戦場に咲きし英雄の物語「戦華」デッキ紹介
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デッキ紹介, 遊戯王
- Tags: ETERNITY CODE, IGNITION ASSAULT, RISE OF THE DUELIST, 戦華

「IGNITION ASSAULT」特集
《万物創世龍》についてはこちら
【@イグニスター】はこちら
【カラクリ】はこちら
【先史遺産】はこちら
【ギミック・パペット】はこちら
【ダイソン・スフィア】はこちら
【紋章獣】はこちら
【戦華】はここ
【メガリス】はこちら
【ゴーストリック】はこちら
【閃刀姫】はこちら
【魔妖】はこちら
目次
はじめに
2019年10月12日発売の「IGNITION ASSAULT」に収録される新規テーマ「戦華」はかの有名な三国志演義をモチーフとした獣戦士族テーマです。水滸伝をモチーフとしていた「炎星」とは同じ獣戦士族で、絵柄もなんだか似ているので親近感が湧いてきますね。
そんな「戦華」デッキですが、「炎舞」を含めた既存の獣戦士族サポートが手厚いせいかカテゴリ内のカードでそこまで強い方向性は今のところ見当たりません。しかしやりたいことは見えてくるため、それをこれから確認してみましょう。
単純に言うと「横に並べると強い」テーマです。
昔ながらのビートダウンが出来そうですね。楽しくなってきましたよ。
デッキコンセプト紹介
【戦華】は「獣戦士族モンスターによるビートダウンテーマ」です。その中でも「巻き返し」を得意としており、相手フィールドのモンスターが多ければ多い程力を発揮します。属性は水属性・風属性・火属性の3種類に分かれており、カードの中にはそれを参照するものもありますね。また、モンスター効果も属性ごとに特徴があり、それは以下のようになっています。
水属性:自分の他の「戦華」モンスターが効果を発動した場合に発動できる効果
風属性:相手モンスターが自分モンスターより多い場合に発動できる効果
火属性:相手フィールドのカードが破壊された場合に発動できる効果
おそらくこのカテゴリは「炎星」と組み合わせることでより強力になるのを想定しているでしょうが、この記事ではとりあえず「戦華」単体でどんなことができるかを考えていきます。勿論【炎星戦華】は十分に選択肢に入り得るものであるため、気になる方はそちらも考えてみてください。
「戦華」カテゴリカード
数ある「戦華」モンスターを水→風→火属性、と紹介していきますが、最初にアドバンテージの起点となる風属性の「戦華」モンスター3枚を紹介してから水属性の「戦華」を紹介します。
「戦華」モンスターカード
《戦華の徳-劉玄》

《戦華の徳-劉玄》
【 効果モンスター 】
星4 / 風属性 / 獣戦士族 / 攻1400 / 守1200
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
②:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「戦華の徳-劉玄」以外の「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカード以外の自分の「戦華」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
相手フィールドのモンスターが多い時、手札かフィールドのカード1枚を墓地へ送ってデッキから「戦華」を特殊召喚することができます。このデッキでは展開の要であるため優先的に場に出して維持しておきたいところです。ドロー効果も優秀で、このデッキに於いて一番の活躍を見せる「戦華」と言っても過言ではないでしょう。
《戦華の智-諸葛孔》

《戦華の智-諸葛孔》
【 効果モンスター 】
星 4 / 風 / 獣戦士族 / 攻1000 / 守2000
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが「戦華」カードの効果でデッキから手札に加わった場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:魔法・罠カードが発動した時、自分フィールドの表側表示の「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にする。
③:自分フィールドに「戦華の徳-劉玄」が存在し、モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にする。
《戦華の徳-劉玄》とがっちり噛み合う効果を持っているのがこちら。後述の「戦華」リンクモンスターもこのカードがあれば簡単にリンク召喚でき、そうしなくとも場に維持するだけで②③の制圧効果を使うことができます。
《戦華盟将-双龍》

《戦華盟将-双龍》
【 リンクモンスター 】
リンク2 / 風属性 / 獣戦士族 / 攻1100
【リンクマーカー:左下/右下】
風属性の「戦華」モンスターを含む獣戦士族モンスター2体
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「戦華」カード1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの「戦華」モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
③:自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送り、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
「戦華」モンスターを支える三つの効果はどれも強力の一言に尽きます。
リンク召喚時の「戦華」モンスターのサーチ、盤面全体の攻守アップ、互いのターンに使える手札バウンスはどれも既存の【戦華】に求められていたものでした。リンク召喚することで自分フィールドの「戦華」モンスターを減らせるため、風属性の「戦華」モンスターの効果発動を補助することもできます。
《戦華の仲-孫謀》

