【遊戯王】其れは幽なる百鬼夜行「魔妖」デッキ紹介

デッキ紹介
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【魔妖】はここ

はじめに

人気の高い種族というとドラゴン族、戦士族、魔法使い族とありますが、それでもアンデット族の人気は他に負けていないでしょう。昔から【アンデシンクロ】【ワイト】等で親しまれていたアンデット族はここ最近になって【不知火】【ヴェンデット】、そしてストラクR「アンデットワールド」を獲得しながらその勢力を拡大しています。

この記事で紹介する【魔妖】もアンデット族カテゴリの一つです。日本の妖怪をモチーフとしている彼らは登場時から何度かの強化を経てアンデット族テーマの中でも名を上げてきました。そんな【魔妖】に新しいカードが登場します。

《逢華妖麗譚-魔妖語》

【速攻魔法】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのアンデット族Sモンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、対象のモンスターと同じ属性のアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

武部ちゃんと妲姫ちゃんの今後が気になって本当は何も手に付かないのですが、ここはうまいこと自分を抑え込んで記事を書いていきます。ということでデッキ紹介行ってみよう。みんな!!!!百合はいいぞ!!!!!!


デッキコンセプト紹介

【魔妖】はアンデット族のシンクロモンスターによるビートダウンを行うテーマで、《麗の魔妖-妲姫》の墓地蘇生効果を生かした連続シンクロ召喚が特徴的なデッキとなっています。

《麗の魔妖-妲姫》

【チューナーモンスター】
星 2 / 炎 / アンデット族 / 攻1000 / 守0

①:「麗の魔妖-妲姫」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、「魔妖」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

「魔妖」シンクロモンスターのレベルは3、5、7、9、11となっており、このカードとレベル1モンスターが場に存在するだけで一気にレベル11のシンクロモンスターまでシンクロ召喚を連続で続けていくことができます。その分エクストラデッキ事情が厳しくなるのは仕方ない事ですが、カテゴリ内のカードで蘇生や帰還が行えるため深刻な問題ではありません。

《麗の魔妖-妲姫》のデメリット効果でエクストラデッキから「魔妖」しか出せなくなりますが、墓地蘇生を使わないターンはその効果は受けません。そのため「魔妖」を展開するターンと汎用カードで展開するターンの両方を想定したデッキ構築にしておく必要があります。


「魔妖」カテゴリ関連カード

※《麗の魔妖-妲姫》は先程示した通りですので解説は省略します。

メインデッキの「魔妖」モンスターカード

《翼の魔妖-波旬》

《翼の魔妖-波旬》

【効果モンスター】
星 1 / 風 / アンデット族 / 攻600 / 守400

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「翼の魔妖-波旬」以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

召喚・特殊召喚成功時にデッキから「魔妖」を特殊召喚することができるため、この効果で《麗の魔妖-妲姫》を特殊召喚してシンクロ召喚を始めたりリンク召喚をしたりするデザインとなります。レベル1なので《ワン・フォー・ワン》で特殊召喚したり、アンデット族自慢の蘇生カードで墓地から蘇生させたりで召喚権を使わずに場に出して「魔妖」をリクルートすることが可能となります。


《氷の魔妖-雪娘》

《氷の魔妖-雪娘》

【効果モンスター】
星 1 / 水 / アンデット族 / 攻0 / 守1900

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「氷の魔妖-雪娘」以外の「魔妖」カードが存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

フィールドに「魔妖」がいると特殊召喚できるレベル1モンスターです。このカードを特殊召喚することで《麗の魔妖-妲姫》と並べやすくすることができますね。そしてついでのようにアンデット族を墓地へ送ることができるため《馬頭鬼》といったアンデット族を支える面々を有効活用することができます。何はともあれ3積みしたいカードですね。


《毒の魔妖-束脛》

《毒の魔妖-束脛》

【チューナーモンスター】
星 2 / 地 / アンデット族 / 攻0 / 守2000

①:「毒の魔妖-束脛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、「毒の魔妖-束脛」以外の自分の「魔妖」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

同じレベル2チューナーである《麗の魔妖-妲姫》と比べるとどうしても見劣りしてしまいますが、墓地に送っておくだけで相手ターンでの対応力を上げることができます。守備力が2000と高いので下級程度だったら戦闘でも耐えられるでしょう。


