新たなる時代の一番槍「ガイア」デッキ紹介

デッキ紹介

はじめに

時代が変わるとガイアが現れる――これは遊戯王でよく言われている事の一つです。
例えば、シンクロ召喚が導入されたばかりの頃に発売された「STARTER DECK(2008)」にはシンクロモンスターである《大地の騎士ガイアナイト》が、そして第7期第2弾の「STARSTRIKE BLAST」には融合モンスターである《地天の騎士ガイアドレイク》、第8期第2弾「GALACTIC OVERLOAD」にはエクシーズモンスターである《迅雷の騎士ガイアドラグーン》、第10期第1弾「CODE OF THE DUELIST」にはリンクモンスターである《電影の騎士ガイアセイバー》が収録されました。

また、第9期には【カオス・ソルジャー】が強化されたついでに新たな「ガイア」モンスターも登場し、「MILLENNIUM PACK」には《天翔の竜騎士ガイア》というかつての融合モンスター《竜騎士ガイア》のリメイクカードも現れていました。ここまでコンスタントに現れ続けていた「ガイア」は第11期の最初にも何らかの形で登場してくれるに違いない、多くのデュエリストがそう思っていた時――

公式がやってくれました。

前々から数を増やしていた「ガイア」モンスターですが、第11期最初のパック「RISE OF THE DUELIST」にて遂に【ガイア】という一つのデッキで現れることになったのです。しかも既存の《天翔の竜騎士ガイア》《螺旋槍殺》をうまく組み込んだ強化になったことから【カオス・ソルジャー】からも独立して本当の【ガイア】となって我々の下にやって来ます。

今までは脇役に徹していた遊戯王の最古参が、満を持しての登場。
その堂々たる姿をしっかりと目に焼き付けましょう。新たなる時代の始まりです。


デッキコンセプト紹介

「ガイア」と名の付くカードは沢山ありますが、今回強化されたデッキは「融合モンスターである《竜騎士ガイア》による守備貫通のビートダウンデッキ」となります。サポートカードである永続魔法の《螺旋槍殺》の存在は大きく、新しく出た融合モンスターも自身の効果で《竜騎士ガイア》になることでその恩恵を受けることができます。

《螺旋槍殺》

【 永続魔法 】

自分フィールド上の「暗黒騎士ガイア」「疾風の暗黒騎士ガイア」「竜騎士ガイア」が守備表示モンスターを攻撃した時、これらのカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を越えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
さらに「竜騎士ガイア」がこの効果で戦闘ダメージを与えた場合、デッキからカードを2枚ドローし、その後手札からカードを1枚捨てる。

《螺旋槍殺》を発動している中《竜騎士ガイア》で相手モンスターへ攻撃を行い、守備貫通ダメージを与えながらこちらはドロー&墓地肥やしを行う、というのがこのデッキの主な戦法になります。これを実現させるために《天翔の竜騎士ガイア》で《螺旋槍殺》をサーチしたりフィールド魔法の《走破するガイア》で融合素材を揃えたりするわけですが、詳しくは個々のカード紹介で触れていきますよ。


「ガイア」主要カード紹介

このデッキにおいて考えるべきなのは主に「ガイア」モンスターとそのサポートカード、そして融合召喚の素材となる「レベル5ドラゴン族モンスター」となります。特に「カース・オブ・ドラゴン」モンスターはとても大事な役割を担っている為、最初に紹介していきます。

「カース・オブ・ドラゴン」モンスター

《カース・オブ・ドラゴン》

《カース・オブ・ドラゴン》

【 通常モンスター 】
星 5 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2000 / 守1500

邪悪なドラゴン。闇の力を使った攻撃は強力だ。

「暗黒騎士ガイア」モンスターの融合相手として長年付き添ってきた「カース・オブ・ドラゴン」モンスターの始祖です。今では《融合派兵》で手札・デッキから特殊召喚できるため、前よりもぐっと使いやすくなっています。


《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》

《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 5 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2000 / 守1500

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのフィールド魔法1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。融合モンスターカードによって決められたこのカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

原作では《森》を焼いていた《カース・オブ・ドラゴン》ですが、リメイクの際にフィールド魔法を破壊できる効果を持って登場したことで原作再現ができるようになりました。同パックには同じリメイクの融合モンスターである《天翔の竜騎士ガイア》が収録されており、②の効果で《融合》を使わずともフィールド上で融合することができます。


