【全46種】汎用ドロー魔法カード一覧
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デッキ構築&プレイングサポート, 遊戯王
- Tags: ドローソース, 汎用カード
目次
はじめに:いっぱいカードを引きたい
遊戯王を代表する禁止カードに《強欲な壺》があります。1枚が2枚になる代表的なカードですが、現代ではカード1枚あたりの価値があまりに上がりすぎてしまったこともあり、おそらく二度と使えないだろうと言われることもあります。
デッキからカードをドローすると言うことはすなわち、今の手札から動ける可能性を広げると言うこと。展開ルートを延ばし、あんなモンスターやこんなモンスターを場に出す楽しみが生まれると言うこと……デュエリストでドローが嫌いなのはおそらく、不本意な状況でドローさせられた【インフェルニティ】使いくらいだと思います。
今回は、そんな「ドローする効果」を持った魔法カードたちの中で、多くのデッキに入りそうなモノをまとめてみました。手札が足りない、と思っている方の一部でも助けになれれば幸いです。
カード紹介
「壺」シリーズ:汎用的でいろいろなデッキに採用できる(かも)
《貪欲な壺》
《貪欲な壺》
【 通常魔法 】
①:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
墓地にモンスターが溜まりやすいデッキで幅広く採用されるカードです。EXデッキに1枚しか入れていない《水晶機巧-ハリファイバー》といったカードを使いまわす用途にも使えます。場合によっては、EXデッキのモンスター5体を戻して2枚ドロー、という《強欲な壺》よりも強欲な一面を見せてきます。
《金満な壺》
《金満な壺》
【 通常魔法 】
「金満な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はP召喚以外の特殊召喚ができない。
①:自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスター及び自分の墓地のPモンスターを合計3体選び、デッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
ペンデュラム召喚を扱うデッキで採用できるカード……ですが、その大きすぎるデメリットが故にペンデュラムデッキでもあまり姿を見ることはありません。しかし【クリフォート】【ダイナミスト】のような、カテゴリのモンスターを横並びにして盤面形成するデッキでは一考の余地がまだあります。
《大欲な壺》
《大欲な壺》
【 速攻魔法 】
「大欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる。そのモンスター3体を持ち主のデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
なんと、相手の除外されているカードも戻してドローすることができてしまうカードです。管理人はかつて相手の《PSYフレームロード・Ω》をEXデッキに戻しながらドローしていました。モンスター除外を多用するデッキに差しておけば、一部のデッキにはメタカードになるかもしれません。
《強欲で貪欲な壺》
《強欲で貪欲な壺》
【 通常魔法 】
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
展開に必要なパーツ(特に1枚だけ入れているカード)を除外してしまうことがあるため、どのデッキにも入るわけではありません。しかし、既にある程度デッキ内のカードに触った後や、手札にあるカードを場当たり的に扱う場合は気兼ねなく使えるでしょう。
また、除外されているカードの枚数を雑に水増しできるカードの代表でもあります。
《強欲で金満な壺》
《強欲で金満な壺》
【 通常魔法 】
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
EXデッキへの依存度が低いデッキならフル投入も視野に入るカードですが、このカードを使った後はカードの効果でドローができなくなります。他のドローソースを入れていなかったとしても、モンスター側にドロー効果が内蔵してある場合は、効果発動の順番を考える必要があります。
《金満で謙虚な壺》
《金満で謙虚な壺》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
①:自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
EXデッキをフル活用しないデッキでは全般的に投入することができます。相手にデッキ内のカードが何枚か割れる懸念はありますが、単体初動のカードをピンポイントで引き当てたい場合には力強い味方となってくれるでしょう。
《貪欲で無欲な壺》
《貪欲で無欲な壺》
【 通常魔法 】
メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。その後、デッキからカードを2枚ドローする。このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
なかなかに厳しい発動条件とデメリットがついているカードです。そもそも採用できるデッキ自体が少ないですが、発動さえできれば《貪欲な壺》よりも高いレートで手札を増やすことができるでしょう。また、墓地の種族の種類は、リンクモンスター等を駆使することである程度水増しできます。バトルフェイズを行えないデメリットは、長期戦を見据えたデッキならあまり気にならないかもしれません。