《轍の魔妖-俥夫》

《轍の魔妖-俥夫》

【効果モンスター】
星 3 / 地 / アンデット族 / 攻1200 / 守400

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「轍の魔妖-俥夫」以外の自分の墓地の「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

場に出した時に墓地から蘇生することができる「魔妖」モンスターですが、このカードが真に輝くのは《翼の魔妖-波旬》と組み合わせた時です。あちらでこのカードを特殊召喚することで、一度の召喚で盤面に3体のモンスターを並べることが可能となります。展開以外にもシンクロモンスターを蘇生できるため、相手ターン中に特殊召喚することで自分のターンでの展開や追撃をサポートすることができますね。


《骸の魔妖-夜叉》

《骸の魔妖-夜叉》

【効果モンスター】
星 5 / 闇 / アンデット族 / 攻2000 / 守0

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカード以外の「魔妖」モンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

手札を1枚捨てて特殊召喚、というと他にも様々なモンスターがありますが、このカードの最大の利点は「魔妖」であること。後述する《魔妖廻天》でサーチできるほか《氷の魔妖-雪女》のリンク素材になれるため、採用する場合はそのことを念頭に置いておきたいものです。《氷の魔妖-雪娘》とは効果が似ている為、盤面の状況や自身の攻撃力、エクストラデッキの「魔妖」率でどちらを使用するかは考えたいですね。


エクストラデッキの「魔妖」モンスターカード

「魔妖」シンクロモンスターは墓地から特殊召喚された場合に効果を発動します。多くのシンクロモンスターは自分よりレベルが2つ高いシンクロモンスターの破壊をトリガーに特殊召喚されますが、それ以外にも《魔妖変生》で相手ターン中に特殊召喚することでその効果を発動させることができます。

《氷の魔妖-雪女》

《氷の魔妖-雪女》

【リンクモンスター】
星 2 / 水 / アンデット族 / 攻1900 /

「魔妖」モンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードのリンク先にSモンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
③:このカードがモンスターゾーンに存在し、自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。
【LINK-2:左下/右下】

「魔妖」しかエクストラデッキしか特殊召喚出来ない、というデメリット下でも場に出せるリンクモンスターとして価値のあるモンスターですね。②の効果で攻撃対象にならない効果はあって場持ちはそこそこいいですが自身の効果破壊には対応できないため、リンクモンスターの破壊をトリガーに特殊召喚できる《骸の魔妖-餓者髑髏》を墓地へ送っておくとある程度はリカバリーをすることができます。


《轍の魔妖-朧車》

《轍の魔妖-朧車》

【シンクロモンスター】
星 3 / 地 / アンデット族 / 攻800 / 守2100

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「轍の魔妖-朧車」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、元々のレベルが5の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

レベル3の「魔妖」シンクロモンスターであるこちらは、墓地から特殊召喚した場合に自分のモンスターの戦闘破壊を防ぐことができます。バトルフェイズ中に特殊召喚することで相手の意表を突くことができるほか、レベルが低くシンクロ素材として墓地へも送られやすいので狙って墓地から特殊召喚したいですね。


《毒の魔妖-土蜘蛛》

《毒の魔妖-土蜘蛛》

【シンクロモンスター】
星 5 / 地 / アンデット族 / 攻2000 / 守1800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「毒の魔妖-土蜘蛛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、元々のレベルが7の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

墓地から特殊召喚した場合に3枚分の墓地肥やしができますが、それは相手も同じこと。相手があまり墓地を重視しないデッキであれば積極的に墓地肥やしをしてもいいかもしれませんが、もし相性が悪かった場合は少し考えて運用したいですね。


《翼の魔妖-天狗》

《翼の魔妖-天狗》

【シンクロモンスター】
星 7 / 風 / アンデット族 / 攻2600 / 守1500

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「翼の魔妖-天狗」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、元々のレベルが9の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。

墓地からの特殊召喚時に相手の魔法・罠カードを破壊することができます。その性質上永続魔法の発動をすぐさま潰すことはできませんが、起動効果を持つものであったら十分に対処可能です。攻撃力もそこそこ高いのでそのままアタッカーに転用させることもできますね。


《麗の魔妖-妖狐》

《麗の魔妖-妖狐》

【シンクロモンスター】
星 9 / 炎 / アンデット族 / 攻2900 / 守2400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「麗の魔妖-妖狐」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、元々のレベルが11の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

