎星, 炎舞
目次
はじめに
「炎星」というと、最近だと2018年11月23日発売の「LINK VRAINS PACK 2」に収録された《炎星仙-ワシンジン》が思い浮かぶ人が多いでしょう。長らく新規の来なかったデッキに待望のリンクモンスター、しかも超強力な効果を持った者が来るとなれば古参の皆さんが雄叫びを上げたのも頷けます。
ワシンジンを獲得して随分とデッキパワーの向上した【炎星】ですが、なんとここにきて海外で新規カードが貰えることになりました。近いうちに日本にやってくることになるでしょうが、それを一回ここで確認しましょう。
《Brotherhood of the Fire Fist - Peacock》
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/獣戦士族/ATK1000
【リンクマーカー:左/下】
「炎星」モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先に「炎星」モンスターが存在する限り、相手モンスターはこのカードを攻撃対象にできない。
②:このカードの攻撃宣言時に、自分フィールドの表側表示の「炎舞」魔法・罠カードを墓地に送り、相手モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いて、ターン終了時までコントロールを得る。そのモンスターはこのターン攻撃を宣言できない。
今まで漢ばかりであった「炎星」に遂に女性の炎星がやってきました。ワシンジンとも競合しないマーカーの方向は言うまでもなく、ここで注目したいのは②の効果。攻撃宣言時に「炎舞」魔法・罠を墓地へ送ることで相手モンスターのコントロールを奪い、他のモンスターによるビートダウンを大きく助けてくれるものになっています。
——と、強いのは分かったでしょうが、肝心の【炎星】がどういったデッキか見ないことには何とも言えません。せっかくの機会ですので、これを機に【炎星】の勉強をしてみましょう。なあに大丈夫です、私も初心者ですから。
※2019年8月9日追記
海外の新パック「Fists of the Gadgets」にて大量の「炎星」新規カードが登場しました。これらのカードについても解説を行い、お試しデッキレシピにも反映させています。今までとデッキの形が変わりかねないくらいの新規であることは気に留めておいてください。
デッキコンセプト紹介
【炎星】は永続魔法、永続罠を活用した獣戦士族モンスターによるコントロール寄りのビートダウンデッキです。
「炎星」モンスターと「炎舞」魔法・罠で構成されており、「炎星」モンスターはフィールドに存在する「炎舞」をコストに様々な効果を発動します。これだけではどうしてもコストの方が重く見えてしまいますが、リンクモンスターである《炎星仙-ワシンジン》の効果でコストを踏み倒して効果を発動できるようになりました。
《炎星仙-ワシンジン》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1700 /
獣戦士族モンスター2体
自分は「炎星仙-ワシンジン」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が「炎星」モンスターの効果を発動する場合、自分の手札・フィールドの「炎星」カード及び「炎舞」カードを墓地へ送らずに発動する事もできる。
②:自分のフィールド・墓地の「炎舞」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、デッキから「炎星」モンスター1体を墓地へ送る。
【LINK-2:左下/右下】
ワシンジンを立てるまではフィールドの「炎星」「炎舞」を墓地へ送る必要がありますが、これが場に出た瞬間にデッキの性格が大きく変わります。これから様々なカードを紹介していきますが、ワシンジンの①の効果でコストを踏み倒せる場合もある、ということを念頭にご覧ください。
「炎星」主要カード紹介
該当するカードはかなり多いのでその中でもメインとなるものを紹介します。
「炎星」モンスターカード
《暗炎星-ユウシ》
《暗炎星-ユウシ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1600 / 守1200
1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
相手に戦闘ダメージを与えた場合にデッキから「炎舞」魔法カードをセットできます。攻撃力は1600と低めですが、それをサポートする「炎舞」魔法罠は獣戦士族の攻撃力を上げる効果もあるので達成することはさほど難しくはありません。盤面によっては戦闘が難しいこともありますが、二つの効果がうまくかみ合っている基本的な炎星モンスターです。
《勇炎星-エンショウ》
《勇炎星-エンショウ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1600 / 守1000
1ターンに1度、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
先程のユウシとはやや異なり戦闘破壊の必要はありますが、守備表示モンスターを相手した場合ではこちらに軍配が上がります。あちらは「炎舞」を墓地へ送ることでフィールドのモンスターを破壊しますがこちらはフィールドの魔法・罠が破壊できます。
《微炎星-リュウシシン》
《微炎星-リュウシシン》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1800 / 守400
1ターンに1度、自分が「炎舞」と名のついた魔法・罠カードを発動した場合、デッキから「炎舞」と名のついた罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード2枚を墓地へ送って発動できる。自分の墓地から「微炎星-リュウシシン」以外の「炎星」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
フィールドにいる時に自分が「炎舞」を発動したらデッキから「炎舞」罠カードをセットすることができます。この効果は相手ターンでも問題なく使えるため、相手ターンに「炎舞」罠を発動したらまたデッキから「炎舞」罠を伏せられます。ワシンジンが場にいれば二つ目の効果が燦然と輝きだします。
