目次
はじめに
「COLLECTION PACK 2020」で収録される「機塊」は「遊戯王VRAINS」に登場したお掃除AI「ロボッピ」が使用したカテゴリでした。相互リンクをスイッチのオンオフに見立て、モンスターカードゾーンを移動させながら戦うこのカテゴリは【ディーフォーマー】にも似た「切り替え」の面白さを味わわせてくれるようでもあります。
相互リンク状態の切り替えで変わる二つの効果を使いこなすのは、それこそAIでもない限り一朝一夕にはできません。しかし「機塊」リンクモンスターをしっかり使いこなすことができれば相手の覚えていない方向から一撃を決めることもできるでしょう。何度も何度も使って状況にあった戦術を取れるようになりたいですね。
そういうことで、ロボッピ君の使っていた「機塊」を我々人間も操ってみましょう。すべてのカードがOCG化されたわけではありませんが、相互リンク状態を組み替える戦術はしっかり再現できますよ。
デッキコンセプト紹介
※発売前カードのため、アニメ版の画像を代わりに表示しています。
【機塊】は闇属性・機械族の「機塊」リンクモンスターによるビートダウン&バーンデッキです。LINK-1のリンクモンスターは「相互リンク状態の時」「相互リンク状態でない時」でそれぞれ違う効果を持っており、これをフィールド魔法《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》やリンクモンスター《乾燥機塊ドライドレイク》で切り替えながら戦っていきます。
LINK-2のリンクモンスターである《充電機塊セルトパス》は相互リンク状態を作る上では欠かせない存在で、このデッキにおけるハブ拠点のような役割を担います。
《充電機塊セルトパス》
【 リンクモンスター 】
リンク2 / 闇属性 / 機械族 / 攻0
「機塊」モンスター2体
①:リンク状態のこのカードは、攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
②:このカードの相互リンク先の自分の「機塊」リンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。その自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、このカードの相互リンク先のモンスターの数×1000アップする。
③:1ターンに1度、このカードとは相互リンクしていない自分フィールドの「機塊」リンクモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
【リンクマーカー:左下/下】
《充電機塊セルトパス》の②効果で相互リンク先のモンスターの攻撃力を上げ、破壊されても③効果でリカバリーできる状況を作ります。そうして他のLINK-1「機塊」リンクモンスターをリンク召喚しましょう。
数あるLINK-1「機塊」リンクモンスターですが、その中でも筆頭アタッカーは《洗濯機塊ランドリードラゴン》です。戦闘ダメージこそ与えられませんが、相手のモンスターを除去できる性能は「機塊」モンスター1体という召喚条件からは想像できないくらいお手軽です。
《洗濯機塊ランドリードラゴン》
【 リンクモンスター 】
リンク1 / 水属性 / 機械族 / 攻1500
「機塊」モンスター1体
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
②:1ターンに1度、相互リンク状態のこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを除外する。
③:1ターンに1度、相互リンク状態ではないこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
【リンクマーカー:上】
《充電機塊セルトパス》《洗濯機塊ランドリードラゴン》といったリンクモンスターを並べて攻めていきますが、ここで肝心の「機塊」モンスターの展開方法について紹介しましょう。
このデッキの展開を担うモンスターは《電幻機塊コンセントロール》《複写機塊コピーボックル》の2種類です。これによってフィールドに「機塊」を展開することでリンク素材を確保し、墓地蘇生カードを使うための下準備も整えます。
《電幻機塊コンセントロール》
【 効果モンスター 】
星1 / 闇属性 / 機械族 / 攻100 / 守100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「機塊」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに他の「電幻機塊コンセントロール」が特殊召喚された場合に発動できる。デッキから「電幻機塊コンセントロール」1体を特殊召喚する。
《複写機塊コピーボックル》
【 効果モンスター 】
星1 / 闇属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、対象のモンスターと同名カードとして扱う。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの同名モンスター1体を自分の手札・墓地から選んで特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
《電幻機塊コンセントロール》の名前を得た《複写機塊コピーボックル》を特殊召喚することで更にデッキから《電幻機塊コンセントロール》を展開できます。また、メインデッキに入る「機塊」モンスターはレベル1・低攻撃力であることから《ワン・フォー・ワン》《機械複製術》に対応しており、展開する手段でひどく困ることはないでしょう。
そして、数ある「機塊」カードを全体的に使いやすくするのがフィールド魔法《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》です。
《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》
【 フィールド魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキからフィールド魔法カード以外の「機塊」カード1枚を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分が「機塊」リンクモンスターのリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地から「機塊」モンスター1体を選んで手札に加える。
③:1ターンに1度、自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドの「機塊」モンスター1体を選び、その位置を他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。
発動時に「機塊」カードをサーチできるため展開に必要なカードをこれ1枚で揃えられます。フィールド魔法であることから《テラ・フォーミング》を4枚目のサーチ札にしてもいいでしょう。また、サーチ先も「機塊」カードであることから通常魔法である《機塊リユース》《機塊テスト》をこれで手札に加えられます。
ここまでに紹介した動きをまとめると、以下のようになります。
- フィールド魔法《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》で必要な「機塊」カードを集めよう。
- モンスターカード《電幻機塊コンセントロール》《複写機塊コピーボックル》を利用してフィールドへ「機塊」モンスターを展開!