《戦華の仲-孫謀》
【 効果モンスター 】
星4 / 水属性 / 獣戦士族 / ATK1800 / DEF1500
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「戦華」モンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
②:自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「戦華の仲-孫謀」以外の「戦華」モンスター1体を手札に加える。
③:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
次点で大きく活躍することになるのがこの「戦華」でしょう。手札・フィールドのカードを「戦華」モンスターに変換できるこのモンスターは事故防止に一役買ってくれるはずです。③のバウンス効果も十分に協力な効果で、場を一気に巻き返すことにも貢献します。
《戦華の美-周公》

《戦華の美-周公》
【 効果モンスター 】
レベル4 / 水属性 / 獣戦士族 / ATK1600 / DEF1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、デッキから「戦華」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
自分フィールドの永続魔法・永続罠カードを「戦華」魔法・罠に変換する効果を持ちます。これによって《リビングデッドの呼び声》といったカードをより有効に使うことができますね。②の効果でモンスターを無効化するのは狙ってやることは難しいですが、他の「戦華」の展開を助けたりビートダウンを行う上では決して無駄な効果ではありません。
《戦華の妙-魯敬》

《戦華の妙-魯敬》
【 効果モンスター 】
レベル4 / 水属性 / 獣戦士族 / ATK700 / DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、そのカードとはカード名が異なる「戦華」魔法・罠カード1枚を自分の墓地から選んで手札に加える。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
《戦華の美-周公》と同じように「戦華」魔法・罠カードを手札に加える効果を持っていますが、こちらは②の効果が相手フィールドの魔法・罠カードの破壊に変わりました。向こうのフィールド魔法やセットカードを破壊する動きを組み込むことができるようになるため、場の状況に応じて《戦華の美-周公》と使い分けることができればいいですね。
《戦華の義-関雲》

《戦華の義-関雲》
【 効果モンスター 】
レベル7 / 風属性 / 獣戦士族 / ATK2500 / DEF1800
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の「戦華」モンスターは相手の効果の対象にならない。
③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
運用としては《ダイナレスラー・パンクラトプス》とほぼ同じになりますが、こちらは自分フィールドの「戦華」に効果対象耐性も与えてくれます。相手フィールドのモンスターを破壊する効果は腐ることは少なく、劣勢からもこのカードを起点に一気に巻き返す、といった芸当も可能です。
《戦華の雄-張徳》

《戦華の雄-張徳》
【 効果モンスター 】
レベル7 / 風属性 / 獣戦士族 / ATK2700 / DEF900
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「戦華」モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードの攻撃力は自分ターンの間、相手フィールドのモンスターの数×300アップする。
③:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
①の特殊召喚効果は初動には貢献しませんが、このカードは最後の詰めの一手として作用します。攻撃力2700超えが手軽に特殊召喚できるのも魅力的ですが、それ以上に2回攻撃効果が強烈。他のカードで切り開いた道のど真ん中を堂々と走り抜けてやりましょう。
《戦華の孟-曹徳》

《戦華の孟-曹徳》
【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 獣戦士族 / 攻3000 / 守2500
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分フィールドに他の「戦華」モンスターが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
相手フィールドのカードが破壊されたのに乗じて場に特殊召喚でき、戦闘破壊できれば③の効果で相手モンスターを自分のフィールドへ特殊召喚できます。特殊召喚条件の容易さに対して得られるアドバンテージが大きいため、一度優勢になった局面から一気に勝利まで押し切れます。
《戦華の来-張遠》

《戦華の来-張遠》
【 効果モンスター 】
星 6 / 炎 / 獣戦士族 / 攻2300 / 守2000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の「戦華」モンスターが相手の表側表示モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その相手モンスターの攻撃力を1000ダウンする。
②:このカード以外の自分の「戦華」モンスターは戦闘では破壊されない。
③:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
自分の「戦華」モンスターの戦闘をサポートする①の効果はコンバットトリックとして優れており、そのまま戦闘破壊できれば直ちに③の効果で相手の盤面を1枚分追加で荒らすことができます。②の効果で自分のモンスターを戦闘破壊から守れるため、先に攻撃力の低いモンスターで攻撃してこのカードの①効果を発動・特殊召喚してから別のモンスターで戦闘破壊する、といった小細工も可能です。
《戦華の詭-賈文》