《Brotherhood of the Fire Fist – Elephant》
《Brotherhood of the Fire Fist – Elephant》
【効果モンスター】
レベル4/炎属性/獣戦士族/ATK1000/DEF1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分フィールドの表側表示の「炎舞」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。手札から「Brotherhood of the Fire Fist – Elephant」以外の「炎星」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分の墓地の「炎舞」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに戻し、デッキからレベル5以上の「炎星」モンスター1体を手札に加える。
召喚・特殊召喚時にフィールドの「炎舞」を墓地へ送ることで手札から更なる「炎星」の展開を行うことができます。もともと「炎舞」カードの多くは発動した地点で仕事の九割を終えるためこの効果でリリースしてもさほど問題はないでしょう。また、墓地の「炎舞」をデッキに戻してレベル5以上の「炎星」を手札に加える効果は「炎星」サーチだけでなく、使用済みの「炎舞」をデッキに戻して再利用する目的もあります。
《殺炎星-ブルキ》
《殺炎星-ブルキ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1700 / 守1000
このカードが墓地に存在する場合、手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、「炎星」または「炎舞」と名のついたカードを合計2枚墓地へ送って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。「殺炎星-ブルキ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
墓地に存在する場合、自分フィールドの「炎星」か「炎舞」を2枚墓地へ送ることで場に特殊召喚することが出来ます。このままではコストが重いですが、ワシンジンの登場によって非常に扱いやすくなりました。コストを踏み倒すだけでなく、ワシンジンの②の効果でデッキから直接墓地へ落とせるようになったので相性は抜群です。
《猛炎星-テンレイ》
《猛炎星-テンレイ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1100 / 守2000
このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、デッキから「猛炎星-テンレイ」以外の「炎星」と名のついたレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。
このカードが「炎星」と名のついたシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
このカード自身だけでは何もできませんが他のカードと組み合わせることによってアドバンテージを得ることが出来ます。その中でも《レッド・リゾネーター》との相性は最高で、あちらの効果でこのカードを特殊召喚して《炎星候-ホウシン》をシンクロ召喚することで宇宙が広がります。
《捷炎星-セイヴン》
《捷炎星-セイヴン》
【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / 獣戦士族 / 攻200 / 守1800
このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の「炎舞」と名のついた魔法・罠カードは相手のカードの効果では破壊されない。
緩い条件でデッキから「炎舞」魔法カードをセットすることができます。場合の効果ですので、カードの効果だけでなくシンクロ・リンク召喚にも対応しています。リンクモンスターの登場で一つ目の効果が使いやすくなりましたが、二つ目の「炎舞」を守る効果も優秀なので状況によって二つの効果を使い分けていきましょう。
《立炎星-トウケイ》
《立炎星-トウケイ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1500 / 守100
このカードが「炎星」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、デッキから「炎星」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。「立炎星-トウケイ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。
一つ目の効果は《微炎星-リュウシシン》やシンクロモンスターの《炎星候-ホウシン》によって条件を満たすことが出来ます。また、二つ目の「炎舞」を入れ替える効果はワシンジンの存在があればより強力に作用し、デッキの回転率を格段に挙げてくれるはずです。
《Brotherhood of the Fire Fist – Ram》
《Brotherhood of the Fire Fist – Ram》
【効果モンスター】
レベル3/炎属性/獣戦士族/ATK800/DEF200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて、自分フィールドの「炎舞」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。デッキからそのカードと名前が異なる「炎舞」魔法・罠カード1枚をセットする。
②:このカードが「炎星」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから同名カードが自分の墓地に存在しない「炎舞」魔法・罠カード1枚をセットする。
