【種族別】エクストラデッキの有用カード紹介

デッキ構築&プレイングサポート

目次

はじめに

遊戯王には数多ものデッキがありますが、そのほとんどのデッキに付きまとってくるのが「エクストラデッキのモンスターをどうする」という問題です。最大15枚、というスペースの中に何を差し込むかは「そのデッキで何をできるようにするか」の選択でもあり、特にメインデッキに多く投入される種族を狙ってサポートするカードはゲームの展開に多大な影響を及ぼします。

迷ったら汎用カードを入れればいいじゃない、という話もありますが、今回はその一歩手前のお話。《トロイメア・フェニックス》といった汎用カードを考える前にまずはメインデッキに合った種族サポート効果を持ったカードを考えなければいけません。デッキの可能性を底上げするためにも自分が扱う種族のサポートカードはチェックしておきましょう。


カード一覧

選考基準は以下のようになっています。
その中で現在のカードプールでも使えそうなものをピックアップしました。
また、特定のカテゴリのみをサポートするものは除外しています。

・その種族に関する効果を持っているorその種族が召喚条件に組み込まれていること
・その種族の主要カードと相性のいいカード
・他のカードでは代用できない効果を持っていること

戦士族サポート

《聖騎士の追想 イゾルデ》

《聖騎士の追想 イゾルデ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /

戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。
②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。

【LINK-2:左下/右下】

戦士族と言えばこのモンスターがまず最初に浮かびます。①の効果はリンク召喚時にデッキから戦士族モンスターを1体何でもサーチできる効果で、このターン中の使用はできませんが「手札コストにする」「融合召喚の素材にする」「相手ターンに効果を発動するものをサーチする」等で有効活用したいところ。また、②の効果はレベル1戦士族モンスター《焔聖騎士-リナルド》とかなり相性が良く、あちらの特殊召喚時効果で墓地の装備魔法を1枚回収できます。


《剛炎の剣士》

《剛炎の剣士》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 炎 / 戦士族 / 攻1300 /

カード名が異なるモンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの戦士族モンスターの攻撃力は500アップする。
②:リンク召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、リンクモンスター以外の自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

【LINK-2:左/左下】

あの《炎の剣士》のリメイクモンスターです。①の効果で戦士族モンスター全体の攻撃力を底上げし、このカードが相手によって破壊されても②の効果で墓地の戦士族を1体蘇生させるしぶとさを見せます。リンク召喚の条件も緩いため展開の中で自然と組み込みやすく手軽に全体火力を向上できます。


《X-セイバー ウェイン》

《X-セイバー ウェイン》

【 シンクロモンスター 】
星 5 / 地 / 戦士族 / 攻2100 / 守400

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、手札からレベル4以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

このカード自体の攻撃力はどうしても低さが目立ちますが、シンクロ召喚時の効果で手札の戦士族モンスターを特殊召喚することで後続の動きに繋げられます。他のモンスターと合わせる際には《聖騎士の追想 イゾルデ》とレベル1チューナーモンスターの組み合わせが使いやすく、特に《アタック・ゲイナー》はシンクロ素材となった時に相手モンスターを弱体化できることから相性は悪くないでしょう。


《ギガンテック・ファイター》

《ギガンテック・ファイター》

【 シンクロモンスター 】
星 8 / 闇 / 戦士族 / 攻2800 / 守1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は墓地に存在する戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、墓地に存在する戦士族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

レベル8シンクロモンスターはかなりの激戦区と言われますがこのカードは戦士族のエースモンスターとして優秀な能力を持っており、その使いやすさは他の汎用カードよりも頭一つ抜けています。シンクロ召喚地点で攻撃力は3000を超えるため戦闘には大変強く、万が一《オネスト》等で負けたとしてもしっかりリカバリーをしてくれます。《ギガンティック・ファイター/バスター》というカードも存在するため、このモンスターが好きになった人はそちらもチェックしてみてください。