《戦華の詭-賈文》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1100 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター2体を選び、その攻撃力をターン終了時まで半分にする。
②:相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、「戦華の詭-賈文」以外の自分の墓地の「戦華」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
①の効果で相手フィールドのモンスターを弱体化させ、その際に充てたコストを②の効果で回収することができる、といった仕様です。実際は《戦華の来-張徳》といった戦闘補助カードを駆使していくわけですが、何かとコストでカードを墓地へ送る【戦華】においては役に立つ効果でしょう。
同じ墓地回収効果を持つ《戦華の妙-魯敬》と比べると、あちらは自分フィールドの永続魔法・永続罠カードを墓地へ送ることで墓地の「戦華」モンスターを回収できることに対し、こちらは相手フィールドのカードが破壊される時に墓地の「戦華」カードをなんでも回収できます。また、魯敬は魔法・罠を破壊でき、こちらは相手モンスターの戦闘破壊を補助します。一長一短で使い分けましょう。
「戦華」魔法・罠カード
《戦華史略-三顧礼迎》

《戦華史略-三顧礼迎》
【 永続魔法 】
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られる。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに、自分が「戦華」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「戦華」モンスター1体をデッキから手札に加える。
②:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。手札から「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
「戦華」の召喚・特殊召喚成功時にデッキから「戦華」を手札に加えることができるほか、魔法・罠カードゾーンから墓地へ送られた場合に手札の「戦華」を特殊召喚することができます。②の効果は「戦華」モンスターのサーチ効果のコストとして非常に有用で、特に《戦華の仲-孫謀》でサーチした「戦華」をすぐさま特殊召喚できるのは大きいですね。
《戦華史略-孫劉同盟》

《戦華史略-孫劉同盟》
【 永続魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「戦華」モンスターの属性が2種類以上の場合、属性を1つ宣言して発動できる。宣言した属性を持つ相手フィールドの全てのモンスターはターン終了時まで効果を発動できない。
②:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、または自分が「戦華」モンスターの効果を発動した場合に発動できる。自分フィールドの全ての「戦華」モンスターの攻撃力はターン終了時まで、自分フィールドの「戦華」モンスターの数×300アップする。
「戦華」版《真竜皇 V.F.D.》のような永続魔法ですが、ちょっと条件が複雑なので発動できれば儲けもの、という気持ちでいた方がよいでしょう。②の効果は自分フィールドの「戦華」の攻撃力を爆発的に引き上げられるため、基本的にはこちらを運用することになります。状況によってはそのままワンキルに持ち込むこともできますよ。
《戦華史略-十万之矢》

《戦華史略-十万之矢》
【 永続魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体と自分フィールドの「戦華」モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分その自分のモンスターの攻撃力をアップする。
②:自分フィールドの「戦華」モンスターの属性が2種類以上で、このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから「戦華史略-十万之矢」以外の「戦華」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
あの有名なエピソードがそのままの効果でカード化されました。敵の攻撃力を吸収して味方を強化する効果は「戦華」の戦闘面の強力なサポートになります。また、条件さえ整えば「戦華」のコストに充てた際に②の効果で「戦華」永続魔法・永続罠カードを表側表示で置けるため、《戦華史略-三顧礼迎》といったカードを早めに揃えることもできるでしょう。
《戦華史略-東南之風》

《戦華史略-東南之風》
【 永続魔法 】
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られる。
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。コイントスを1回行う。表だった場合、このカードを墓地へ送る。
②:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。このターン自分の「戦華」カードの効果の発動に対して相手は効果を発動できず、自分フィールドの全ての「戦華」効果モンスターはターン終了時まで以下の効果を得る。
●このカードの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
「戦華」にチェーン不可効果を与えるだけでなく、攻撃宣言時に相手の盤面のカードを1枚破壊する効果を付与するとんでもない追い風です。このカード自体は何もアドバンテージは生みませんが展開に絡めることで最終的に恐ろしいアドバンテージの差をもたらします。ただ「戦華」モンスターの効果のコストでこのカードをリリースしてもその効果にチェーンは組まれるため、なるべく早めに魔法&罠ゾーンから墓地へ送って安全を確保したいですね。勿論相手もこのチェーン不可効果を意識してきます。
《戦華史略-長坂の雄》

《戦華史略-長坂の雄》
【 永続罠 】
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の「戦華」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
②:相手のバトルフェイズ開始時に、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。このターン、相手は「戦華」モンスターを攻撃対象に選択できない。
③:相手モンスターの攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
強烈な3つの効果を持った永続罠カードで、発動タイミングはやはり永続魔法には劣りますがそれでも素晴らしい。②の効果は相手ターンで特に効果を持たない「戦華」たちにとって心強い手助けとなります。墓地へ送られても③の効果が活きますし、自分ターンが来たら①の戦闘補助が効いてくる。とてもいいカードです。
ここまでのおさらい
盤面を俯瞰しながら適材適所にカードを運用し、最終的に数で押し切りながらアドバンテージを稼いでいく、そんな「戦華」は昔ながらの横並びビートダウンを進化させた形と言うこともできます。属性ごとに異なる彼らの効果をうまく発動させられるかは扱うデュエリストの腕次第と言ったところです。
これまでに見たカードから【戦華】の特徴をまとめると――
- 【戦華】は獣戦士族モンスターによるビートダウンデッキで、カテゴリ間の強力なシナジーを利用して「戦華」を横に並べていく。
- 「戦華史略」カードで「戦華」モンスターをサポートし、その効果によるサーチ&特殊召喚&破壊効果でアドバンテージを稼げ!
- 多彩な戦闘補助カードで戦いを制し、炎属性「戦華」の追加効果で優勢から勝利へ一直線だ!
冒頭でも述べた通り、このデッキは獣戦士族であるため「炎舞」魔法・罠と組み合わせることでまた強力な動きをすることができます。その事も考えながら、他に相性のいいカードを探してみましょう。
カテゴリ外汎用カード
「炎星」関連カード

