【遊戯王】光と闇を行き来する旅 「Dream Mirror」カード紹介
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デッキ紹介, 遊戯王
- Tags: Dream Mirror, フィールド魔法

目次
はじめに
もうすぐ「EXTRA PACK 2019」が発売されます。海外で先行登場したテーマが収録されるため多くのデュエリストが楽しみにしているこのパックですが、こちらでいろいろなテーマが来日している中でもTCGでは新しいテーマが生まれつつあります。
TCG版「Rising Rampage」にて登場したテーマ「Dream Mirror」もその一つです。日本にやって来るにはもう一年程待つことにはなりますが、現在判明している数少ないカードを見ても今までの遊戯王にはなかった面白い動きと効果を持っていますね。
先んずれば人を制す。
ここで未来の遊戯王をちょっとだけ覗いてみましょう。もし「どうしても今欲しい!!!」という人がいるならば海外版のパックを購入されてはいかがでしょうか?
デッキコンセプト紹介
現状判明しているカードから判断すると【Dream Mirror】は「コントロールもできるビートダウン」デッキとなります。もちろん今後出てくるカードでデッキの内容が変わることも大いにありますね。
特徴的なのは《Dream Mirror of Joy》《Dream Mirror of Terror》と2枚のフィールド魔法を切り替えながら戦っていく、というスタイル。既存のカテゴリでは【トラミッド】が3枚のフィールド魔法を張り替えながら戦っていくデッキとして存在しますが、【Dream Mirror】はスイッチのオンオフを切り替える如くフィールドも張り替えていきます。
モンスターの効果を見てみるとこの通りです。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「Dream Mirror」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合(固有効果)
(2):フィールドゾーンに「Dream Mirror of Joy / Terror」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。デッキから「(対応する光属性 / 闇属性モンスター)」1体を特殊召喚する。
光のフィールド魔法である《Dream Mirror of Joy》、そして闇のフィールド魔法である《Dream Mirror of Terror》。それらが切り替わるのをきっかけにモンスターも光から闇へ、闇から光へと姿を変えていき、特殊召喚時の固有効果でアドバンテージを稼いでいくこととなります。
「Dream Mirror」カード紹介
※まだ日本語版のカードは登場していないため、効果に関してはwikiの情報を引用させていただきます。
《Dream Mirror of Joy》/《Dream Mirror of Terror》

《Dream Mirror of Joy》
【フィールド魔法】
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のエンドフェイズにこのカードを除外して発動できる。手札・デッキから「Dream Mirror Terror」1枚を発動する。
(2):自分フィールドに光属性の「Dream Mirror」モンスターが存在する限り、自分フィールドのレベルが一番高い「Dream Mirror」モンスター以外の自分の「Dream Mirror」モンスターを、相手は攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。

《Dream Mirror of Terror》
【フィールド魔法】
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のエンドフェイズにこのカードを除外して発動できる。手札・デッキから「Dream Mirror Joy」1枚を発動する。
(2):自分フィールドに闇属性の「Dream Mirror」モンスターが存在する場合、相手がモンスターを特殊召喚する度に、相手に300ダメージを与える。
この2枚のカードはお互いに対応しており、自分・相手のエンドフェイズに自身の効果でもう1枚の方を発動させることが出来ます。また、(2)の効果として相手の動きをある程度制約する効果があり、モンスター効果と組み合わせることで盤面のコントロールを行うこともできますよ。「Dream Mirror」モンスターの特殊召喚効果を発動するための条件にもなります。
《Ikeros, the Dream Mirror Sprite》 / 《Ikeros, the Dream Mirror Mara》

《Ikeros, the Dream Mirror Sprite》
【効果モンスター】
星1/光属性/天使族/攻 0/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「Dream Mirror」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「Ikelos, the Dream Mirror Sprite」以外の「Dream Mirror」カード1枚を手札に加える。
(2):フィールドゾーンに「Dream Mirror of Terror」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。デッキから「Ikelos, the Dream Mirror Mara」1体を特殊召喚する。