《No.86 H-C ロンゴミアント》

《No.86 H-C ロンゴミアント》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 闇 / 戦士族 / 攻1500 / 守1500

戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)
①:相手エンドフェイズ毎に発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。
②:このカードが持っているX素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードはこのカード以外の効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、相手フィールドのカードを全て破壊できる。

使用可能なデッキは限られますが、一旦場に出たら全ての決着を付けられる程の力を兼ね備えています。特に4つ以上の場合の「召喚・特殊召喚できない」効果はほぼ全てのデッキに刺さる効果で自身の耐性もあって突破は容易ではありません。かつてはレベル4モンスターを多く並べられる【テラナイト】の最終兵器でしたが、第10期にはランク3エクシーズモンスター《No.75 惑乱のゴシップ・シャドー》でこのカードに素材を付与して一気に「5つ以上」の効果を発動させるコンボが誕生し、実際に【六武衆】では切り札の一つとして使われました。


《ロケット・ヘルモス・キャノン》

《ロケット・ヘルモス・キャノン》

【 融合モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1500 / 守1300

このカードは「ヘルモスの爪」の効果で自分の手札・フィールドの戦士族モンスターを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動する。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
②:このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃でき、守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

別途《ヘルモスの爪》というカードを使う必要はありますがそれに見合った効果を持つ融合モンスターでしょう。装備したモンスターに2回攻撃・守備貫通を付与することで《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》といった高火力エースモンスターによる連撃が可能となります。


《鋼鉄の魔道騎士-ギルティギア・フリード》

《鋼鉄の魔道騎士-ギルティギア・フリード》

【 融合モンスター 】
星 8 / 光 / 戦士族 / 攻2700 / 守1600

属性が異なる戦士族モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
②:フィールドのモンスターのみを素材として融合召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、自分の墓地から魔法カード1枚を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、このカードの守備力の半分アップする。

戦士族デッキに融合のギミックを差し込むだけで手軽に融合召喚できるモンスターで、対象に取られにくくなる①の効果や2回攻撃できるようになる②の効果が目を引きます。攻撃力も3500まで引き上げられるため並大抵のモンスターならこれで何とかできるでしょう。手札でこのカードを対象に取れる《焔聖騎士-ローラン》は①の効果を発動した後も手札に残るため、2枚を組み合わせることで毎ターンコスト無しでの除去を放つことができます。


魔法使い族サポート

《魔導輝士 デイブレイカー》

《魔導輝士 デイブレイカー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 魔法使い族 / 攻1600 /

魔法使い族モンスター2体
このカード名の②④の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:このカードのリンク先に魔法使い族モンスターが特殊召喚された場合に発動する。このカードに魔力カウンターを1つ置く。
③:このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×300アップする。
④:このカードの魔力カウンターを2つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

【LINK-2:左下/右下】

あの《魔導戦士 ブレイカー》のリメイクカードで、リメイク元にもあった魔力カウンター関連の効果は健在です。効果もこのカード自体で完結しているため他に魔力カウンターを使うカードがなくとも使いやすく、リンク召喚してから特殊召喚1回でお手軽破壊効果に繋げられます。魔力カウンターを乗せる②の効果は1ターンに1度しか発動しないため、維持が難しくなったら後述の《神聖魔皇后セレーネ》のリンク素材にしても良いでしょう。


《魔導原典 クロウリー》

《魔導原典 クロウリー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1000 /

魔法使い族モンスター2体
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「魔導書」カード3種類を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。そのカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードはデッキに戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はレベル5以上の魔法使い族モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。この効果は1ターンに1度しか適用できない。

【LINK-2:左下/右下】

「魔導」カテゴリのカードですが、魔法使い族デッキではよく見る《ルドラの魔導書》を間接的にサーチできる(①の効果で《魔導書士バテル》《グリモの魔導書》《ルドラの魔導書》を見せる)こと、②の効果によるリリース軽減できることが嬉しい1枚。