- リンクモンスター《充電機塊セルトパス》を起点に、LINK-1「機塊」モンスターを呼び出してビートダウンを決めろ!
また、今回のお試しデッキレシピでは「比較的簡単にリンクモンスターを呼び出せること」「リンクモンスターを蘇生さえる方法が豊富であること」に着目して《リンク・バースト》を採用しています。《充電機塊セルトパス》のドロー効果は自分から能動的に破壊した場合でも問題なく発動できる、というわけですね。更に、「破壊時にドローできる」性質を加速させるために《補給部隊》も採用しています。好きなようにいじってみてくださいね。
「機塊」カテゴリカード紹介
《電幻機塊コンセントロール》
《電幻機塊コンセントロール》
【 効果モンスター 】
星1 / 闇属性 / 機械族 / 攻100 / 守100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「機塊」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに他の「電幻機塊コンセントロール」が特殊召喚された場合に発動できる。デッキから「電幻機塊コンセントロール」1体を特殊召喚する。
自分フィールドに「機塊」モンスターがいる時に特殊召喚できる効果、他の《電幻機塊コンセントロール》が特殊召喚された場合にデッキから3体目の《電幻機塊コンセントロール》を特殊召喚できる効果で序盤の展開をサポートします。性質上デッキに1枚は戻しておきたいモンスターであるため、通常魔法《機塊リユース》のデメリット効果でデッキへ戻したり《貪欲な壺》を採用したりするといいでしょう。
《複写機塊コピーボックル》
《複写機塊コピーボックル》
【 効果モンスター 】
星1 / 闇属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、対象のモンスターと同名カードとして扱う。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの同名モンスター1体を自分の手札・墓地から選んで特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
特殊召喚時にモンスターの名前をコピーできることから、このカードでも《電幻機塊コンセントロール》のデッキリクルート効果を発動できます。墓地へ送られた後も墓地除外効果で手札から特殊召喚or墓地蘇生ができるため、《電幻機塊コンセントロール》と併せてこちらも3積みすることが推奨されます。
《遮断機塊ブレイカーバンクル》
《遮断機塊ブレイカーバンクル》
【 効果モンスター 】
星1 / 水属性 / 機械族 / 攻0 / 守0
①:自分の「機塊」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、
このカードを手札から捨てて発動できる。その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
②:自分フィールドの「機塊」モンスターが効果で破壊される場合、代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。
手札誘発効果・墓地効果で「機塊」モンスターの戦闘or効果破壊を防ぐことができますが、もっぱら使うのは墓地で発動する効果破壊を防ぐ効果でしょう。メインデッキに入る「機塊」モンスターは数が少ないためこのカードによる展開も考える必要があります。
《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》
《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》
【 フィールド魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキからフィールド魔法カード以外の「機塊」カード1枚を手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、自分が「機塊」リンクモンスターのリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地から「機塊」モンスター1体を選んで手札に加える。
③:1ターンに1度、自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドの「機塊」モンスター1体を選び、その位置を他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。
発動時に「機塊」カードをサーチできる効果は言うまでもなく強力ですが、②の効果による手札回収効果も忘れてはいけません。これによって《遮断機塊ブレイカーバンクル》を手札に戻して戦闘破壊をケアできます。また、③の効果で「機塊」リンクモンスターを移動させることによって相互リンク状態を作る・崩すことで、状況にあった効果を選択していきましょう。
《機塊リユース》
《機塊リユース》
【 通常魔法 】
①:自分の墓地の「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。