墓地から特殊召喚した場合に相手フィールドのモンスター1体を破壊することができます。この辺りだと墓地を経由せずともそのまま盤面に維持することが多くなるため、攻撃力2900のアタッカーとして使うか更にレベル11のシンクロへ繋げるかは状況によりけりでしょう。


《骸の魔妖-餓者髑髏》

《骸の魔妖-餓者髑髏》

【シンクロモンスター】
星 11 / 闇 / アンデット族 / 攻3300 / 守2600

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「骸の魔妖-餓者髑髏」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、自分のリンクモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、表側表示のこのカードは他のカードの効果を受けない。

墓地から蘇生した場合に効果耐性を得ることができ、そのステータスも相まって非常に強力なモンスターになってくれます。「魔妖」シンクロモンスターはシンクロ召喚が容易であるため、ステータスの割には場に出しやすいことも長所の一つでしょう。


《零氷の魔妖-雪女》

《零氷の魔妖-雪女》

【 リンクモンスター 】
星 4 / 水 / アンデット族 / 攻2900 /

アンデット族モンスター2体以上
このカード名の③の効果は1ターンに2度まで使用できる。
①:「零氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、除外されている状態で発動した相手モンスターの効果は無効化される。
③:墓地からモンスターが特殊召喚された場合、または墓地のモンスターの効果が発動した場合、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。

【LINK-4:左/右/左下/右下】

除外・墓地効果を用いるデッキに対してはめっぽう強く出ることが可能なカードです。特に②効果は【不知火】【メタファイズ】だとデッキが機能不全に陥るくらい強烈で、それが刺さらずとも墓地利用をするデッキであれば③効果で攻撃力ゼロ・効果無効の影響を受けます。リンク4と重いモンスターですが【魔妖】では出しづらいわけではありません。


「魔妖」魔法・罠カード

《魔妖廻天》

《魔妖廻天》

【通常魔法】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「魔妖廻天」以外の「魔妖」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。

好きな「魔妖」をサーチしたり墓地送りしたりと幅の広い運用ができるカードですね。モンスターだけでなく魔法・罠カードもサーチできるため、引き込むカードによっては相手への牽制を図ることも出来ます。


《逢華妖麗譚-魔妖語》

《逢華妖麗譚-魔妖語》

【速攻魔法】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのアンデット族Sモンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、対象のモンスターと同じ属性のアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

少々癖の強い効果ですが、墓地または除外されている「魔妖」を特殊召喚する手段として使うことができます。シンクロモンスターを蘇生させることも出来ますが《轍の魔妖-俥夫》を蘇生させてから他のモンスターに繋げる、という流れが望ましいでしょうか。実は【不知火】に入れた方が相性良いっていうカードデザインが私を狂わせる。


《魔妖壊劫》

《魔妖壊劫》

【永続魔法】

このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分の墓地の「魔妖」モンスターの種類×100ダウンする。
②:自分フィールドの表側表示の「魔妖」モンスター1体とこのカードを墓地へ送って発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
③:自分の墓地からこのカードとアンデット族モンスター1体を除外し、自分の墓地の「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

①②③と全てにおいて無駄のないカードです。墓地に「魔妖」を溜めやすいこのデッキでは①の効果で600以上のステータスダウンを狙いやすく、場に置ける枚数制限もないことから場合によっては2枚並べて戦闘で一気に巻き返す運用も可能です。②のドロー変換は「魔妖」のデメリット効果を解除することにも使えますし、墓地へ送られた後も③の蘇生効果で展開の起点となることができます。積めるものなら10枚積みたい。


《魔妖変生》

《魔妖変生》

【通常罠】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の効果の対象にならない。

ただ蘇生するだけなら《戦線復帰》といったカードもありますが、このカードは「魔妖」カードであることと手札コストを用いること、帰還ができることで差別化したいですね。アンデット族モンスターは墓地で効果を発動する者も多いため、それらを墓地へ落としながら「魔妖」の蘇生・帰還ができるこのカードは需要が高くなります。特殊召喚したモンスターが相手の効果の対象にならなくなる点も素晴らしい。