《神聖魔皇后セレーネ》

《神聖魔皇后セレーネ》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 光 / 魔法使い族 / 攻1850 /

魔法使い族モンスターを含むモンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。お互いのフィールド・墓地の魔法カードの数だけこのカードに魔力カウンターを置く。
②:フィールドに「エンディミオン」カードが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
③:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分の手札・墓地から魔法使い族モンスター1体を選び、このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

【LINK-3:左下/下/右下】

リンク3の為少々重いですが、他のリンク2モンスターを経由することでいくらか軽量化が図れます。①の効果で魔力カウンターを大量に蓄積した後に③の効果に繋げられ、上級・最上級の魔法使い族モンスターもこれで展開できますね。


《マジックテンペスター》

《マジックテンペスター》

【 シンクロモンスター 】
星 6 / 闇 / 魔法使い族 / 攻2200 / 守1400

チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを1つ置く。1ターンに1度、自分の手札を任意の枚数墓地へ送る事で、その枚数分だけ魔力カウンターを自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。また、フィールド上に存在する魔力カウンターを全て取り除く事で、その個数×500ライフポイントダメージを相手ライフに与える。

魔法使い族が誇る最強のバーンカードがこちら。シンクロ素材に魔法使い族モンスターを指定しており、シンクロ召喚後は手札1枚を500ポイントのバーンに変換します。性質上【魔力カウンター】以外のデッキでも採用することができるため、シンクロ召喚を行うことができる魔法使い族デッキでは伏兵としても活躍できるでしょう。


《フォーチュンレディ・エヴァリー》

《フォーチュンレディ・エヴァリー》

【 シンクロモンスター 】
星 7 / 光 / 魔法使い族 / 攻? / 守?

チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力・守備力はこのカードのレベル×400になる。
②:自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのレベルを1つ上げる(最大12まで)。その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで除外できる。
③:相手エンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の魔法使い族モンスター1体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。

シンクロ召喚しただけでも攻撃力は2800に到達し、盤面に維持できればその分だけレベルが上がって火力も上がります。そして②の効果を使えばレベルが上がった際に相手の表側表示モンスターを1枚除外でき、これが③の自己蘇生ともタイミングがかっちり噛み合います。もちろん【フォーチュンレディ】で目一杯活躍しますが【魔法使い族】でも汎用シンクロモンスターとして使えます。


《風紀宮司ノリト》

《風紀宮司ノリト》

【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 光 / 魔法使い族 / 攻2700 / 守2000

魔法使い族レベル6モンスター×2
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にして破壊する。

【魔法使い族】でもエクシーズ召喚するのはやや難しい部類に入りますが、《幻想の見習い魔導師》《カオス・ソーサラー》等を使用することでいくらか簡易化することができます。1枚で相手の魔法・罠カードを止められるというのは他のカードではなかなか真似できないことですね。ランク4エクシーズモンスター《Em トラピーズ・マジシャン》に《RUM-アストラル・フォース》を使うことでも呼び出せます。


《マジマジ☆マジシャンギャル》

《マジマジ☆マジシャンギャル》

【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 闇 / 魔法使い族 / 攻2400 / 守2000

魔法使い族レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、手札を1枚ゲームから除外して以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のモンスター1体を選択し、このターンのエンドフェイズ時までコントロールを得る。
●相手の墓地のモンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。

こちらも《風紀宮司ノリト》と同じランク6エクシーズモンスターですが、闇属性であることからランク4エクシーズモンスターの《ダウナード・マジシャン》に《RUM-アストラル・フォース》を使うことで呼び出せ、また、展開後もランク7エクシーズモンスター《幻想の黒魔導師》を重ねてエクシーズ召喚できます。勿論効果も強力で、一度呼び出せれば相手のモンスターを好き放題に使って盤面を荒らせるでしょう。


《クインテット・マジシャン》

《クインテット・マジシャン》

【 融合モンスター 】
星 12 / 闇 / 魔法使い族 / 攻4500 / 守4500

魔法使い族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
①:魔法使い族モンスター5種類を素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、リリースできず、融合素材にできず、効果では破壊されない。