墓地の「機塊」モンスターを蘇生できますが、なんとこのカードターン1制限が付いていません。それに、デメリット効果のようについている「フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る」というテキストですが、1枚はデッキにいてほしい《電幻機塊コンセントロール》や「機塊」リンクモンスターの再利用を推進できることから、このデッキではメリットとして活用できる機会も多いでしょう。
《機塊テスト》
《機塊テスト》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの「機塊」リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのリンク先となる自分フィールドに、自分の墓地からリンク1の「機塊」リンクモンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
墓地のLINK-1「機塊」リンクモンスター限定ですが、自分フィールド上の「機塊」リンクモンスターのリンク先へ(とは言っても選択肢は《充電機塊セルトパス》しかありませんが)可能な限り特殊召喚できます。エンドフェイズに除外される効果もLINK-4に繋げることで問題なく踏み倒せるでしょう。
《充電機塊セルトパス》
《充電機塊セルトパス》
【 リンクモンスター 】
リンク2 / 闇属性 / 機械族 / 攻0
「機塊」モンスター2体
①:リンク状態のこのカードは、攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
②:このカードの相互リンク先の自分の「機塊」リンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。その自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、このカードの相互リンク先のモンスターの数×1000アップする。
③:1ターンに1度、このカードとは相互リンクしていない自分フィールドの「機塊」リンクモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
【リンクマーカー:左下/下】
これを執筆している2020年6月現在、リンクマーカーが「左下」「下」と向いている唯一の「機塊」リンクモンスターです。そのため「機塊」モンスターだけで相互リンク状態を作るならば必ずこのカードにお世話になることとなります。「機塊」リンクモンスターの打点上昇効果は強力で、これと2体のリンクモンスターを相互リンクさせることで盤面火力を4000上げられます。
相互リンク状態でない「機塊」リンクモンスターが破壊された場合にドローできるのもありがたいですね。前述の通り、こちらは自分で能動的に破壊した場合でも問題なく発動できます。今回のお試しデッキレシピには《リンク・バースト》を入れて条件を満たしつつ、あちらと合わせた2枚ドローを狙っていきます。
《洗濯機塊ランドリードラゴン》
《洗濯機塊ランドリードラゴン》
【 リンクモンスター 】
リンク1 / 水属性 / 機械族 / 攻1500
「機塊」モンスター1体
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
②:1ターンに1度、相互リンク状態のこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを除外する。
③:1ターンに1度、相互リンク状態ではないこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
【リンクマーカー:上】
相互リンク状態 :戦闘相手を除外する。
非相互リンク状態:戦闘相手を破壊&元々の攻撃力分ダメージを与える。
劇中でもSoulburner相手に強烈な一撃を食らわせたこちらは恐らく「機塊」最強のリンクモンスターと呼べるでしょう。とても「機塊」1体だけで呼べるとは思えないスペックの高さを誇っており、戦闘面に関しても他のカードの追随を許しません。戦闘ダメージこそ与えられませんが、このカード自体でもバーンを叩き込めるのであまり問題にはならないでしょう。
《乾燥機塊ドライドレイク》
《乾燥機塊ドライドレイク》
【 リンクモンスター 】
リンク1/炎属性/機械族/攻 0
「機塊」モンスター1体
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:リンク状態のこのカードの攻撃力は1000アップする。
②:自分バトルフェイズに1度、このカードが相互リンク状態の場合に発動できる。このカードを含む自分のメインモンスターゾーンの「機塊」モンスター2体を選び、その位置を入れ替える。このターン、そのもう1体のモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:1ターンに1度、相互リンク状態ではないこのカードが攻撃対象になった時に発動できる。その攻撃を無効にする。
【リンクマーカー:右上】
相互リンク状態 :自分バトルフェイズ中に1度、自分メインモンスターゾーンの「機塊」1体と位置を入れ替える&もう1体に追加攻撃付与。
非相互リンク状態:1ターンに1度、攻撃対象になった時その攻撃を無効にする。