海外新規として収録されるこちらの炎星は召喚・特殊召喚成功時にフィールドの「炎舞」魔法・罠カードを増やす効果を持っています。①の効果を使う際に1枚フィールドへ「炎舞」を表側表示で置いておく必要はありますが、それは大して難しくありません。後述するシンクロモンスター《炎星候-ホウシン》の効果で場に出せばヤバ過ぎて宇宙猫になります。
《Brotherhood of the Fire Fist – Panda》
《Brotherhood of the Fire Fist – Panda》
【効果モンスター】
レベル5/炎属性/獣戦士族/ATK2100/DEF400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分が「炎舞」魔法・罠カードを発動した場合に発動できる(ダメージステップを除く)。手札からこのカードを特殊召喚する。その後、墓地から「Brotherhood of the Fire Fist – Panda」以外の「炎星」モンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動したターン自分は「炎星」モンスター以外のモンスターを特殊召喚できない。
②:自分フィールドの「炎星」モンスターが相手の効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドの表側表示の「炎舞」魔法・罠カード1枚を墓地に送る事ができる。
「炎舞」を発動した場合に手札から特殊召喚し、墓地から「炎星」を1体特殊召喚出来ます。「炎星」しか特殊召喚できない制限はつきますが、それはあまり問題ではありません。優秀なのは自分の「炎星」が破壊される場合に「炎舞」を身代わりにも墓地へ送ることができる効果で、これによって相手の攻撃をいくらかいなすことが可能となります。
《Brotherhood of the Fire Fist – Eland》
《Brotherhood of the Fire Fist – Eland》
【儀式・効果モンスター】
レベル6/炎属性/獣戦士族/ATK2400/DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
「Formación de Fuego – Domei」により降臨。
①:手札からモンスター1体を捨てて発動できる。デッキ・墓地から「炎舞」魔法・罠カード1枚をセットする。
②:相手がモンスター効果を発動した時、自分フィールドの「Brotherhood of the Fire Fist – Eland」以外の表側表示の「炎星」・「炎舞」カード1枚を墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
専用の儀式効果を持つ「炎舞」から儀式召喚できる儀式モンスターです。相手のモンスター効果が発動したのを自分フィールドの「炎星」「炎舞」1枚を墓地へ送ることで無効にすることができ、自分ターンの安全な展開だけでなく相手の展開の妨害も行えるようになりました。特に【炎星】でこういったカードは今までなかったので嬉しい限りです。
《Brotherhood of the Fire Fist – Swan》
《Brotherhood of the Fire Fist – Swan》
【融合・効果モンスター】
レベル8/炎属性/獣戦士族/ATK2600/DEF2200
獣戦士族モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドの「炎舞」魔法・罠カードの数×200のダメージを相手に与える。
②:自分・相手のバトルフェイズに、自分フィールドの表側表示の「炎舞」魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
特に融合魔法側に指定はありませんが、【炎星】では融合効果を持つ「炎舞」カードによって融合召喚を行えるようになりました。素材の方もかなり緩いため《熱血獣士ウルフバーク》など他の獣戦士族モンスターを「炎星」に変換することもできます。特殊召喚時のバーン、お互いのバトルフェイズの破壊効果はとても頼りになる効果でしょう。破壊代用効果を持つ《Brotherhood of the Fire Fist – Panda》を横に並べておけば布陣はより盤石になります。
《炎星候-ホウシン》
《炎星候-ホウシン》
【 シンクロモンスター 】
星 6 / 炎 / 獣戦士族 / 攻2200 / 守2200
炎属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、デッキから炎属性・レベル3モンスター1体を特殊召喚できる。また、このカードがシンクロ召喚に成功したターン、自分はレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない。
基本的には2+4か3+3の組み合わせで出すことになりますが、【4軸炎星】に寄せた構築だと《レッド・リゾネーター》とレベル4炎星でシンクロ召喚することになります。先程も挙げた《レッド・リゾネーター》《猛炎星-テンレイ》の2枚の相性は凄まじく、テンレイの効果でデッキから「炎舞」魔法をセットしながらデッキからレベル3モンスターを特殊召喚できます。ここで《捷炎星-セイヴン》《立炎星-トウケイ》を出せば宇宙が爆発しますよ。
《魁炎星王-ソウコ》
《魁炎星王-ソウコ》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻2200 / 守1800
獣戦士族レベル4モンスター×2
このカードをエクシーズ召喚した時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚をセットできる。
また、1ターンに1度、このカードをエクシーズ素材を1つ取り除く事で、獣戦士族以外のフィールド上の全ての効果モンスターの効果を相手ターン終了時まで無効にする。
このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分フィールド上の表側表示の「炎舞」と名のついた魔法・罠カード3枚を墓地へ送る事で、同じ攻撃力を持つレベル4以下の獣戦士族モンスター2体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