そのままでは融合召喚のコストがあまりにも重いため《未来融合-フューチャー・フュージョン》《円融魔術》で呼び出すことが前提となります。①の効果による全体破壊、②の効果による効果破壊耐性と5体素材分の価値はあるモンスターで、高い攻撃力とその体制を生かし《Em トラピーズ・マジシャン》で2回攻撃を付与して連撃しても良いでしょう。


ドラゴン族サポート

《天球の聖刻印》

《天球の聖刻印》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / ドラゴン族 / 攻0 /

ドラゴン族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
②:このカードがリリースされた場合に発動する。手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

【LINK-2:左下/右下】

ドラゴン族のリンクモンスターも数こそありますが、その中でも汎用性で図抜けているのがこの《天球の聖刻印》です。相手ターンにドラゴン族をリリースして手札バウンスする効果、そしてリリースされた場合に手札・デッキのドラゴン族モンスターをリクルートする効果があり、①の効果でをリリースすることで即座に②の効果を発動できます。


《ドラグニティナイト-ロムルス》

《ドラグニティナイト-ロムルス》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 風 / ドラゴン族 / 攻1200 /

トークン以外のドラゴン族・鳥獣族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドラグニティ」魔法・罠カードまたは「竜の渓谷」1枚を手札に加える。
②:ドラゴン族モンスターがEXデッキからこのカードのリンク先に特殊召喚された場合に発動できる。手札からドラゴン族・鳥獣族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、リンク素材にできない。

【LINK-2:左下/右下】

リンク召喚した際、「手札1枚をコストにデッキからドラゴン族モンスターを1体墓地へ送ることができるフィールド魔法カード」である《竜の渓谷》をサーチすることができ、更にエクストラデッキからドラゴン族モンスターをリンク先に特殊召喚することで手札のドラゴン族モンスターを続けて展開できます。


《竜絶蘭》

《竜絶蘭》

【 リンクモンスター 】
星 4 / 地 / 幻竜族 / 攻3000 /

トークン以外のモンスター2体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。お互いの墓地のモンスターの種族とその数によって以下の効果を適用する。
●ドラゴン族:その数×100ダメージを相手に与える。
●恐竜族:このカードの攻撃力はその数×200アップする。
●海竜族:相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はその数×300ダウンする。
●幻竜族:自分はその数×400LP回復する。

【LINK-4:左/左下/右下/右】

ドラゴン族に関する効果だと墓地の枚数×100ダメージを相手に与えることができ、中盤以降であれば1000ダメージは期待できるようになります。また、相手の使用するデッキによっては他の効果も発動するため攻撃力が上がったり弱体化したりも期待できますね。


《トライデント・ドラギオン》

《トライデント・ドラギオン》

【 シンクロモンスター 】
星 10 / 炎 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2800

ドラゴン族チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分フィールド上に存在するカードを2枚まで破壊する事ができる。このターンこのカードは通常の攻撃に加えて、このカードの効果で破壊した数だけ、1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。

ドラゴン族チューナーを用意するのは少し大変ですが、それに見合った分の超火力は約束してくれます。しかし3回攻撃までに自分フィールドのカードを2枚破壊しなくてはならなかったり、シンクロ召喚以外の特殊召喚に対応していなかったりと大きな賭けになるのも事実。しっかり他のカードで露払いして確実に三連撃を決めに行きたいところです。


《撃滅龍 ダーク・アームド》

《撃滅龍 ダーク・アームド》

【 エクシーズモンスター 】
星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2800 / 守1000

レベル7モンスター×2体以上
「撃滅龍 ダーク・アームド」は1ターンに1度、自分の墓地の闇属性モンスターが5体のみの場合、自分フィールドのレベル5以上のドラゴン族・闇属性モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。その後、自分の墓地からカード1枚を選んで除外する。この効果の発動後、ターン終了時までこのカードは攻撃できない。