《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》

《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》

【 効果モンスター 】
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「竜騎士ガイア」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「竜騎士ガイア」1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、相手フィールドの全ての表側表示のモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。

新たなサポートカードはそのテキストに《竜騎士ガイア》の名前が書かれており、そういったカードを①の効果でサーチすることができるようになりました。《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》と違って自身で融合する効果はありませんが、サーチ先に《螺旋融合》という専用融合カードがあることからこちらでも融合召喚に繋げることができます。


「暗黒騎士ガイア」モンスター

《暗黒騎士ガイア》

《暗黒騎士ガイア》

【 通常モンスター 】
星 7 / 地 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

風よりも速く走る馬に乗った騎士。突進攻撃に注意。

元祖「ガイア」は武藤遊戯が使用したこのカード。今では数多くの個性的な後輩がいますが、《カース・オブ・ドラゴン》と同じく《融合派兵》の効果で手札・デッキから特殊召喚することができるようになっています。元祖なだけあって数多くのサポートカードに対応しますが、特に《竜騎士ガイア》の融合素材に指定されている、という点が他の「ガイア」カードとの差別化ポイントとなります。


《覚醒の暗黒騎士ガイア》

《覚醒の暗黒騎士ガイア》

【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

「覚醒の暗黒騎士ガイア」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードがリリースされた場合に発動できる。自分の手札・墓地から「カオス・ソルジャー」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
③:「カオス・ソルジャー」モンスターの儀式召喚を行う場合、必要なレベル分のモンスターの内の1体として、墓地のこのカードを除外できる。

手札から手軽に特殊召喚できる「暗黒騎士ガイア」モンスターとしてはこのカードが便利です。先程紹介した《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》は融合素材がフィールド上のみとなっているため、あちらの効果で融合する際の大きな手助けになってくれるでしょう。数ある「ガイア」モンスターの中でも特に特殊召喚が容易な部類に入るため、攻撃の頭数を揃える際にも役立ちます。


《疾走の暗黒騎士ガイア》

《疾走の暗黒騎士ガイア》

【 効果モンスター 】
星 7 / 光 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

「疾走の暗黒騎士ガイア」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはリリースなしで召喚できる。
②:リリースなしで召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
③:このカードがリリースされた場合に発動できる。デッキから「カオス・ソルジャー」モンスター1体を手札に加える。

妥協召喚が可能なこのモンスターは先程の《覚醒の暗黒騎士ガイア》と同様に《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》での融合召喚を補助できます。また、リリースされた場合にデッキから「カオス・ソルジャー」モンスターをサーチできるため、この効果で《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を手札に加えてもよいでしょう。


《疾風の暗黒騎士ガイア》

《疾風の暗黒騎士ガイア》

【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

手札がこのカード1枚だけの場合、このカードを表側攻撃表示で生け贄なしで召喚できる。この召喚は通常召喚扱いとする。

見てくださいよ、これ「生け贄なしで召喚」って書いてあるんです。つまりそれだけ昔のカードと言うことで他の「ガイア」と比べたら使いづらさは目立ちますが、闇属性の「ガイア」モンスターとしてこのカードを投入することはあります。


《暗黒騎士ガイアロード》

《暗黒騎士ガイアロード》

【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

①:相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:1ターンに1度、このカードより攻撃力が高いモンスターが相手フィールドに特殊召喚された場合に発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで700アップする。

相手フィールド上のみにモンスターが存在する場合に特殊召喚することができる「暗黒騎士ガイア」モンスターです。また、相手の動きによっては攻撃力3000となることができるのも魅力的。他の「ガイア」モンスターと比べて相手ターンに強いのも特徴です。


《魔道騎士ガイア》

《魔道騎士ガイア》

【 効果モンスター 】
星7 / 光属性 / 戦士族 / 攻2300 / 守2100

このカード名はルール上「暗黒騎士ガイア」カードとしても扱う。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、または相手フィールドに攻撃力2300以上のモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地からドラゴン族・レベル5モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。

「暗黒騎士ガイア」の名前になるルール効果と②の効果を合わせることで《竜騎士ガイア》の融合召喚を大きく補助することができます。また、《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》を経由することで「竜騎士ガイア」のサポートカードをデッキから手札に加えられるのも特徴。新しい姿の「暗黒騎士ガイア」はゲームを力強く支えてくれるはずです。