リンク状態で攻撃力が1000上昇することから、《充電機塊セルトパス》と合わせることで最大攻撃力3000で戦えるようになります。また、位置を入れ替える効果があることから《掃除機塊バキューネシア》の直接攻撃を可能にしたり《洗濯機塊ランドリードラゴン》の効果を切り替えたりと多種多様な活躍を見せられますね。
《掃除機塊バキューネシア》
《掃除機塊バキューネシア》
【 リンクモンスター 】
リンク1 / 闇属性 / 機械族 / 攻1000
「機塊」モンスター1体
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:手札を1枚墓地へ送り、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードが相互リンク状態の場合、相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが相互リンク状態ではない場合、このカードは直接攻撃できる。
【リンクマーカー:右上】
相互リンク状態 :相手のメインモンスターゾーンのモンスターを1体破壊(名称ターン1)。
非相互リンク状態:直接攻撃できる。
手札1枚を破壊にお手軽置換できるこのカードですが、相互リンク状態にすることでコスト無しで破壊を決められます。しかし破壊効果は1ターンにどちらかしか使えないことを忘れずに。その代わり破壊後に位置を入れ替えて直接攻撃は狙えるため、《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》《乾燥機塊ドライドレイク》辺りで狙ってみましょう。
《計量機塊カッパスケール》
《計量機塊カッパスケール》
【 リンクモンスター 】
リンク1 / 水属性 / 機械族 / 攻0
「機塊」モンスター1体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:相互リンク状態のこのカードをリリースして発動できる。自分の墓地から「計量機塊カッパスケール」以外の「機塊」リンクモンスター1体を選んで特殊召喚する。
②:相互リンク状態ではないこのカードをリリースして発動できる。自分の墓地からレベル4以下の「機塊」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【リンクマーカー:上】
相互リンク状態 :自身をリリースし、墓地の「機塊」リンクモンスターを特殊召喚。
非相互リンク状態:自身をリリースし、墓地のレベル4以下の「機塊」モンスターを特殊召喚。
このカード自体が直接アドバンテージに貢献することは少ないですが、《機塊リユース》《機塊テスト》といったカードを生かすとするならば蘇生先の一つとしてリンク召喚しておくのも悪くはありません。また、他の「機塊」リンクモンスターを一度このカードを経由させ、《計量機塊カッパスケール》の①効果でリンク先でない場所へ特殊召喚させる使い方もあります。
ここまでのおさらい
「相互リンク状態」という言葉をここまで意識させてくれるカテゴリもなかなかないでしょう。今までのリンクカテゴリではなかなか見られなかった「位置を入れ替える」効果も初期に登場した《キャッスル・リンク》を思わせるようです。そんな懐かしくも新しくもある【機塊】をおさらいすると以下のようになります。
- 【機塊】は「レベル1・闇属性・機械族」モンスターで展開する、リンクモンスターによるビートダウンデッキ。
- 「相互リンク状態」とそうでない状態を切り替え、リンクモンスター固有の効果を適宜発動していこう。
- 準備ができたら攻撃開始! 《洗濯機塊ランドリードラゴン》で戦闘除去、《掃除機塊バキューネシア》で効果破壊して相手の盤面を崩せ!
冒頭で述べた通り、今回のお試しデッキレシピは《充電機塊セルトパス》の破壊時ドロー効果に着目して《リンク・バースト》を取り入れました。着目する点によってデッキタイプも変わってくるため、興味のある方は是非ステータスとにらめっこをしてお気に入りの構築を練ってみてくださいね。
カテゴリ外汎用カード紹介
《フォーマッド・スキッパー》/《パラレルエクシード》
《フォーマッド・スキッパー》
【 効果モンスター 】
星1 / 光属性 / サイバース族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。このターンにリンク召喚する場合、このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
②:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
《パラレルエクシード》
【 効果モンスター 】
星8 / 風属性 / サイバース族 / 攻2000 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在し、自分がリンク召喚に成功した場合に発動できる。このカードをそのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「パラレルエクシード」1体を特殊召喚する。
③:「パラレルエクシード」の効果で特殊召喚したこのカードはレベル4になり、
元々の攻撃力・守備力は半分になる。