フィールドのモンスターを参照してドロー
《アイアンドロー》:機械族効果モンスター2体”のみ”
《アイアンドロー》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのモンスターが機械族の効果モンスター2体のみの場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを特殊召喚できない。
機械族デッキならとりあえず採用することはできますが、その際に考えないといけないのが「1回だけの特殊召喚でどんな盤面を作って相手にターンを返すか」です。《ユニオン・キャリアー》《警衛バリケイドベルグ》《天霆號アーゼウス》あたりは、条件を満たすために使いやすいモンスターとなります。
《翼の恩返し》:カード名の異なる鳥獣族モンスター2体以上
《翼の恩返し》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのモンスターが、鳥獣族モンスターのみで、元々のカード名が異なるモンスター2体以上の場合、600LPを払って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
非常に緩い条件で使うことのできるドローソースです。鳥獣族は展開力に長けた種族であるため、相手の妨害が無い限りは数が揃わないことはないでしょう。ただ《ハーピィ・レディ》のように、同名カードを並べるデッキに採用する際は気をつけてください。
《烏合の行進》
《鳥合の行進》
【 通常魔法 】
自分フィールド上に獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかのモンスターが存在する場合、その種族1種類につき1枚デッキからカードをドローする。このカードを発動するターン、自分は他の魔法・罠カードの効果を発動できない。
獣族、獣戦士族、鳥獣族の3つをまんべんなくカバーすることができるデッキかつ、自分ターンの展開を魔法・罠にあまり頼らないデッキは……残念ながらありません(多分)。しかし、どちらかを捨てることで驚異の3枚ドローを繰り出すことができます。
例えば、長期戦を見据えた罠ビート、ほぼフルモンスターの構築にする、といった方法があります。
手札コスト無しでドロー(デッキ圧縮)
《成金ゴブリン》
《成金ゴブリン》
【 通常魔法 】
①:自分はデッキから1枚ドローする。その後、相手は1000LP回復する。
手軽にデッキ圧縮できるカードで、墓地の魔法カードの枚数をかさ増ししたり、魔力カウンターを増やしたりする目的にも使えます。採用に当たっては相手ライフが1000回復することをどれくらい重く見るかが関わってきますが……簡単に10000以上のダメージを叩き込めるデッキなら誤差の範囲になります。
《無の煉獄》
《無の煉獄》
【 通常魔法 】
自分の手札が3枚以上の場合に発動できる。自分のデッキからカードを1枚ドローし、このターンのエンドフェイズ時に自分の手札を全て捨てる。
短期決戦を目指すデッキかつ、総打点が8000を少し超えられる程度の展開が得意なデッキで活躍できるカードです。手札誘発や次ターンの展開札も捨てることになってしまうため「使ったそのターンで仕留める」「デッキ内の魔法・罠の比率を多くする」ことが付き合う上の秘訣になります。
手札を捨てる効果と相性のいいデッキでは、デメリットをメリットに変換できるでしょう。
《一時休戦》
《一時休戦》
【 通常魔法 】
①:お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。
「わかったわかった、ちょっと待ってくれ、一時休戦だ。やっぱり戦ったりバーンで焼いたりするのは良くないよな。これからずっと、というのは難しいかもしれないけど、とりあえず今のところは俺とお前の間は何もないってことにしないか? そうだな、次のターンまでお互いダメージを与えるのはやめにしよう。それならいいだろう? よし、決まりだ——先にてめぇを一発殴ってからな」
《チキンレース》
《チキンレース》
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
②:お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●デッキから1枚ドローする。
●このカードを破壊する。
●相手は1000LP回復する。
相手との心理戦がまさに「チキンレース」な1枚です。うまくいけば次のターンもドローできる他、相手ターンの攻撃をしのぐ盾にもなってくれるでしょう。通常罠《メタバース》を駆使することで、相手ターンのバトルフェイズ中にデッキから発動してダメージを0にすることもできます。
《雪花の光》
《雪花の光》
【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。このカードの発動後、このデュエル中に自分は「雪花の光」以外の魔法・罠カードの効果を発動できない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。手札のモンスター1体を相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
他の魔法・罠カードと共存させるのは難しいですが、問題なく使えた場合は《強欲な壺》以上の仕事をしてくれます。ほぼフルモンスター、いわゆる【ほぼモン】で活躍できるカードです。《天啓の薔薇の鐘》《氷結界》のように、自力で墓地から除外できるカードと合わせる使い方もあります。
《命削りの宝札》