《暗黒騎士ガイアソルジャー》

《暗黒騎士ガイアソルジャー》

【 効果モンスター 】
星8 / 闇属性 / 戦士族 / 攻2600 / 守2100

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのドラゴン族の融合モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にする。
③:このカードをリリースして発動できる。デッキから「暗黒騎士ガイアソルジャー」以外のレベル7以上の戦士族モンスター1体を手札に加える。

融合モンスターをリリースして特殊召喚、というのはアド損感こそありますが、相手ターンでも発動できることからサクリファイス・エスケープとしての活用ができます。どうしても気になるなら《簡易融合》でリリース元を手っ取り早く呼び出してしまいましょう。相手の攻撃をいなしながらうまく自分のターンに残れば③の効果で巻き返しを図れます。

ちなみにこのカードの登場で【暗黒騎士ガイア軸カオス・ソルジャー】はちょっとラクになりました。このカード1枚で《カオス・ソルジャー》の儀式召喚のリリースができるわけですね。詳しくはまた機会があった時に。


「竜騎士ガイア」モンスター

《竜騎士ガイア》

《竜騎士ガイア》

【 融合モンスター 】
星 7 / 風 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2100

暗黒騎士ガイア+カース・オブ・ドラゴン

このカード自体が活躍することはそうないかもしれませんが、実は現代でもエクストラに採用することができるんです。というのも《融合徴兵》や《融合派兵》でデッキから《暗黒騎士ガイア》や《カース・オブ・ドラゴン》をサーチするために必要となってくるから。


《天翔の竜騎士ガイア》

《天翔の竜騎士ガイア》

【 融合モンスター 】
星 7 / 風 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2100

「暗黒騎士ガイア」モンスター+ドラゴン族モンスター
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「竜騎士ガイア」として扱う。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「螺旋槍殺」1枚を選んで手札に加える。
③:このカードが相手モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。その相手モンスターの表示形式を変更する。

②の効果で《螺旋槍殺》をサーチして発動することで③の効果を用いて守備貫通ダメージ+2ドロー1手札交換が可能となります。融合条件も元祖より格段に緩くなったため、新規カードを生かしてガンガン使っていきたいところです。


《竜魔道騎士ガイア》

《竜魔道騎士ガイア》

【 融合モンスター 】
星7 / 風属性 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2100

「暗黒騎士ガイア」モンスター+レベル5ドラゴン族モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「竜騎士ガイア」として扱う。
②:自分・相手のメインフェイズに、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。このカードの攻撃力を2600ダウンし、対象のカードを破壊する。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードの攻撃力は2600アップする。

②の効果でフリーチェーンでの破壊ができますが、見ての通りこの状況だと1回しか破壊できないうえに攻撃力が0になってしまいます。その為出したターンに攻撃して③の効果で攻撃力を5200に上げておきたいところ。専用サポートである《螺旋融合》で出せばあちらの効果で攻撃力が素で2600上がるので余裕が生まれます。


その他サポートカード

《熟練の青魔導士》

《熟練の青魔導士》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1800 / 守1800

①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。
②:魔力カウンターが3つ置かれているこのカードをリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
③:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。そのカードに魔力カウンターを1つ置く。

お互いの魔法カードに反応してカウンターが溜まっていく熟練魔導士シリーズの一人です。こちらは「暗黒騎士ガイア」モンスターを特殊召喚できるため《混沌空間》等のカードを使ってうまくカウンターを貯めていきたいところ。


《混沌の使者》

《混沌の使者》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1500 / 守0

①:自分・相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨て、自分フィールドの「カオス・ソルジャー」モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップし、このターンそのモンスターと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ元々の攻撃力になる。
②:自分・相手のエンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の光属性モンスターと闇属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。このカードを手札に加える。

「暗黒騎士ガイア」モンスターの攻撃力を1500上昇させて戦闘相手のモンスターの攻撃力を半減できる手札誘発ですが、《竜騎士ガイア》に対応していない点には注意が必要です。サーチが効かないためコンバットトリックの代表的カード《オネスト》より使い勝手は悪いですが、②の効果で墓地から回収することができるのは他にないメリットです。


《砲撃のカタパルト・タートル》

《砲撃のカタパルト・タートル》

【 効果モンスター 】
星4/水属性/水族/攻1000/守2000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。手札・デッキから「暗黒騎士ガイア」モンスターまたはドラゴン族・レベル5モンスター1体を特殊召喚する。

あの《カタパルト・タートル》がガイアのサポートカードとしてリメイクされました。このカード1枚で「暗黒騎士ガイア」モンスターと「カース・オブ・ドラゴン」モンスターのどちらもリクルートできるため、レベル4でもあることからこのデッキの初動を担うことになりそうです。このカード自体はサーチが効かないため依存しすぎるのも問題でしょうか。