ここまでのおさらい

ストーリー上対立している【不知火】は分かりやすい【アンデシンクロ】の一面を持っているため自然とアンデット族デッキを組む際に組み込まれますが、【魔妖】は自身の持つデメリット効果もあってあまり姿を見ることはありません。それでも根強いファンを持っており、デッキビルドパックで現れてからも何度か強化を受けていました。

連続シンクロからの墓地蘇生、という方向性を持った【魔妖】ですが、そのポイントをまとめると以下のようになります。

  • 【魔妖】はアンデット族シンクロモンスターによるビートダウンテーマ!
  • 《麗の魔妖-妲姫》で連続シンクロを行い、墓地に「魔妖」シンクロモンスターを溜めて特殊召喚!
  • 《魔妖廻天》のサーチ効果で強力なカテゴリサポートを使いこなせ!

アンデット族をサポートするカードには《馬頭鬼》や《ユニゾンビ》といった優秀なカードが多いため、その辺りをデッキに入れていけば自然とレシピは完成します。人によって好き好きはあると思いますので、自分で入れてみたいアンデット族サポートを入れて組んでみてくださいね。


カテゴリ外汎用カード

《精気を吸う骨の塔》

《精気を吸う骨の塔》

【効果モンスター】
星 3 / 闇 / アンデット族 / 攻400 / 守1500

自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、このカードを攻撃する事はできない。アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

連続でシンクロ召喚できる都合上、その気になればこのカードの効果で相手のデッキを大幅に削ることができます。アンデット族モンスターであるため特殊召喚は容易で、かつ【魔妖】は《毒の魔妖-土蜘蛛》の特殊召喚効果でデッキを3枚削れることからそちらに特化させる構築もありますね。


《生者の書-禁断の呪術-》

《生者の書-禁断の呪術-》

【通常魔法】

自分の墓地にあるアンデット族モンスター1体をフィールド上に特殊召喚し、相手の墓地にあるモンスター1体をゲームから除外する。

アンデット族デッキだとよく見る奴ですね。墓地のアンデット族モンスターを蘇生するだけでなく相手の墓地リソースを奪うことができるため、《毒の魔妖-土蜘蛛》とは好相性となります。こちらが墓地肥やしをしながら相手のキーカードを除外することができたらいい感じです。


《逢魔ノ刻》

《逢魔ノ刻》

【通常罠】

①:自分または相手の墓地の通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

シンクロモンスターが墓地に溜まりやすいこのデッキにおいてはこのカードの利用も容易です。魔妖がイラストにも登場しているのも雰囲気が統一されていいですね。百合はいいぞ。


お試しデッキレシピ

メインデッキ
2 麗の魔妖-妲姫
3 翼の魔妖-波旬
3 氷の魔妖-雪娘
1 毒の魔妖-束脛
3 轍の魔妖-俥夫
2 骸の魔妖-夜叉
3 馬頭鬼
3 ユニゾンビ
2 灰流うらら
3 魔妖廻天
3 魔妖壊劫
1 逢華妖麗譚-魔妖語
1 おろかな埋葬
2 ワン・フォー・ワン
3 生者の書-禁断の呪術-
3 魔妖変生
2 逢魔ノ刻

エクストラデッキ
2 轍の魔妖-朧車
2 毒の魔妖-土蜘蛛
2 翼の魔妖-天狗
3 麗の魔妖-妖狐
3 骸の魔妖-餓者髑髏
2 氷の魔妖-雪女
1 零氷の魔妖-雪女


まとめ

【魔妖】に特徴的な連続シンクロ召喚はありそうでなかったもので、最初はエクストラデッキの圧迫やエクストラデッキから「魔妖」以外の特殊召喚を封じるデメリット効果が見られましたが今ではそれも気にならないくらいの強化を貰えました。対立陣営である【不知火】とのストーリーもあるためカードイラスト等の楽しみも増えましたね。

また、アンデット族となると今までの【アンデシンクロ】との差別化がテーマの課題にもなりますが、これは「魔妖」以外の特殊召喚ができなくなる、というデメリット効果でやや強引に解決しています。そういった意味もありこの【魔妖】は他のアンデット族デッキとは全然違った雰囲気が楽しめるデッキに仕上がったわけです。

IGNITION ASSAULTでの新規は【魔妖】というよりは【不知火】に向けたものにも見えますが、もしずっと前に一度組んだことがある、という方はこれを機に組み直してみてはどうでしょうか?


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