【4軸炎星】におけるエースモンスターとなります。エクシーズ召喚時の効果で「炎舞」をセットする効果が強いことにはもはや言葉も要らず、素材を取り除いた時の効果で獣戦士族以外のモンスター効果を全て無効にできるのも強烈です。墓地へ送られた時の蘇生効果をワシンジンで踏み倒せるのは強力ですが、タイミングを逃す可能性もあるので自分で破壊するならば《暗炎星-ユウシ》を使うのが丸いでしょう。
《間炎星-コウカンショウ》
《間炎星-コウカンショウ》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1800 / 守2200
「炎星」と名のついたレベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。自分のフィールド上・墓地の「炎星」または「炎舞」と名のついたカード合計2枚と、相手の墓地または相手フィールド上に表側表示で存在するカード合計2枚を選択して持ち主のデッキに戻す。「間炎星-コウカンショウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
素材を2つ取り除くことで自分フィールド・墓地の「炎星」「炎舞」2枚と相手の墓地か相手フィールドの表側表示カード2枚を選択してデッキバウンスします。一度きりの効果ですが、海外新規の登場により効果を使用したコウカンショウをリンクモンスターへ変える動きもできるようになりました。
「炎舞」魔法・罠カード
《炎舞-「天璣」》
《炎舞-「天璣」》
【 永続魔法 】
このカードの発動時に、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。「炎舞-「天璣」」は1ターンに1枚しか発動できない。
まちがいない。
《炎舞-「天枢」》
《炎舞-「天枢」》
【 永続魔法 】
このカードがフィールド上に存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、自分は通常召喚に加えて獣戦士族モンスター1体を召喚できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。「炎舞-「天枢」」は1ターンに1枚しか発動できない。
いいぞ。
《炎舞-「揺光」》
《炎舞-「揺光」》
【 永続魔法 】
このカードの発動時に相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する事ができる。その場合、自分の手札から獣戦士族モンスター1体を捨て、選択したカードを破壊する。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。
うん。
《Fire Fortress atop Liang Peak》
《Fire Fortress atop Liang Peak》
【フィールド魔法】
このカードは「炎舞」カードとして扱う。
①:「炎星」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに炎星カウンターを1つ置く。
②:1ターンに1度、自分フィールドから炎星カウンターを取り除き、以下の効果から1つ選んで発動する。
●2個:このターン自分の獣戦士族モンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
●6個:デッキから獣戦士族モンスター1体を手札に加える。
●10個:デッキ・EXデッキから獣戦士族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
おおっ……!
《Fire Formation – Domei》
《Fire Formation – Domei》
【永続魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から獣戦士族の儀式モンスター1体を儀式召喚する。
②:表側表示のこのカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、墓地の「炎星」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
ふぅん……
《Fire Formation – Ingen》
《Fire Formation – Ingen》
【永続魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・フィールドから獣戦士族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②表側表示のこのカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、墓地の「炎星」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
ほうほう。
《炎舞-「天璇」》
《炎舞-「天璇」》
【 永続罠 】
このカードの発動時に、自分フィールド上の獣戦士族モンスター1体を選択する。選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
やるじゃない。
《Ultimate Fire Formation – Sinto》
《Ultimate Fire Formation – Sinto》
【カウンター罠】
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
①:自分フィールドに「炎星」モンスター及び「炎舞」魔法・罠カードが表側表示で存在し、魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
んんぅ……!
ここまでのおさらい
沢山の「炎星」「炎舞」を操りながら戦う熱きテーマですが、ここまで見た中でなんとなくその強さが分かって来たでしょうか? 実際に回すところを見ればもっとその強さが分かるようになります。ということで、ここまでのことを3点にまとめると……
- 「炎星」モンスターと「炎舞」魔法罠のシナジーで戦うデッキ
- あらゆる召喚法を駆使して大量展開・制圧を目指せ!