ランク7エクシーズモンスターとしても使いやすい性能ですが、リメイク元の《ダーク・アームド・ドラゴン》のように墓地の闇属性モンスターの数を参照することである程度場に出しやすくなります。


《No.97 龍影神ドラッグラビオン》

《No.97 龍影神ドラッグラビオン》

【 エクシーズモンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守3000

レベル8モンスター×2
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは相手の効果の対象にならない。
②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のEXデッキ・墓地から「No.97 龍影神ドラッグラビオン」以外のドラゴン族の「No.」モンスター2種類を選ぶ。その内の1体を特殊召喚し、もう1体をそのモンスターの下に重ねてX素材とする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できず、この効果で特殊召喚したモンスターでしか攻撃宣言できない。

他の「No.」ドラゴン族モンスターを格段に扱いやすくしたのがこの1枚で、②の効果を発動することによって難易度の高い「No.」ドラゴン族エクシーズモンスターを特殊召喚することができます。高打点を目指すのであれば《No.100 ヌメロン・ドラゴン》や《No.62 銀河眼の光子竜皇》があり、相手の思惑を挫くならば《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》や《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》を立てておくのもよいでしょう。


《F・G・D》

《F・G・D》

【 融合モンスター 】
星 12 / 闇 / ドラゴン族 / 攻5000 / 守5000

ドラゴン族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
①:このカードは闇・地・水・炎・風属性モンスターとの戦闘では破壊されない。

正規の方法で融合召喚するとリソースを食ってしまうことから《龍の鏡》《未来融合-フューチャー・フュージョン》でうまくコストを軽減しながら場に出すこととなります。むしろ後者の場合は融合召喚自体が目的ではなくドラゴン族モンスターの墓地送りが目的にもなるため、場に出て活躍するしないにかかわらずエクストラデッキに搭載されることも。


アンデット族サポート

《ヴァンパイア・サッカー》

《ヴァンパイア・サッカー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻1600 /

アンデット族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。特殊召喚したそのモンスターはアンデット族になる。
②:自分・相手の墓地からアンデット族モンスターが特殊召喚された場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
③:自分がモンスターをアドバンス召喚する場合、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのアンデット族モンスターをリリースできる。

【LINK-2:左下/右下】

堅実にアドバンテージを取るならば②の効果でのドローを狙う形になりますが、このカードの真価はフィールド魔法《アンデットワールド》が発動した時に発揮されます。あちらの効果で相手のフィールド・墓地がアンデット族になると①の効果、③の効果の利用可能性がぐんと跳ね上がるため、こちらの展開に相手モンスターを活用することで消費リソースを節約することができるようになります。


《アドヴェンデット・セイヴァー》

《アドヴェンデット・セイヴァー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻1600 /

アンデット族モンスター2体
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「リヴェンデット・スレイヤー」として扱う。
②:自分の墓地の「ヴェンデット」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
③:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×200ダウンする。

【LINK-2:左下/右下】

アンデット族主体の儀式デッキ【ヴェンデット】だとその性能は十二分に発揮されますが、そうでない通常の【アンデット族】でも③の効果を目当てに採用されることがよくあります。この効果で《馬頭鬼》を墓地へ送れば800ダウンさせて大体の戦闘では勝てるようになりますし、《死霊王 ドーハスーラ》等の最上級モンスターを採用するともはや戦闘では負けなしになるでしょう。


《零氷の魔妖-雪女》

《零氷の魔妖-雪女》

【 リンクモンスター 】
星 4 / 水 / アンデット族 / 攻2900 /

アンデット族モンスター2体以上
このカード名の③の効果は1ターンに2度まで使用できる。
①:「零氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、除外されている状態で発動した相手モンスターの効果は無効化される。
③:墓地からモンスターが特殊召喚された場合、または墓地のモンスターの効果が発動した場合、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。

