【全16種】魚族デッキのお役立ちサポートカード紹介

デッキ構築&プレイングサポート

はじめに:シンクロ、エクシーズ、なんでもござれ!

かつてはマイナー種族と言われてきた魚族も、いまは多くのサポートカードを抱えた一種族に進化を遂げました。エースモンスター《超古深海王シーラカンス》を筆頭とした彼らは、現在はシンクロ召喚やエクシーズ召喚を得意とする種族となっています。魚族は海竜族・水族と共に強化されてきた歴史がありますが、ここ最近はそれぞれの種族も個性が強くなりました。そのため、現在は魚族単体をサポートするカードが多く増えており、同じ魚族デッキでも取れる選択肢が昔よりもぐっと増えています。

ということで、これまでにどんなサポートが登場したのかを一度振り返ってみましょう。
数は少ないですが、魚族にしかできないこともあるんです。では、行きますよ!


サポートカード紹介

モンスターカード

《鰤っ子姫》

《鰤っ子姫》

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 魚族 / 攻0 / 守0

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、このカードをゲームから除外して発動できる。デッキから「鰤っ子姫」以外のレベル4以下の魚族モンスター1体を特殊召喚する。「鰤っ子姫」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

魚族デッキを組む上で考えたいのがこのカードの採用です。魔法カード《ワン・フォー・ワン》を用いることで召喚権を使わずに下級魚族をリクルートでき、そこから様々な効果発動に繋げられます。手札から展開ができる《ハンマー・シャーク》、デッキからリクルートができる《カッター・シャーク》、墓地蘇生効果を持つ《貪食魚グリーディス》、墓地肥やしに優れた《揺海魚デッドリーフ》等がリクルート候補に挙がるでしょう。


《マーメイド・シャーク》

《マーメイド・シャーク》

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 魚族 / 攻100 / 守300

このカードが召喚に成功した時、デッキからレベル3~5の魚族モンスター1体を手札に加える事ができる。

召喚時のみ、というところがネックになりますが、レベル3~5の魚族を手札に引き込める汎用性は高く、他のカードで代替することは難しい効果となっています。ステータスが低いため、相手ターンを迎える際は《リンクリボー》にして防御力を上げたり、展開時に他のカードの素材にしてフィールドに残さない工夫が必要です。


《シャーク・サッカー》

《シャーク・サッカー》

【 効果モンスター 】
星 3 / 水 / 魚族 / 攻200 / 守1000

自分フィールド上に魚族・海竜族・水族モンスターが召喚・特殊召喚された時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。このカードはシンクロ素材とする事はできない。

魚族モンスターの中でも汎用性の高いモンスターとして、このカードが挙げられます。シンクロ召喚には使えませんが、リンク・エクシーズ召喚の素材としては優秀で、水属性デッキの必須リンクモンスター《海晶乙女コーラルアネモネ》に簡単にアクセスできます。


《貪食魚グリーディス》

《貪食魚グリーディス》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 水 / 魚族 / 攻1000 / 守1000

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手の手札の数以下のレベルを持つ自分の墓地の魚族・海竜族・水族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。このカードをS素材としたSモンスターの攻撃力・守備力は、相手の手札の数×200アップする。

強力なリンクモンスター《水晶機巧-ハリファイバー》から呼び出せるチューナーモンスターの選択肢として、このカードがあります。なんと言っても①の効果でモンスター蘇生ができるのが嬉しいところ。相手の手札に依存しますが、蘇生先を低レベルモンスターに限定することでリスクを軽減できます。


《カッター・シャーク》

《カッター・シャーク》

【 効果モンスター 】
星4 / 水属性 / 魚族 / 攻1600 / 守 500

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じレベルでカード名が異なる魚族モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:このカードを水属性モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3または5として扱う事ができる。

エクストラデッキからの特殊召喚がエクシーズ召喚のみに絞られますが、同じレベルの魚族モンスターをデッキからリクルート刷る効果を持っています。相棒でもある《ランタン・シャーク》をリクルートすることで、ランク3~5までの水属性エクシーズモンスターを自在に呼べます。《ヴァリアント・シャーク・ランサー》を使う際は便利な一枚です。


《ダブルフィン・シャーク》

《ダブルフィン・シャーク》

【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 魚族 / 攻1000 / 守1200

このカードが召喚に成功した時、自分の墓地からレベル3またはレベル4の魚族・水属性モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果を発動するターン、自分は水属性以外のモンスターを特殊召喚できない。

召喚権は使いますが、墓地のレベル3・4の魚族・水属性モンスターを蘇生することができます。レベル4ならそのまま《バハムート・シャーク》等をエクシーズ召喚できますし、レベルが合わなくとも《海晶乙女コーラルアネモネ》をリンク召喚することが可能です。


《揺海魚デッドリーフ》

《揺海魚デッドリーフ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 魚族 / 攻1500 / 守1600

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「揺海魚デッドリーフ」以外の魚族モンスター1体を墓地へ送る。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の魚族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

魚族デッキを使う際は是非とも採用したい1枚です。①の効果で、シンクロ召喚を行う際に便利な「フィッシュボーグ」モンスターを墓地へ送って自己蘇生できるほか、同じく自己再生効果を持つ《城塞クジラ》を墓地へ送ることもできます。②の効果によるリソース回復&1ドローも強力です。