《命削りの宝札》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
①:自分は手札が3枚になるようにデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。このターンのエンドフェイズに、自分の手札を全て墓地へ送る。
魔法・罠カードを駆使したバーンデッキ、メタビートデッキと相性がいいのがこのカードです。特殊召喚できない・エンドフェイズに手札を全て墓地へ送るデメリットはありますが、最大3枚ドローという破格の性能は他のカードではめったに見られません。
手札コストを払ってドロー(アド損なし、手札交換)
《星呼びの天儀台》:手札・フィールドのレベル6モンスター
《星呼びの天儀台》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、レベル6モンスター1体を持ち主のデッキの一番下に戻して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
デッキに居てほしいレベル6モンスターを戻しながらドローに変換できます。代表的なモンスターは《D-HERO ディアボリックガイ》ですが、サーチ・リクルートが容易なモンスターをデッキに戻す使い方もできます。一部のカードはデッキからの特殊召喚しかできない場合もあるので、そういったカードが死に札にならないように細工できます。
《七星の宝刀》:手札・フィールドのレベル7モンスター
《七星の宝刀》
【 通常魔法 】
手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、レベル7モンスター1体をゲームから除外して発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。「七星の宝刀」は1ターンに1枚しか発動できない。
レベル8版の《トレード・イン》と比べてみると、こちらはフィールドのモンスターをコストにできる違いがあります。このカードを採用するなら、除外を参照できるカードも入れてコストを無駄なく使えるようにしたいものです。
《トレード・イン》:手札のレベル8モンスター
《トレード・イン》
【 通常魔法 】
①:手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
レベル8モンスターは墓地へ送られても再利用が可能な場合が多く、場合によっては墓地へ送ることで強力な効果を発動する下準備になる場合もあります。下級モンスター、魔法・罠カードの比率を考えながら、手札事故が起こらない塩梅を見つけるようにしましょう。
《九字切りの呪符》:手札・フィールドのレベル9モンスター
《九字切りの呪符》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、レベル9モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
レベル9モンスターを多用するデッキはそこまで数はありませんが、デッキ内のモンスターの比率が高ければこのカードの採用が視野に入ります。同じレベル9サポートである《星遺物の胎導》の存在も頭には入れておきましょう。
《イグナイト・リロード》:手札のPモンスター
《イグナイト・リロード》
【 速攻魔法 】
「イグナイト・リロード」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札のPモンスターを任意の数だけ相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキに戻した数+1枚をデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
《打ち出の小槌》のペンデュラムモンスター版で、その特徴は何と言っても、使用後の手札枚数が変わらないところです。ドローできないデメリットがあるため《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》等の効果は先に発動しておきたいですね。
《強欲なウツボ》:手札の水属性モンスター
《強欲なウツボ》
①:手札の水属性モンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから3枚ドローする。
水属性モンスターを扱うデッキで、手札交換カードが必要ならまずはこのカードを思い浮かべましょう。《彩宝龍》や《黄紡鮄デュオニギス》のように、デッキに居てくれた方が都合いいカードはこのカードで戻せます。
《闇の誘惑》:手札の闇属性モンスター
《闇の誘惑》
【 通常魔法 】
①:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。
闇属性が誇る超強力ドローソースです。一部のモンスターは除外された場合でも効果を発動するため、そのようなカードと組み合わせることでアドバンテージが大爆発します。
《軽量化》:手札のレベル7以上のモンスター
《軽量化》
【 永続魔法 】
手札からレベル7以上のモンスター1体をデッキに加えてシャッフルした後、カードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
最上級モンスターをそれなりに多用しながらも、それを何かしらのコンボで手札に加えられる場合、デッキの中で眠っていてほしいと思う時があります。その時に便利なのがこのカード。ゆっくり腰を据えてデュエルすることができるなら、このカードはあなたのデッキを回す良い助けになるでしょう。
手札コストを払ってドロー(1枚アド損)