【LINK-4:左/右/左下/右下】

アンデット族でリンク召喚を行う場合、その最終目的地はこのモンスターになるでしょう。②の効果で相手の墓地除外効果を完封し、墓地に関連するカードを③の効果でより強力に作用させることができるようになります。これ自身も攻撃力が2900あるためリンク4に見合った性能であると言えるでしょう。


《蘇りし魔王 ハ・デス》

《蘇りし魔王 ハ・デス》

【 シンクロモンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2450 / 守0

「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に存在するアンデット族モンスターが戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。

【アンデット族】専用カードとも言えるこのモンスターですが、このカードのポイントは「戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される」の部分で、戦闘破壊時に発動する効果以外にも「墓地から発動する効果」もこれで潰すことができます。このことについては同じテキストを持つ《冥界の魔王 ハ・デス》のwikiをご覧下さい。


《戦神-不知火》

《戦神-不知火》

【 シンクロモンスター 】
星 8 / 炎 / アンデット族 / 攻3000 / 守0

アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「戦神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。

墓地のアンデット族モンスターを除外することで攻撃力を引き上げることができ、素の打点も高いことからアンデット族のエースモンスターとして幅広いデッキでの活躍が見込めますね。【アンデット族】は《不知火の隠者》《ユニゾンビ》《馬頭鬼》の組み合わせでレベル8シンクロモンスターが場に出しやすく、このモンスターの使いやすさもそれが大きく影響しています。


《PSYフレームロード・Ω》

《PSYフレームロード・Ω》

(制限カード) 【 シンクロモンスター 】
星 8 / 光 / サイキック族 / 攻2800 / 守2200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する。
②:相手スタンバイフェイズに、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。
③:このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードと墓地のこのカードをデッキに戻す。

手札と一緒に消える奴で有名なこのモンスターですが、【アンデット族】では専ら②の効果で除外された《馬頭鬼》を墓地へ戻す仕事をします。汎用レベル8シンクロモンスターであるため《戦神-不知火》よろしく《不知火の隠者》1枚からシンクロ召喚して《馬頭鬼》を戻すギミックが作れるため、デッキの継戦能力をぐっと引き上げてくれること間違いありません。


《冥界龍 ドラゴネクロ》

《冥界龍 ドラゴネクロ》

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守0

アンデット族モンスター×2
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードと戦闘を行うモンスターはその戦闘では破壊されない。
また、このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、そのモンスターの攻撃力は0になり、そのモンスターの元々のレベル・攻撃力を持つ「ダークソウルトークン」(アンデット族・闇・星?・攻?/守0)1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
「冥界龍 ドラゴネクロ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

ドラゴン族の為《龍の鏡》を入れるだけで簡単に融合召喚することができ、それに必要な墓地肥やしも【アンデット族】であればそれほど大変ではありません。「闇属性・レベル8」であることから《No.22 不乱健》の素材になることもできます。


獣戦士族サポート

《小法師ヒダルマー》

《小法師ヒダルマー》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1500 /

獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター2体
①:このカードの攻撃力はフィールドの獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターの数×100アップする。
②:1ターンに1度、自分及び相手フィールドの魔法・罠カードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカードを破壊する。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

【LINK-2:左下/右下】

俗に言う【ビースト】の面々をサポートできるリンクモンスターですが、《炎舞-「天璣」》等の「炎舞」永続魔法を使うことの多い獣戦士族デッキでは②の効果による《ダブル・サイクロン》のような破壊効果も狙えます。墓地にモンスターが溜まれば①の効果で自己強化して戦闘破壊を行うことで③の効果での墓地回収ができます。


《魁炎星王-ソウコ》

《魁炎星王-ソウコ》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻2200 / 守1800

獣戦士族レベル4モンスター×2
このカードをエクシーズ召喚した時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚をセットできる。
また、1ターンに1度、このカードをエクシーズ素材を1つ取り除く事で、獣戦士族以外のフィールド上の全ての効果モンスターの効果を相手ターン終了時まで無効にする。
このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分フィールド上の表側表示の「炎舞」と名のついた魔法・罠カード3枚を墓地へ送る事で、同じ攻撃力を持つレベル4以下の獣戦士族モンスター2体をデッキから守備表示で特殊召喚する。