《超古深海王シーラカンス》

《超古深海王シーラカンス》

【 効果モンスター 】
星 7 / 水 / 魚族 / 攻2800 / 守2200

①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。デッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。
②:フィールドのこのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカード以外の自分フィールドの魚族モンスター1体をリリースして発動できる。その効果を無効にし破壊する。

何年も前から魚族デッキを引っ張ってきたこのモンスターは、カードプールが豊富となった現代においても最前線で戦い続けています。①の効果による超展開により、シンクロ・エクシーズ・リンクとやりたい放題。②の効果によって、一部の効果に耐性のようなものを持っている点も覚えておきたいところです。


《白闘気一角》

《白闘気一角》

【 シンクロモンスター 】
星 7 / 水 / 魚族 / 攻2500 / 守1500

水属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した時、自分の墓地の魚族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
②:このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の水属性モンスター1体を除外して発動できる。このカードをチューナー扱いで特殊召喚する。

シンクロ召喚の条件こそ厳しめですが、墓地の魚族モンスターを完全蘇生して展開の幅をぐっと広げてくれます。チューナーを蘇生して続けてシンクロ召喚しても良いですし、《超古深海王シーラカンス》を蘇生して大量展開しても良いでしょう。途中で破壊されたとしても蘇る、②の自己蘇生効果も見逃せません。


《海晶乙女コーラルアネモネ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / サイバース族 / 攻2000 /

水属性モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、「海晶乙女コーラルアネモネ」以外の自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

《揺海魚デッドリーフ》の登場によって魚族デッキ全般で使いやすくなったリンクモンスターです。対象を完全蘇生させることができるため、ターンを跨いで同じカードを使い回したり、あらかじめ墓地へ送っておいたカードを蘇生して運用したりできます。


魔法カード

《浮上》

《浮上》

【通常魔法】

①:自分の墓地のレベル3以下の魚族・海竜族・水族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

墓地から蘇生させる有力な魚族モンスターとしては、今記事で取り上げた《鰤っ子姫》が筆頭となるでしょう(あちらは自身の効果で除外されることが多いですが)。他にも、展開中に相手の打点を大きく下げられる《EMソード・フィッシュ》、展開後墓地へ溜まった「素早い」モンスターの蘇生に役立ちます。


《フィッシュアンドバックス》

《フィッシュアンドバックス》

【 通常魔法 】

手札を1枚捨て、ゲームから除外されている自分の魚族・海竜族・水族モンスター2体を選択して発動する。選択したモンスターを手札に加える。

「フィッシュボーグ」チューナーモンスターや《鰤っ子姫》、《揺海魚デッドリーフ》など、除外されることの多い魚族モンスターを回収する際に役に立つのがこのカードです。最近では水属性サポートに「氷水」カードが登場し、活躍する場面も多くなりました。


《白の救済》

《白の救済》

【 永続魔法 】

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の魚族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
②:このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから魚族モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚する。

墓地の魚族モンスターを回収することで、召喚時に効果を発動する《ダブルフィン・シャーク》のような魚族モンスターをもう一度有効活用できます。どのデッキタイプでも、1枚あると小回りが利くカードです。


《白の水鏡》

《白の水鏡》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の墓地のレベル4以下の魚族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、特殊召喚したモンスターと元々のカード名が同じモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。

墓地の下級魚族モンスターを蘇生させるだけでなく、蘇生させたカードと同名のモンスターを更にデッキから1枚サーチできます。前ターンに展開した墓地へ送った《サイレント・アングラー》を蘇生させて更に展開したり、サーチ↓モンスターをシンクロモンスター《たつのこ》と併せてシンクロ素材にしたりできます。


罠カード

《ギョッ!?》

《ギョッ!?》

【 カウンター罠 】

ゲームから除外されている自分の魚族・海竜族・水族モンスター1体をデッキに戻して発動する。効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

少々条件は必要ですが、魚族デッキでは比較的満たしやすい条件のため、思わぬところで相手にカウンターを食らわせることができます。《神の通告》でも一応同じようなことはできてしまいますが、除外されているモンスターをデッキに戻して再利用できる、というところで差別化したいところ。


《フィッシャーチャージ》

《フィッシャーチャージ》

【 通常罠 】

自分フィールド上に存在する魚族モンスター1体をリリースして発動する。フィールド上のカード1枚を破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

効果全体を見れば、相手フィールドのカードを破壊することでアドバンテージ的にはトントンになりますが、フィールドのカードをなんでも1枚破壊できるところに注目したいところです。効果破壊をトリガーに発動する効果を使うため、能動的に自分フィールドのカードを割ることもできます。ただ、その時はリリースするモンスターを考え、アドバンテージ上の損を抑えたいところです。


おわりに:シーラカンスの名の下に

魚族モンスターは《超古深海王シーラカンス》というエースモンスターを擁しておりながら、ここまでの勢力になるまでには多くの時間を要しました。その間にアニメの影響で「シャーク」カードは増えていましたが、実践レベルに到達したのは漫画出身の「ホワイト」カテゴリが登場してからになります。

紆余曲折ありながら、現在はシンクロ召喚とエクシーズ召喚に特化し、他の水族・海竜族とも力を合わせながら強力な展開力を見せることができるようになりました。まだテーマ数も少ないですが、これからのカードプールの拡大が非常に楽しみなところです。

ということで、記事はこの辺りにしたいと思います。
また魚族新規が来た時に会いましょう。それでは!


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