《走破するガイア》

《走破するガイア》

【 フィールド魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のモンスターゾーンに「竜騎士ガイア」が存在する限り、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。
②:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札の「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を相手に見せて発動できる。デッキからドラゴン族・レベル5モンスター1体を手札に加える。
●手札のドラゴン族・レベル5モンスター1体を相手に見せて発動できる。デッキから「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。

これ1枚で手札に「暗黒騎士ガイア」「カース・オブ・ドラゴン」モンスターを手札に揃えることができるため、「竜騎士ガイア」モンスターの融合召喚にぐっと近づくことができます。是非とも手札に欲しい1枚なので《テラ・フォーミング》や《盆回し》を使って初動で発動させておきたいですね。


《混沌の場》

《混沌の場》

【 フィールド魔法 】

「混沌の場」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。
③:1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。

《盆回し》で相手に送り付けるカード筆頭候補ですが、このカードでは「暗黒騎士ガイア」モンスターをサーチできるフィールド魔法として使うことができます。《超戦士カオス・ソルジャー》等の儀式召喚ギミックを採用するならば②③の効果を活用することもできます。


《螺旋融合》

《螺旋融合》

【 通常魔法 】
①:自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で「竜騎士ガイア」を特殊召喚した場合、そのモンスターは、攻撃力が2600アップし、1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

普通に使うだけだとドラゴン族専用の《融合》ですが、《竜騎士ガイア》を融合召喚するとおまけで攻撃力上昇・攻撃回数増加の効果がついてきます。《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》ではこのカードをサーチすることができ、融合モンスターの《竜魔道騎士ガイア》はこのカードと特に相性が良い関係にあります。既存のサポートカードである《螺旋槍殺》はターン制限が付いていないため連続攻撃とは好相性です。


《天地開闢》

《天地開闢》

【 通常罠 】

「天地開闢」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「カオス・ソルジャー」モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体以上を含む戦士族モンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。それが「カオス・ソルジャー」モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスターだった場合、そのモンスターを自分の手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。違った場合、相手に見せたカードを全て墓地へ送る。

罠カードの遅さこそありますが、デッキから「暗黒騎士ガイア」関連モンスターをサーチor墓地送りできる性能は折り紙付きです。特に前述した《混沌の使者》とは相性が良い他、先に《暗黒騎士ガイア》が墓地へ落ちれば後述の《竜魔導の守護者》で蘇生できたり《覚醒の暗黒騎士ガイア》を墓地へ落として他カードで悪さをしたりとコンボの起点になることができます。


《螺旋砲撃》

《螺旋砲撃》

【 永続罠 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のモンスターゾーンに「竜騎士ガイア」が存在する限り、相手は「竜騎士ガイア」しか攻撃対象に選択できない。
②:自分の「竜騎士ガイア」が戦闘を行う攻撃宣言時に、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

《竜騎士ガイア》の戦闘に乗じてフィールドのカードを1枚破壊できますが、勿論これ1枚では何もできないので「あればいいな」という位置づけのカード。もしフィールドに《竜騎士ガイア》を融合召喚する流れでこのカードを使えるならデッキからサーチして備えておきたいところ。


《螺旋蘇生》

《螺旋蘇生》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のレベル7以下のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で「竜騎士ガイア」を特殊召喚した場合、そのモンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。

ドラゴン族専用の蘇生札で、特に《竜騎士ガイア》を蘇生した場合に色々なおまけがついてきます。蘇生のみを狙う場合は《戦線復帰》等のカードもありますが、このカードは《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》でサーチできること、おまけ効果がついていることで選ばれます。


ここまでのおさらい

かつての融合モンスター《竜騎士ガイア》が度重なるリメイクにより強化され、今ではそれを主軸としたデッキが組めるようになったのは公式とデュエリストたちに「ガイア」が長く愛されたからと言えるでしょう。思う存分「螺旋槍殺」するためのポイントを抑えると以下のようになります。

  • 【ガイア】は《竜騎士ガイア》と《螺旋槍殺》で守備貫通攻撃を行うビートダウンデッキ。
  • 《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》《砲撃のカタパルト・タートル》《混沌の場》等で手札を整え、手っ取り早く「竜騎士ガイア」モンスターの融合召喚を決めろ!
  • 《螺旋融合》《螺旋砲撃》《螺旋蘇生》で最強の《竜騎士ガイア》を作れ!