《暗黒界の取引》
《暗黒界の取引》
【 通常魔法 】
①:お互いのプレイヤーはデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
「手札を捨てる」効果が最重要視される【暗黒界】では3積み必須のカードですが、手札1枚分の損を許容できるなら汎用カードとしてデッキに入れられます。墓地で仕事するカードが多いデッキなら手札の減少もさほど気にならないかもしれません。
《一撃必殺!居合いドロー》
《一撃必殺!居合いドロー》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札を1枚捨てて発動できる。相手フィールドのカードの数だけ自分のデッキの上からカードを墓地へ送り、その後自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。それが「一撃必殺!居合いドロー」だった場合、それを墓地へ送り、フィールドのカードを全て破壊する。その後、この効果で破壊され墓地へ送られたカードの数×2000ダメージを相手に与える。違った場合、自分はこの効果でデッキから墓地へ送ったカードの数だけ、自分の墓地のカードを選んでデッキに戻す。
主に、墓地のカードをデッキと入れ替えるために使われるカードです。カテゴリのサーチカードや制限カードをデッキに戻しながら、墓地で効果発動するモンスターをある程度仕込むことでリソースの最適化が図れますし……たまにゲームが終わります。
墓地のリソースを使ってドロー
《エアー・トルピード》:墓地の水属性Xモンスター1体
《エアー・トルピード》
【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドの水属性Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのX素材を1つ取り除き、自分の手札の数×400ダメージを相手に与える。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果で与えたダメージの数値分アップする。
②:自分の墓地からこのカードと水属性Xモンスター1体を除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
《No.101 S・H・Ark Knight》《深淵に潜む者》など、水属性Xモンスターを活用する機会のあるデッキなら中盤以降のドローソースになってくれます。このカードがデッキに入っている場合、水属性Xモンスターが墓地へ送られた瞬間に手札の《おろかな副葬》が《強欲な壺》に化けます。
《終わりの始まり》:墓地の闇属性モンスター7体のうち5体
《終わりの始まり》
【 通常魔法 】
①:自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合、その内の5体を除外して発動できる。自分はデッキから3枚ドローする。
墓地をがっつり肥やすタイプの闇属性デッキで使えるカードですが、そういったタイプのデッキは墓地効果を持つモンスターを採用していることが多いため、場合によっては墓地リソースを失ってしまうこともあるかもしれません。しかしそれでも3枚ドローというのはあまりに強烈です。
手札・フィールドのリソースを使ってドロー
《ルドラの魔導書》
《ルドラの魔導書》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「ルドラの魔導書」以外の自分の手札・フィールドの「魔導書」カード1枚または自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、自分はデッキから2枚ドローする。
魔法使い族を扱うデッキでは《マジシャンズ・ソウルズ》と並ぶ強力なドローソースです。あちらを手札から特殊召喚して手札交換した後、このカードでリリースすることで更に追加でドローできます。他にも「魔導書」カードを利用したり、《魔導書士 バテル》を採用することでより円滑に回せます。
《極超辰醒》
《極超辰醒》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、通常召喚できないモンスター2体を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
極めて特殊な指定を行っているカードで、多くの人はEXデッキから特殊召喚されたモンスターを想像するかと思います。他にはフィールドの罠モンスターもリリースすることが可能で、思ったよりも対応している範囲は広い印象です。儀式モンスター、特殊召喚モンスターを多用するデッキでは一考の余地があります。
フィールドのリソースを使ってドロー
《フレグランス・ストーム》
《フレグランス・ストーム》
【 通常魔法 】
①:フィールドの植物族モンスター1体を対象として発動できる。
その植物族モンスターを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードが植物族モンスターだった場合、さらにそのカードをお互いに確認して自分はデッキから1枚ドローできる。
注目すべきは「フィールドの植物族モンスター」という部分。そう、相手モンスターを破壊してドローすることもできるんです。とはいえ相手が植物族モンスターを使ってくる保証はないので、こちらが《リプロドクス》や《DNA改造手術》《アイヴィ・シャックル》を使う時に狙えるコンボだと覚えておけばいいでしょう。
《冷薔薇の抱香》
《冷薔薇の抱香》
