【全25種】爬虫類族デッキのお役立ちサポートカード紹介
- By: Sirogane_sho(管理人)
- カテゴリー: デッキ構築&プレイングサポート, 遊戯王
- Tags: 汎用カード, 爬虫類族
目次
はじめに:かつては不遇、しかし……
遊戯王プレイヤーの間で度々行われる「不遇な種族」という議論ですが、少し前までは爬虫類族はその常連になっていました。デッキから4枚墓地送りできる魔法カード《スネーク・レイン》があったから迂闊な強化ができなかった、とか推測されていましたが、それはともかくとして、カテゴリはおろか種族自体の強化がなかった時間も長かったことは確かです。
しかし、2021年3月のデッキビルドパック「エンシェント・ガーディアンズ」で「溟界」が登場したことにより、爬虫類族デッキ不遇の流れは一気に変わることとなります。もっともテーマ数が少ないのは否めませんが、今記事が、今後爬虫類族デッキを作る人たちの参考になれば幸いです。
サポートカード紹介
モンスターカード
《レプティレス・ニャミニ》 / 《レプティレス・ヒュドラ》
《レプティレス・ニャミニ》
【 効果モンスター 】
星 2 / 闇 / 爬虫類族 / 攻200 / 守0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の墓地に爬虫類族モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にする。
②:相手フィールドに攻撃力0のモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
《レプティレス・ヒュドラ》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 闇 / 爬虫類族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが手札に存在し、自分フィールドのモンスターが爬虫類族モンスターのみの場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、このカードを特殊召喚する。その後、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にする。
「レプティレス」は、相手フィールドに攻撃力0のモンスターが居るほどアドバンテージを稼げる爬虫類族テーマで、その関連カードであるニャミニとヒュドラは手軽に相手の攻撃力を0にできる効果を持っています。他の爬虫類族デッキでも、リンクモンスター《レプティレス・エキドゥーナ》を活用するなら採用を考えても良いでしょう。
《ヤモイモリ》
《ヤモイモリ》
【 効果モンスター 】
星 2 / 水 / 爬虫類族 / 攻0 / 守0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの爬虫類族モンスター1体と相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●対象のモンスターを裏側守備表示にする。
●対象の自分のモンスターを破壊し、対象の相手モンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。
以前は殆どなかった「墓地で効果を発動する爬虫類族モンスター」のうちの一体です。裏側守備表示にする効果で相手モンスターの効果・耐性を封じるか、攻撃力を0にするかのどちらかを選べます。自分のモンスターを破壊する効果は一見デメリットに見えますが、爬虫類族には《エーリアン・ソルジャー M/フレーム》《蛇神降臨》のように破壊をトリガーに強力な展開を行うカードがあり、組み合わせ次第で莫大なアドバンテージに化けます。
《イピリア》
《イピリア》
【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 爬虫類族 / 攻500 / 守500
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
どうみても強いことしか書いていないモンスターです。レベル2のため罠カード《毒蛇の怨念》での特殊召喚に対応しているほか、その他諸々の爬虫類族関連カードで何度でも場に出すことができます。攻守は同じですが、決して高いものではないため、場に出したらすぐにリンク召喚・アドバンス召喚の素材にして墓地へ送ってしまうのがいいでしょう。
《ブラックマンバ》
《ブラックマンバ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1300 / 守1000
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに爬虫類族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターの表示形式を変更する。
緩い特殊召喚条件、爬虫類族限定の《おろかな埋葬》&表示形式変更と、非常に強力な効果を2つも兼ね備えた”爬虫類族最強の下級モンスター”へ名乗りを上げている1枚です。「闇属性」である点も一部のデッキで非常に輝くポイントですね。
《未界域のツチノコ》
《未界域のツチノコ》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1300 / 守0
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の全ての手札の中から、相手がランダムに1枚選び、自分はそのカードを捨てる。それが「未界域のツチノコ」以外だった場合、さらに手札から「未界域のツチノコ」1体を特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
②:このカードが手札から捨てられた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