カテゴリ化が難しい中、テキストに《竜騎士ガイア》を含む、という条件でサーチが行えるようになったため過去の強化カードもまとめたテーマ全体の強化が実現しています。デッキ内の「暗黒騎士ガイア」モンスターや「カース・オブ・ドラゴン」モンスターを呼び出すのもそこまで難しくなく、融合できずに困ることはそれほどないかと思われます。


カテゴリ外汎用カード

「カオス・ソルジャー」関連カード

《超戦士カオス・ソルジャー》

【 儀式モンスター 】
星 8 / 地 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500

「超戦士の儀式」により降臨。自分は「超戦士カオス・ソルジャー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

フィールド魔法の《混沌の場》で「カオス・ソルジャー」儀式モンスターと「暗黒騎士ガイア」モンスター、そして儀式魔法のサーチができることから、かつてのように「カオス・ソルジャー」関連カードと「ガイア」を組み合わせる構築も考えられます。ガイア側でも《暗黒騎士ガイアソルジャー》が自身だけで「カオス・ソルジャー」儀式モンスターのリリースをこなすようになったため、前よりも一段とレベルは上がっていますよ。


《竜魔導の守護者》

《竜魔導の守護者》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / ドラゴン族 / 攻1800 / 守1300

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「融合」通常魔法カードまたは「フュージョン」通常魔法カード1枚を手札に加える。

②:EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せて発動できる。そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を自分の墓地から選んで裏側守備表示で特殊召喚する。

《天翔の竜騎士ガイア》と特に相性が良いのがこのカード。デッキから《螺旋融合》をサーチしながら自身も融合素材とできるため、手札に「暗黒騎士ガイア」モンスターがいる状況なら召喚権を一つ使うだけで《天翔の竜騎士ガイア》を融合召喚して《螺旋槍殺》のサーチにも繋げられます。なんなら②の効果で墓地の《暗黒騎士ガイア》《カース・オブ・ドラゴン》も蘇生できるため、両者を活用するならばこのカードのありがたみはぐっと増すでしょう。


《月鏡の盾》

《月鏡の盾》

【 装備魔法 】

①:このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
②:表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、500LPを払って発動する。このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。

《召命の神弓-アポロウーサ》でも使ったテクニックですが、融合モンスターである《竜魔道騎士ガイア》は自身の攻撃力を下げてフィールドのカードを破壊することから、破壊した後に戦闘を介してこのカードを発動させることで減少した分の攻撃力をいくらか戻すことができるようになります。


お試しデッキレシピ

メインデッキ
1 暗黒騎士ガイア
2 覚醒の暗黒騎士ガイア
2 疾走の暗黒騎士ガイア
3 魔道騎士ガイア
1 カース・オブ・ドラゴン
2 獄炎のカース・オブ・ドラゴン
3 呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン
3 砲撃のカタパルト・タートル
1 混沌の使者
1 熟練の青魔導士
1 超戦士カオス・ソルジャー
3 竜魔導の守護者
3 混沌の場
3 走破するガイア
2 螺旋槍殺
2 螺旋融合
1 超戦士の萌芽
1 テラ・フォーミング
1 盆回し
1 融合派兵
1 螺旋砲撃
2 螺旋蘇生
1 天地開闢

エクストラデッキ
1 竜騎士ガイア
2 天翔の竜騎士ガイア
2 竜魔道騎士ガイア


まとめ

《天翔の竜騎士ガイア》が初めて来た時の衝撃はかなりのもので、当時が過去モンスターのリメイクが流行っていたこともあって「いつか融合ガイアが組めるようになるのか……?」と思っていたら、数年後、予想は現実のものに。思った以上に「螺旋槍殺」している強化だったのでカードの効果を読み進めながらニヤニヤが止まりませんでした。

新しいガイアのやってくる第11期は融合モンスターも自由にメインモンスターゾーンへ出せる時代になりました。第10期ではリンクモンスターの問題もあって難しい所も多かった《竜騎士ガイア》のデッキもルール規模で追い風を受けているようです。

第11期がどのような時代になるかはまだ予想もつきませんが、少なくともこの「ガイア」新規カードの数々はその幕開けを輝かしいものにしてくれることでしょう。これからどのような変化と進化が待ち構えているかを楽しみにしながら新規カードを楽しみに待つことにします。もしかしたら「ガイア」以外にも過去の有名モンスターのリメイクが来るかも……?


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