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのモンスターの種族によって以下の効果を適用する。
●植物族:このターンのエンドフェイズに、自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
●植物族以外:デッキからレベル4以下の植物族モンスター1体を手札に加える。
このカードが優れているのは速攻魔法である点です。普通に使えば1枚分の損失ですが、相手が発動したカードの効果にチェーンしてサクリファイス・エスケープとして使えばコストを軽減できます。このカード自体も《レッドローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にした時の効果でデッキから手札に加えられるため、植物族デッキで使いやすくなっています。
《馬の骨の対価》
《馬の骨の対価》
【 通常魔法 】
効果モンスター以外の自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動する。自分のデッキからカードを2枚ドローする。
「効果モンスター以外のモンスター」と聞くと通常モンスターが真っ先に思い浮かびますが、用意しやすいものとしては《LANフォリンクス》があります。幻竜族デッキでは《天威の拳僧》などを利用するのも手です。
《アドバンスドロー》
《アドバンスドロー》
【 通常魔法 】
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8以上のモンスター1体をリリースして発動する。自分のデッキからカードを2枚ドローする。
アドバンス召喚したモンスターをコストにしてもいいのですが、融合・シンクロモンスターをリリースする手もあります。特に、墓地へ送られた場合に何らかの効果を発動するモンスターを素材にしていた場合、特殊召喚したモンスターをコストにリリースしてもおつりがくる程のアドバンテージが得られる場合もあります。
《エクシーズ・ギフト》
《エクシーズ・ギフト》
【 通常魔法 】
①:自分フィールドにXモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。自分フィールドのX素材を2つ取り除き、自分はデッキから2枚ドローする。
Xモンスターを多用する場合——特に《FNo.0 未来竜皇ホープ》のX召喚を目指す場合など、X素材が余りがちな際に使うことで無駄なくドローすることができます。このカード自体も《ジェネレーション・フォース》でデッキから手札に加えられます。
《マジック・プランター》
《マジック・プランター》
【 通常魔法 】
①:自分フィールドの表側表示の永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
《サモンリミッター》などのロックカードを自力で剝がしたり、使い終わって残ったままの《リビングデッドの呼び声》をリリースするためにも使われます。また、《安全地帯》と組み合わせることで相手モンスターを除去するコンボもできます。
ドロー・スタンバイフェイズで手札改善
《カードトレーダー》
《カードトレーダー》
【 永続魔法 】
自分のスタンバイフェイズ時に手札を1枚デッキに加えてシャッフルする事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
手札改善のカードとしては安心感のあるカードデザインです。カード発動したターンは何も起こらないのがネックですが、相手がわざわざ《コズミック・サイクロン》等で除去してきたら、相手のカードを1枚使わせたと割り切ってもいいでしょう。
《ツッパリーチ》
《ツッパリーチ》
【 フィールド魔法 】
①:自分ドローフェイズに通常のドローをした時、そのカード1枚を相手に見せて発動できる。そのカードをデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:自分が効果でカードをドローした時、そのカード1枚を相手に見せて発動できる。このカードを墓地へ送り、見せたカードをデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
フィールド魔法であるため《テラ・フォーミング》《メタバース》で直接デッキから手札に加えることができます。①の効果は《カードトレーダー》と同じですが、デッキの一番下に戻すため、デッキに眠っていてほしいカードをもう一度引いてしまう確率を大きく落とすことができます。使い切りにはなりますが、どうしてももう1枚引き直したいときは②の効果でさらに”ツッパって”手札交換できます。
《漆黒のトバリ》
《漆黒のトバリ》
【 永続魔法 】
自分のドローフェイズにドローしたカードが闇属性モンスターだった場合、そのカードを相手に見せる事で、そのカードを墓地へ送る。その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
デッキ内の闇属性モンスターカードの比率を多くすることで、このカードによって連続で墓地送りさせることが狙えるようになります。墓地効果を持つ「シャドール」「彼岸」「幻影騎士団」モンスターとは抜群の相性を誇りますが、採用に当たってはデッキ内の魔法・罠カードの比率を見ながら考える必要があります。
条件を満たしてドロー
《三戦の才》
《三戦の才》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローする。
●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。