《Ikeros, the Dream Mirror Mara》
【効果モンスター】
星1/闇属性/天使族/攻 500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「Dream Mirror」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札から「Ikelos, the Dream Mirror Mara」以外の「Dream Mirror」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):フィールドゾーンに「Dream Mirror of Joy」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。デッキから「Ikelos, the Dream Mirror Sprite」1体を特殊召喚する。
デッキからの「Dream Mirror」サーチ、手札からの特殊召喚を担当するのがこの2枚です。お互いに対応しているため《Ikeros, the Dream Mirror Sprite》の効果で手札に加えたカードを《Ikeros, the Dream Mirror Mara》の効果で展開することができます。
《Morpheus, the Dream Mirror White Knight》 / 《Morpheus, the Dream Mirror Black Knight》

《Morpheus, the Dream Mirror White Knight》
【効果モンスター】
星8/光属性/戦士族/攻1000/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「Dream Mirror」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):フィールドゾーンに「Dream Mirror of Terror」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。デッキから「Morpheus, the Dream Mirror Black Knight」1体を特殊召喚する。

《Morpheus, the Dream Mirror Black Knight》
【効果モンスター】
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「Dream Mirror」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):フィールドゾーンに「Dream Mirror of Joy」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにこのカードをリリースして発動できる。デッキから「Morpheus, the Dream Mirror White Knight」1体を特殊召喚する。
ステータス的にはこのデッキにおける防御、攻撃を担当することになります。光側が自身への破壊耐性付与を行うのに対して闇側はフィールドのカードを1枚破壊します。最上級モンスターですが《Ikeros, the Dream Mirror Mara》の効果で容易に手札から特殊召喚することが出来ます。
《Dream Mirror Fantasy》

《Dream Mirror Fantasy》
【通常罠】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「Dream Mirror」モンスターが存在する場合、除外されている自分の、「Dream Mirror of Joy」と「Dream Mirror of Terror」を1枚ずつ対象として発動できる。そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード1枚を選んで除外する。
(2):自分フィールドの「Dream Mirror」カードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
張り替えによってリソースが切れやすい両フィールド魔法をデッキに戻しながらフィールドのカードを除外することが出来ます。発動後も墓地のこのカードを除外することで自分の「Dream Mirror」モンスターを破壊から守ることが出来るため無駄はありません。
ここまでのおさらい
まだ登場しているカードは少ないですが、2枚のフィールド魔法を切り替えながら戦う、というスタイルはこれまでにない動きであり、今後もその動きをするタイプのカードが沢山現れることでしょう。現状できることもまだ多くはありませんがそれでもポイントをまとめてみます。
- 【Dream Mirror】は2枚のフィールド魔法を切り替えながら戦うデッキ。
- 「Dream Mirror」モンスターも光と闇で分かれ、フィールド魔法の状況によって自身をリリースすることで対応するモンスターを特殊召喚できる。
- 戦闘で押していくことはまだ苦手だが、モンスター・罠で盤面のコントロールが行える。
冒頭でも述べましたが、このテーマはまだ世に出たばかりで発展途上にあります。海外での新規カード情報に目を光らせながら、いずれやってくる来日に備えて必要なものや対策を考えておきたいですね。
まとめ
前述の通り、フィールド魔法を張り替えながら戦うテーマは既に【トラミッド】というものがあり、あちらはフィールド魔法でモンスターに様々な強化・耐性付与を与えながら相手の行動をいなしたり攻勢を強めたりしながらエースモンスターの特殊召喚を狙います。
今回の【Dream Mirror】はモンスター効果の為にフィールド魔法を切り替える感じですが、切り替えるタイミングの問題もあって【トラミッド】とはまた全然違う運用方法になるかと思われますね。また、種族が一つのものに統一しているものではないためか既存のカードでのサポートは簡単ではありません。
どっちにしろ今後の情報次第、ということになりますが……
大変興味深いテーマであるため、当サイトでも新規情報は追いかけていきますよ!
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