多くの構築動画で見られたのがこの2枚の組み合わせでした。《フォーマッド・スキッパー》はEXデッキの「機塊」リンクモンスターの名前を得ることで「機塊」リンクモンスターをリンク召喚することができ、メインデッキに入るカテゴリモンスターが少ない【機塊】の弱点をカバーできます。リンク召喚に使用することでデッキから《パラレルエクシード》をサーチでき、そのまま無駄なくあちらの動きに繋げられます。
《パラレルエクシード》は《充電機塊セルトパス》等のリンク召喚時に手札から特殊召喚できるため、このデッキでは呼び出す機会はそこそこ多いかと思われます。2体目をデッキから呼び出すことでランク4を作ることができるカードですが、多く見られたのは《No.41 泥睡魔獣バグースカ》でした。【機塊】は相手ターンでの妨害力は高くないため、こういったカードで手軽に妨害体制を作れるのは便利ですね(リンクモンスター主体のため、自分はバグースカの効果を受けないのもグッド)。
《リンク・バースト》
《リンク・バースト》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのリンクモンスター1体と、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
自分のリンクモンスター1体と相手モンスター1体を破壊……だけでなく、ここに1枚ドローできるおまけがついてきます。このままでも手札・盤面アドは±0になりますが、【機塊】では《充電機塊セルトパス》のドロー効果をそのまま発動できるのが嬉しいところで、これによって手札・盤面アドが+1まで膨れ上がります。
蓄えたアドは《掃除機塊バキューネシア》で更なる破壊に繋げましょう。また、【機塊】は「機塊」モンスター1体だけでリンク召喚することが多いため、リンクモンスターを自分で破壊するデメリットがそこまで大きくないのも好相性ポイントです。なんなら蘇生札は《機塊リユース》《機塊テスト》と山のようにあるので「破壊→蘇生→攻撃」といった流れも作れます。
《アクセスコード・トーカー》
《アクセスコード・トーカー》
【 リンクモンスター 】
リンク4 / 闇属性 / サイバース族 / 攻2300
効果モンスター2体以上
このカードの効果の発動に対して相手は効果を発動できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、そのリンク素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力は、そのモンスターのリンクマーカーの数×1000アップする。
②:自分のフィールド・墓地からリンクモンスター1体を除外して発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。このターン、自分の「アクセスコード・トーカー」の効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外する事はできない。
【リンクマーカー:上/左/右/下】
リンクマーカー的には《ヴァレルソード・ドラゴン》の方がいいことは確かなんですが、わざわざこちらのカードを紹介するということはまぁそれなりにシナジーがあるということです。【機塊】のリンクモンスターはカテゴリ内のものだけでも闇属性(セルトパス・バキューネシア)、水属性(ランドリードラゴン・カッパスケール)、炎属性(ドライドレイク)と3種類あり、デュエル後半ならば相手のカード3枚を一方的に破壊できるようになります。
また、場に《充電機塊セルトパス》が存在するならば《機塊テスト》1枚でLINK-4を呼び出す準備が整うのも高ポイント。そのままリンク召喚したら攻撃力は4300にまで到達するため大抵の勝負に決着をつけることができます。遊作くんの最終兵器がロボッピのデッキと相性いいのは泣けますなぁ……
お試しデッキレシピ
メインデッキ
3 電幻機塊コンセントロール
3 複写機塊コピーボックル
3 遮断機塊ブレイカーバンクル
3 灰流うらら
3 幽鬼うさぎ
3 増殖するG
3 家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド
3 機塊リユース
2 機塊テスト
1 テラ・フォーミング
1 死者蘇生
2 ワン・フォー・ワン
3 補給部隊
3 機械複製術
3 リンク・バースト
1 メタバース
エクストラデッキ
2 充電機塊セルトパス
2 計量機塊カッパスケール
2 掃除機塊バキューネシア
3 洗濯機塊ランドリードラゴン
2 乾燥機塊ドライドレイク
1 ヴァレルソード・ドラゴン
1 召命の神弓-アポロウーサ
1 アクセスコード・トーカー
まとめ
ロボッピの扱う【機塊】は全てがOCG化されたわけではありませんが、とりあえずは今回の型に一旦落ち着きましたね。個人的には劇中で彼がSoulburnerとデュエルした回はVRAINSの中でも屈指のエピソードで、この記事を書いている時に何度も何度もあのシーンとかこのシーンが思い浮かんできて手が止まってしまいました。
キャラクターになりきれる、好きなキャラクターと距離を縮められる。この時期に発売されるコレクションパックにはそういった楽しみもあるでしょう。そういう意味で今回の「機塊」はしっかり仕上がっています。今後の強化を楽しみにしながら、彼の描いた夢に想いを馳せてみてはどうでしょうか。
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