相手フィールドのモンスターが何かこちゃこちゃ動いている時、相手の手札から何かが飛んできた時、このカードがあると随分心持が楽になります。手札誘発対策としての一面が強いカードで能動的なドローはやや苦手ですが、《暗黒界の軍師 セルリ》のような強制効果を持つモンスターを相手フィールドに送り付けて無理やり発動させる手段もあります。
《一点着地》
《一点着地》
【 永続魔法 】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の手札から自分フィールドに、モンスター1体のみが特殊召喚された場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
②:自分ターンにこのカードの①の効果でドローしていない場合、そのターンのエンドフェイズにこのカードは墓地へ送られる。
相手の手札から特殊召喚されたモンスターにも反応するため「壊獣」への牽制にもなります。①の効果の発動条件を満たすことはそれほど難しくないため、《補給部隊》のように、維持するだけでコンスタントに1枚ドローもらえるカードともいえます。
《切り裂かれし闇》
《切り裂かれし闇》
【 永続魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分がトークン以外の通常モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
②:以下のいずれかの自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力分アップする。
●レベル5以上の通常モンスター
●通常モンスターを使用して儀式召喚したモンスター
●通常モンスターを素材として融合・S・X召喚したモンスター
通常モンスターを扱うデッキを組む際は、是非ともこのカードも同時採用しておきたいものです。①の効果によるドローはもちろんのこと、通常モンスターを利用して特殊召喚したモンスターにも戦闘時のボーナスが付いてきます。前述の《馬の骨の対価》と合わせるとさらにドロー加速が捗ります。
《ペンデュラム・ホルト》
《ペンデュラム・ホルト》
【 通常魔法 】
①:自分のEXデッキに表側表示のPモンスターが3種類以上存在する場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない。
デッキからカードを手札に加えられなくなる、というデメリットはありますが、そのターン既に展開を終えてしまっているなら実質的にデメリットなしでドローできてしまいます。また、このカードは《デュエリスト・アドベント》によるサーチに対応しています。
《強欲なカケラ》
《強欲なカケラ》
【 永続魔法 】
自分のドローフェイズ時に通常のドローをする度に、このカードに強欲カウンターを1つ置く。強欲カウンターが2つ以上乗っているこのカードを墓地へ送る事で、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
個人的にはけっこう好きなカードです。デュエルリンクスでかつて使われていたカードですが、今でも低速デュエルでは十分活用できると思います。「2枚ドロー」が本当に実現するかはさておき、それが相手にもたらすプレッシャーと存在感は無視できるものではありません。
《冥界の宝札》
《冥界の宝札》
【 永続魔法 】
①:自分がモンスター2体以上をリリースしたアドバンス召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから2枚ドローする。
ターン1制限がないため、最大限にドローを求めるならば《二重召喚》《連撃の帝王》を駆使してアドバンス召喚の回数を稼ぐことになります。ただ、リリースするためのモンスター2体を揃えるのがなかなか骨が折れるので、《帝王の烈旋》で相手モンスターを巻き込んだり、《終焉の炎》でトークンを用意したりするとよいでしょう。
《エンタメデュエル》
《エンタメデュエル》
【 フィールド魔法 】
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いのプレイヤーは1ターン中に以下の条件をそれぞれ満たす度に、1つの条件につき1ターンに1度ずつデッキから2枚ドローする。
●レベルの異なるモンスター5体を同時に特殊召喚した。
●自身のモンスター1体が5回戦闘を行った。
●チェーン5以上でカードの効果を発動した。
●サイコロを振った回数及びコイントスの回数が合計5回になった。
●自身のLPが500以下になるダメージを受けた。
まさに公式からの挑戦状です。「チェーン5回」は比較的達成しやすい部類に入りますが、その他を狙う場合はほぼ専用構築を組む必要があります。安定して発動できるコンボが組めたら毎ターン2枚ドローができるため、興味のあるデッキビルダーはぜひ、このカードを生かしたデッキを作ってみてください。
まとめ:無理ないドロープランを
めっちゃあるじゃん()
いや、最初はそこまでないだろうな、と思ってこの記事作ってたんですが、遊戯王というコンテンツの底深さを舐めていたような気がします。幅広いデッキに入るようなドローソースはそれこそ何枚かに絞られますが、一部には「多分あのデッキにしか入らない」ようなカードもあり、そういったカードを探して使っていくのが遊戯王の醍醐味ともいえるでしょう。
もし、手札切れに悩んでいる皆さんがデッキ改善のきっかけを得られたなら幸いです。
また別の記事でお会いしましょう。ではでは!
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