《炎舞-「天璣」》
【 永続魔法 】
このカードの発動時に、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。「炎舞-「天璣」」は1ターンに1枚しか発動できない。
獣戦士族テーマで永続魔法・永続罠を使う動きをするテーマと言えば【炎星】。特にそのサポートカードである「炎舞」魔法カードは獣戦士族モンスターをサポートするだけあって【戦華】でも採用することができます。
《強欲で金満な壺》

《強欲で金満な壺》
【 通常魔法 】
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
エクストラデッキのモンスターへの依存度がそこまで高くないこのデッキはその気になればこのカードを搭載することができます。手札の枚数が多ければ強いのは他のデッキもそうですが、特にこのデッキは状況状況に応じて最適な「戦華」を場に出すのが望ましいため相性は悪くありません。
《No.41 泥酔魔獣バグースカ》

《No.41 泥酔魔獣バグースカ》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 地 / 悪魔族 / 攻2100 / 守2000
レベル4モンスター×2
このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎にこのカードのX素材を1つ取り除く。取り除けない場合、このカードを破壊する。
①:攻撃表示のこのカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
②:このカードがモンスターゾーンに守備表示で存在する限り、フィールドの表側表示モンスターは守備表示になり、フィールドの守備表示モンスターが発動した効果は無効化される。
「戦華」モンスターが相手ターンで動けない以上、その辺りを何らかのカードで対策しなければいけませんがその筆頭となるのがこのカード。ランク4モンスターの中でもえげつない制圧効果を持つこのカードは1枚だけでも相手の動きを鈍らせることができるでしょう。
デッキレシピ
メインデッキ
3 戦華の徳-劉玄
3 戦華の智-諸葛孔
3 戦華の仲-孫謀
3 戦華の美-周公
1 戦華の妙-魯敬
2 戦華の義-関雲
2 戦華の雄-張徳
1 戦華の孟-曹徳
1 戦華の来-張遠
3 戦華史略-三顧礼迎
2 戦華史略-孫劉同盟
1 戦華史略-十万之矢
1 戦華史略-東南之風
3 炎舞-「天璣」
1 炎舞-「天枢」
3 強欲で金満な壺
1 死者蘇生
1 ハーピィの羽根帚
3 戦華史略-長坂之雄
2 リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ
3 戦華盟将-双龍
3 魁炎星王-ソウコ
2 No.41 泥酔魔獣バグースカ
1 No.39 希望皇ホープ
1 SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング
まとめ
中国の「三国志演義」を元としたテーマはは実はこれまでなく、初めて三国志が遊戯王にやって来ると聞いて驚きました。カード単体だけならば《急き兎馬》が既にあったのですが、カテゴリとしては今までなかったんですね。
何度か述べている通り、この【戦華】は古典的な「横に並べてぶん殴る」を信条としたテーマであります。そのため「最近の遊戯王は難しくて……」という方でも扱いやすいデッキではないでしょうか。勿論強化する際に頭を捻らないといけない、というのはありますが、エクストラデッキを自由に使えることからその構築の可能性は結構広い印象です。
当然ながら、元ネタの方がが好きでデッキを組むと言う方も満足できるデザインになっていると思います。自分の好きなデッキで遊戯王をするのはとても楽しい事なので、いわゆる「三国志好き」の方もこれを機に目一杯エンジョイしていきましょう!
![]() |
遊戯王 魁炎星王-ソウコ CBLZ-JP048 ウルトラ 【ランクB】 【中古】 価格:360円 |
![]() |
遊戯王カード 戦華の徳-劉玄(ウルトラレア) イグニッション・アサルト IGAS Yugioh! | 遊戯王 カード 効果モンスター 風属性 獣戦士族 ウルトラ レア 価格:70円 |
![]() |
遊戯王カード 戦華の仲-孫謀(スーパーレア) イグニッション・アサルト IGAS Yugioh! | 遊戯王 カード 効果モンスター 水属性 獣戦士族 スーパー レア 価格:70円 |