デッキから《炎舞-「天璣」》や《炎舞-「天枢」》をセットすることが仕事の八割になりますが、忘れてはいけないのが二つ目の効果。相手が【炎星】【戦華】とかでもない限りはモンスター効果を完封できるため、これ1枚で展開の下準備を整えられるでしょう。


《恐牙狼 ダイヤウルフ》

《恐牙狼 ダイヤウルフ》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 地 / 獣族 / 攻2000 / 守1200

レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体とフィールド上のカード1枚を選択して発動できる。選択したカードを破壊する。

かつては汎用ランク4の除去要因として活躍していたこのモンスターは、自身を対象に取ることで相手のカードも巻き添えにする自爆要員として機能していました。他にも該当するモンスターがいるならそちらを破壊対象に選び、次のターンの使用も相手にちらつかせることができます。


獣族サポート

※リンクモンスター《小法師ヒダルマー》、エクシーズモンスター《恐牙狼 ダイヤウルフ》は「獣戦士族サポート」で取り扱っているため、ここで名前だけの紹介とさせていただきます。

《サンダー・ユニコーン》

《サンダー・ユニコーン》

【 シンクロモンスター 】
星 5 / 光 / 獣族 / 攻2200 / 守1800

獣族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、自分フィールド上に存在するモンスターの数×600ポイントダウンする。この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃する事ができない。

召喚条件を見る限り必然的に【獣族】での運用になります。このカードの長所はある程度の打点なら自身の効果で軽々と越えられる点で、レベル5というお手軽さでこの性能は目を見張るものがありますね。とはいえ、他のモンスターが攻撃できなくなるデメリットもあるので「数ある手段の一つ」として覚えておくと吉でしょう。


《ボルテック・バイコーン》

《ボルテック・バイコーン》

【 シンクロモンスター 】
星 7 / 光 / 獣族 / 攻2500 / 守2000

獣族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手によって破壊された場合、お互いのプレイヤーはデッキの上からカードを7枚墓地へ送る。

目を引くのは相手によって破壊された場合に発動する7枚墓地送りで、これを生かすとするなら自爆特攻や蘇生を考えた専用構築に寄ります。そのままでも攻撃力2500とアタッカーとして活躍できますね。


《ライトニング・トライコーン》

《ライトニング・トライコーン》

【 シンクロモンスター 】
星 8 / 光 / 獣族 / 攻2800 / 守2000

チューナー+チューナー以外の獣族モンスター1体以上
このカードが相手によって破壊された場合、自分の墓地に存在する「サンダー・ユニコーン」または「ボルテック・バイコーン」1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

先程の《サンダー・ユニコーン》や《ボルテック・バイコーン》を採用するならこちらも見ておきたいところです。相手によって破壊された場合にどちらかを蘇生させることはできますが、それ以外には効果がないためレベル8シンクロモンスターとしては少々物足りない部類に入ります。しかし獣族サポートカードの恩恵を受けることができるモンスターの中ではかなり高い攻撃力を持っているのは覚えておきたいところ。


《No.64 古狸三太夫》

《No.64 古狸三太夫》

【 エクシーズモンスター 】
星 2 / 地 / 獣族 / 攻1000 / 守1000

獣族レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分フィールド上に「影武者狸トークン」(獣族・地・星1・攻?・守0)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力は、このトークンの特殊召喚時にフィールド上に存在する攻撃力が一番高いモンスターと同じ攻撃力になる。
自分フィールド上にこのカード以外の獣族モンスターが存在する限り、このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。

【ローレベル獣族】のエースの一人ですが、このカードが恐ろしいのは2体並べると破壊による突破が不可能となるところ。《魔獣の懐柔》で3体、そして通常召喚でレベル2獣族を4体揃えることでこのカードを2体エクシーズ召喚できてしまいます。勿論、場の最も攻撃力が高いモンスターをコピーするトークン生成能力も侮れません。