非常に優秀な展開札で、①の効果が当たったにしろ外れたにしろアドバンテージの損失はありません。とりあえず雑に初動形成できるカードなので、このカードを場に出した後に《ブラックマンバ》を特殊召喚したり、他の爬虫類族と合わせてリンク召喚したりと、色々な展開ができるようになります。
《ヨーウィー》
《ヨーウィー》
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 爬虫類族 / 攻500 / 守500
このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は1回しかモンスターを特殊召喚できない。
①:このカード1体のみが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。次の相手ドローフェイズをスキップする。
相手のドローをスキップする、泣く子も黙る大変恐ろしい効果を持っていますが、その代わりに発動したターンは自分も莫大なデメリットを背負うことになります。基本的には相手ターンでの特殊召喚を狙いつつ、自分ターンで使うとしても止めの一撃として使いたいものです。一応《イピリア》とはレベル以外のステータスが共通したものになっています。
《溟界の滓-ヌル》
《溟界の滓-ヌル》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 爬虫類族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
「爬虫類族・闇属性」モンスター限定の《おろかな埋葬》と、墓地からの自己蘇生効果を併せ持った超強力なモンスターです。なんといっても「レベル4」であることが偉い。ランク4エクシーズモンスター《キングレムリン》と相性抜群で、エクシーズ素材にすることで②効果のデメリットによる除外をなかったことにできます。
おそろしいことに、①の効果を使ったターンでも②の効果が使えます。どういうことじゃ……
《ラミア》
《ラミア》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1300 / 守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから爬虫類族・レベル8モンスター1体を手札に加える。
②:このカードが除外された場合、自分フィールドの爬虫類族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターは次のターンの終了時まで効果では破壊されない。
《レプティレス・ヴァースキ》《邪龍アナンタ》を筆頭としたレベル8の爬虫類族モンスターにアクセスできます。一部「溟界」モンスターは墓地へ落とした方が早いときもありますが、どの場面でも腐らない効果なので積極的に手札を増やしていきましょう。このカードがレベル4であるため《キングレムリン》で更にもう1枚手札を増やせます。
《エーリアン・ソルジャー》 / 《ヴェノム・コブラ》
《エーリアン・ソルジャー》
【 通常モンスター 】
星 4 / 地 / 爬虫類族 / 攻1900 / 守800
謎の生命体、エーリアンの上級戦士。比較的高い攻撃力を持つが、反面特殊な能力は身につけていない。
《ヴェノム・コブラ》
【 通常モンスター 】
星 4 / 地 / 爬虫類族 / 攻100 / 守2000
堅いウロコに覆われた巨大なコブラ。大量の毒液を射出して攻撃するが、その巨大さ故毒液は大味である。
いずれも《レスキューラビット》《予想GUY》に対応するレベル4モンスターで、《キングレムリン》のエクシーズ素材になれます。攻撃力が高く素引きしてもアタッカーになれる《エーリアン・ソルジャー》、攻撃力が低いが故に様々なサポートを受けられる《ヴェノム・コブラ》、どちらも一長一短なので、他のデッキパーツと合わせてどちらを採用するか検討したいところです。
《カゲトカゲ》
《カゲトカゲ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1100 / 守1500
このカードは通常召喚できず、このカードの効果で特殊召喚できる。このカードはS素材にできない。
①:自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
昔からある使いやすい爬虫類族モンスターです。デッキ内のレベルが4に偏っているなら、このカードともう1枚で《キングレムリン》を簡単に作れます。闇属性である点も現代では高得点ですね!
《レプティレス・コアトル》
《レプティレス・コアトル》
【 チューナーモンスター 】
星 4 / 闇 / 爬虫類族 / 攻1400 / 守1000
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに爬虫類族・闇属性モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。相手フィールドに攻撃力0のモンスターが存在する場合、さらにその数まで手札から「レプティレス」モンスターを特殊召喚できる。
②:自分フィールドのこのカードを爬虫類族SモンスターのS素材とする場合、このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。
緩い条件で特殊召喚できるチューナー、しかもレベル4、しかもしかも非チューナーとしても扱える、とんでもないモンスターです。ついでに「レプティレス」の展開もできるので、前述のニャミニ、ヒュドラを合わせて採用することでより円滑に展開できるようになります。出した後はそのまま《レプティレス・エキドゥーナ》《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚に繋げられます。
《邪龍アナンタ》
《邪龍アナンタ》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 爬虫類族 / 攻? / 守?