- 儀式体・カウンター罠でマストカウンターを沈めろ!
ソウコの効果無効やコウカンショウのデッキバウンス、儀式体の効果無効や融合体の破壊効果は相手フィールドへ大きな打撃を与えます。また、新規のリンクモンスターを立てることでより攻撃的な態度に出ることもできるようになりました。これによってビートダウンの速度も格段に上昇し、勝負を決めることが簡単になりましたね。
「炎星」カテゴリ外カード紹介
《レッド・リゾネーター》
《レッド・リゾネーター》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 炎 / 悪魔族 / 攻600 / 守200
「レッド・リゾネーター」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力分だけ自分はLPを回復する。
まちがいねぇ! こいつはつえぇ!
《熱血獣士ウルフバーク》
《熱血獣士ウルフバーク》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1600 / 守1200
自分の墓地の獣戦士族・炎属性・レベル4モンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。「熱血獣士ウルフバーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
かなり厳しい条件ですが、レベル4の「炎星」モンスターであるならばこのカードで墓地から特殊召喚できます。効果は無効になってしまいますがエクシーズ召喚・リンク召喚は問題なく行えますね。また、このカード自身も炎星と同じステータスをしているのでワシンジンやソウコを出すことにも使えます。
《獣神ヴァルカン》
《獣神ヴァルカン》
【 シンクロモンスター 】
星 6 / 炎 / 獣戦士族 / 攻2000 / 守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分及び相手フィールド上に表側表示で存在するカードを1枚ずつ選択して手札に戻す。このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード及びそれらの同名カードの効果を発動できない。「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
自分フィールドで表側表示になっている《炎舞-「天璣」》等をバウンスしながら相手フィールドのカードを手札に戻すことが出来ます。炎属性、獣戦士族と「炎星」とも相性が良く、様々な展開に貢献することもできます。デメリットこそありますが、「炎舞」魔法罠は1ターンに1度しか発動できないのでさほど気になりません。
デッキレシピ
※デッキレシピ画像は海外新規の来日後に更新します。
「炎星」お試しデッキ
【メインデッキ】
2 暗炎星-ユウシ
1 勇炎星-エンショウ
2 微炎星-リュウシシン
1 殺炎星-ブルキ
1 猛炎星-テンレイ
1 捷炎星-セイヴン
1 立炎星-トウケイ
3 Brotherhood of the Fire Fist – Ram
3 Brotherhood of the Fire Fist – Elephant
2 Brotherhood of the Fire Fist – Panda
1 Brotherhood of the Fire Fist – Eland
3 レッド・リゾネーター
1 熱血獣士ウルフバーク
2 灰流うらら
3 炎舞-「天璣」
2 炎舞-「天枢」
1 炎舞-「揺光」
2 Fire Formation – Domei
2 Fire Formation – Ingen
1 Fire Fortress atop Liang Peak
1 ハーピィの羽根箒
1 炎舞-「天璇」
1 炎舞-「天権」
2 Ultimate Fire Formation – Sinto
【エクストラデッキ】
3 炎星仙-ワシンジン
3 Brotherhood of the Fire Fist - Peacock
2 Brotherhood of the Fire Fist - Swan
2 間炎星-コウカンショウ
2 魁炎星王-ソウコ
1 ドリトル・キメラ
1 励輝士 ヴェルズビュート
まとめ
8期から存在する「炎星」デッキは永続魔法・永続罠を管理しながら戦う面白い動きのデッキでした。しかし時代の流れもあり、速度が追いつけなくなったところへワシンジンが現れます。ワシンジンの効果でコストを踏み倒せるようになった【炎星】はかつてから抑えていた力を解放し、フルパワーで凄まじい展開力を見せるようになりました。
そして最近になり、更に攻撃的なリンクモンスターも登場します。純粋な「炎星」新規である彼女はコントロール奪取という新たな武器を引っ提げてやってきたわけです。彼女に続くように融合・儀式・新規「炎舞」カードまで登場することとなり、まさしく炎が燃え盛るばかりの勢いとなっております。
長らく強化されてこなかった鬱憤を晴らすがごとく爆発し続ける【炎星】。
あなたが組むべき時が来たかもしれません。宇宙最強の力を手にするのは今だ!
コメントはまだありません