《コアラッコアラ》

《コアラッコアラ》

【 融合モンスター 】
星 6 / 地 / 獣族 / 攻2800 / 守200

「コアラッコ」+「ラッコアラ」
手札から獣族モンスター1体を墓地へ送り、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを破壊する。

融合召喚後の破壊効果も強力ですが、このカードは2体のモンスターを名称指定しているため《融合準備》等のサポートカードを運用する使い方もできます。獣族には他に《マスター・オブ・OZ》という融合モンスターもいるため、全体的に構築を融合召喚向けに寄せることで融合召喚サポートを共有することもできます。


鳥獣族サポート

《RR-ワイズ・ストリクス》

《RR-ワイズ・ストリクス》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 鳥獣族 / 攻1400 /

鳥獣族・闇属性モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはリンク素材にできず、効果は無効化される。
②:自分の「RR」Xモンスターの効果が発動した場合に発動する。デッキから「RUM」魔法カード1枚を自分フィールドにセットする。速攻魔法カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。

【LINK-2:左下/右下】

リンク素材の性質上【RR】【BF】で使われることになりますが、デッキから「鳥獣族・闇属性・レベル4」モンスターをリクルートすることでシンクロ・エクシーズ召喚のサポートが行えます。特殊召喚したモンスターはリンク素材にはできませんが、上記のカテゴリは横並びに長けているカテゴリでもあるためその気になればリンク召喚も繋げられます。


《王神鳥シムルグ》

《王神鳥シムルグ》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 風 / 鳥獣族 / 攻2400 /

鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク素材にできない。
①:このカード及びこのカードのリンク先の鳥獣族モンスターは相手の効果の対象にならない。
②:このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに自分フィールドの「シムルグ」カード1枚を破壊できる。
③:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。使用していない自分・相手の魔法&罠ゾーンの数以下のレベルを持つ、鳥獣族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

【LINK-3:左下/下/右下】

【シムルグ】のリンクモンスターとして活躍できるこのモンスターですが、①の効果と③の効果は幅広く鳥獣族全体をサポートできます。特に③の効果はデッキによっては殆どノーコストでデッキからリクルートを実現できるため、鳥獣族デッキであればとりあえず検討してみたいカードです。


《LL-リサイト・スターリング》

《LL-リサイト・スターリング》

【 エクシーズモンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0

レベル1モンスター×2体以上
①:このカードがX召喚に成功した場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
③:X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。

ステータスの低さは目立ちますが、戦闘面に関しては③の効果で相手へもいくらか牽制できます。このカードを採用するならば②の効果によるサーチを利用することになり、デッキ内に「鳥獣族・レベル1」モンスターをある程度採用することになりそうです。


《キキナガシ風鳥》

《キキナガシ風鳥》

【 エクシーズモンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0

レベル1モンスター×2
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、他のカードの効果を受けない。
②:1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。このターン、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

1ターン限りの壁モンスターとして機能し、耐えた後は「風属性・鳥獣族」のリンク素材として活用できます。ただ、もし展開できる状況であれば《LL-リサイト・スターリング》をエクシーズ召喚してそちらでアドバンテージを稼ぐことも考えられるため、最終手段としての運用になるでしょう。


《零鳥獣シルフィーネ》

《零鳥獣シルフィーネ》

【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 水 / 鳥獣族 / 攻2000 / 守2200

鳥獣族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果を無効にし、このカードの攻撃力はこのカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの数×300ポイントアップする。このカードの効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで適用される。

鳥獣族が誇るランク4モンスターと言えばこれでしょう。相手フィールドの全ての表側表示カードを無力化しながら自己強化を図ることでそのまま攻勢に入れます。素材の都合上効果も2回まで使えるため、相手にとってはかなりの痛手になるでしょう。


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