このカードは通常召喚できない。自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、爬虫類族モンスターを全て除外した場合のみ特殊召喚できる。
①:このカードの攻撃力・守備力は、このカードを特殊召喚するために除外したモンスターの数×600になる。
②:自分エンドフェイズに、フィールドのカード1枚を対象として発動する。このカードが自分フィールドに表側表示で存在する場合、対象のカードを破壊する。
場と墓地リソースを使って特殊召喚するレベル8爬虫類族ですが、特殊召喚の時に除外するのは「自分のフィールド・墓地の爬虫類族モンスター全て」なので、コストの加減ができません。序盤で出してリンク・エクシーズ召喚の素材にしたり、終盤に出してフィニッシャーにしたり……
《ラミア》の除外時効果を使うと、次のターン終了時まで効果破壊耐性を得られます。
《レプティレス・メルジーヌ》
《レプティレス・メルジーヌ》
【 シンクロモンスター 】
星 8 / 闇 / 爬虫類族 / 攻2500 / 守2800
爬虫類族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの②の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
①:爬虫類族モンスターのみを素材としてS召喚したこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にする。
③:S召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
やや癖の強いサポートとして、受動的ながらも相手フィールドのモンスターの攻撃力を0にする効果を持ちます。《レプティレス・ヴァースキ》のコストにしたり《レプティレス・エキドゥーナ》の効果をより強力にしたりできますね。このカード自身かなりの耐性を持てる他、②の効果は同一チェーンでない限り1ターンに何度でも使えるため、維持するだけで相手の盤面をかなり骨抜きにできます。
あとこれはイラストの話ですが……エキドゥーナさんとメルジーヌさんどっちかですごく悩みつつも、個人的にはメルジーヌさんの方が好きです。みんなはどっち派?
《キングレムリン》
《キングレムリン》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 闇 / 爬虫類族 / 攻2300 / 守2000
レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
爬虫類族と言えばこのカードです。これのために他の種族のランク4パーツを入れるまでありますが、最近では《溟界の滓-ヌル》《レプティレス・コアトル》という優秀なレベル4モンスターが登場したため、純粋な爬虫類族デッキでも非常に出しやすくなりました。攻撃力もまあまああるので、盤面によってはそのまま火力要員になれます。
《エーリアン・ソルジャー M/フレーム》
《エーリアン・ソルジャー M/フレーム》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 爬虫類族 / 攻1900 /
爬虫類族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からモンスター1体を捨てて発動できる。捨てたモンスターの元々のレベルの数だけ、フィールドの表側表示モンスターにAカウンターを置く。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。Aカウンターが置かれた相手フィールドのモンスターの数まで、自分の墓地からリンクモンスター以外の爬虫類族モンスターを選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
【LINK-2:左下/右下】
基本的には「エーリアン」関連カードと合わせて使いますが、爬虫類族デッキなら自壊させたり自爆特攻させたりすることで②の効果を無理矢理起動させる使い方があります。特に《ヤモイモリ》は相手モンスターの攻撃力を0にしながらこのカードを破壊できるため、そのまま《レプティレス・エキドゥーナ》の効果もサポートできます。
《レプティレス・エキドゥーナ》
《レプティレス・エキドゥーナ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 爬虫類族 / 攻200 /
爬虫類族モンスターを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にする。
②:自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドの攻撃力0のモンスターの数まで、デッキから爬虫類族モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は爬虫類族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【LINK-2:左/右下】
相手モンスターの攻撃力を0にする意味は全てこのカードにあると言っても過言ではありません。②の効果を使うとEXデッキから爬虫類族モンスターしか展開できなくなる非常に重くとんでもなくヤバい世紀末級デメリットがつきますが、それはそうとしてもデッキから爬虫類族をたくさん持ってこられるのはこのカードだけの強みです。
魔法・罠カード
《スネーク・レイン》
《スネーク・レイン》
【 通常魔法 】
①:手札を1枚捨てて発動できる。デッキから爬虫類族モンスター4体を墓地へ送る。
何書いてあるんだこれ……今見ても十分おかしいよ……
《ヴァイパー・リボーン》
《ヴァイパー・リボーン》
【 通常魔法 】
①:自分の墓地のモンスターが爬虫類族モンスターのみの場合、チューナー以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。
少し使いづらさを感じる蘇生札ですが、爬虫類族モンスターで固めたデッキなら特に気にならない条件です。また、《レスキューラビット》のように墓地へ溜まらないカードを使うことでも対応できます。チューナーモンスターである《レプティレス・コアトル》等を蘇生できないことには注意が必要です。
《溟界の蛇睡蓮》
《溟界の蛇睡蓮》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。その後、自分の墓地に爬虫類族モンスターが5種類以上存在する場合、自分の墓地から爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
爬虫類族デッキで使える、超強化版《おろかな埋葬》です。墓地効果の優秀な爬虫類族モンスターが増えるにつれてこのカードの価値も上がっていきます。わざわざ墓地肥やしをしないデッキでも、中盤以降では蘇生札として使える強みがあります。
《エーリアン・ブレイン》
《エーリアン・ブレイン》
【 通常罠 】
自分フィールド上に存在する爬虫類族モンスターが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地に送られた時に発動する事ができる。その時に攻撃を行った相手モンスターのコントロールを得て、そのモンスターを爬虫類族として扱う。
発動に爬虫類族モンスターの戦闘破壊が必要なため、現代では厳しいカード……と見せかけておいて、このカードはなんと「対象に取らない」「永続的なコントロール奪取」「通常罠」という《大捕り物》も真っ青な性能を持っています。相手のリソースが減ってきた辺りで使えれば再起不能のダメージを与えられるでしょう。
《スネーク・ホイッスル》
《スネーク・ホイッスル》
【 通常罠 】
自分フィールド上に存在する爬虫類族モンスターが破壊された時に発動する事ができる。自分のデッキからレベル4以下の爬虫類族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
戦闘破壊では発動しません。その代わり自分のカードで破壊した時も発動できるため、後述の《毒蛇の供物》などで能動的に使う方法があります。かなりマイナーですが《レプティア・エッグ》とは相性が良い……かも?
《毒蛇の供物》
《毒蛇の供物》
【 通常罠 】
①:自分フィールドの爬虫類族モンスター1体と、相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。その自分の爬虫類族モンスター1体と、その相手のカード2枚を破壊する。
自分のカード1枚と、相手のカード2枚、計3枚を同時に破壊する効果を持つため、チェーンを組まれてそのうちの1枚でもいなくなれば不発になってしまいます。そんな可愛い(可愛くない)ところもありますが、爬虫類族版《ゴッドバードアタック》と呼ばれるだけあって、いつの時代も強力なカードであることは間違いありません。
《毒蛇の怨念》
《毒蛇の怨念》
【 永続罠 】
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、爬虫類族以外の自分のモンスターは、攻撃できず、効果を発動できない。
②:自分フィールドの表側表示の爬虫類族モンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル4以下の爬虫類族モンスター1体を特殊召喚する。
③:魔法&罠ゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。除外されている自分の爬虫類族モンスターを全て墓地に戻す。
②の効果がとにかく便利なので、罠カードであったとしても優先的に採用したいカードとなります。シンクロ召喚、リンク召喚、どちらの素材にしても発動するので、自分のターンでも展開の一翼を担うカードになれるでしょう。
おわりに:解き放たれた枷
かつてはマニアックな種族と言われていた爬虫類族ですが、そんな時代は終わりを告げようとしています。続けざまに登場した爬虫類族の新規カードは、彼らが新たな時代の覇権を掴み取ろうとしているようで、既にその下準備は整いつつあります。昔からあったカードもぐっと使いやすくなり、その姿を見かける機会も多くなったように感じられます。
筆者の好きな爬虫類族テーマは「エヴォル」です。恐竜族との混合テーマですが、かなり癖の強い連中もいつか、見違えるように垢抜けた姿になって我々を驚かせてくれる……そんな日を夢見ながらこの辺にしたいと思います。また別の記事で会いましょう、ではでは!
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