【低レアデッキ紹介】アレイスター不在「デストーイ召喚獣マギストス」デッキ紹介【マスターデュエル対応】

マスターデュエル
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※紹介するデッキの強さは「マスターデュエルのソロモードでいい勝負ができるレベル」です。
他の安く組める低レアデッキはこちらから見られます。

はじめに:召喚獣を……使いたいです……!

ランク戦でも活躍している「召喚獣」は、《召喚師アレイスター》《召喚魔術》によって、低コストかつ高い能力の融合モンスターを並べることを得意とします。何を破壊しても次のターンには別のモンスターが現れる……私自身も結構苦しめられた記憶があります。

そんな「召喚獣」を使ってみたいけど……やはりと言えばやはりですが《召喚師アレイスター》《召喚魔術》はどちらもマスターデュエルのレアリティがSRに設定されており、強力な融合モンスター《召喚獣メルカバー》がSRであることも相まって、SR珠がカツカツな人にはやや手が伸びにくいものになっています。
他に組みたいデッキもあるけど《召喚獣アウゴエイデス》とか使ってみたい……NR構築でも召喚獣で戦いたい……そんな人に朗報です。実は、なんとかできるかもしれませんよ。


デッキコンセプト紹介

【デストーイ召喚獣マギストス】は、強力な融合デッキである「デストーイ / ファーニマル」と「召喚獣」「マギストス」の混合構築です。しかし、採用カードのレアリティをN・Rに絞っている都合上、採用できる「デストーイ」融合モンスターと「召喚獣」カードはごく一部に限られます。

《デストーイ・チェーン・シープ》R

【 融合モンスター 】
星 5 / 闇 / 悪魔族 / 攻2000 / 守2000

「エッジインプ・チェーン」+「ファーニマル」モンスター
「デストーイ・チェーン・シープ」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は800アップする。

《召喚獣メガラニカ》R

【 融合モンスター 】
星 8 / 地 / 岩石族 / 攻3000 / 守3300

「召喚師アレイスター」+地属性モンスター

特に、融合モンスターのレアリティが軒並み高い「デストーイ」は、今回採用できる融合モンスターが上記の《デストーイ・チェーン・シープ》しかいません。また「召喚獣」サイドも、デッキのメインエンジン兼融合素材である《召喚師アレイスター》が採用できない都合上、かなりしんどい動きを要求される……かもしれません。

そんな、一見問題しかなさそうな状況ですが、カテゴリの地のスペックの高さを生かすことでデッキの形に組み上げることができます。具体的にどのような動きをするかを見ていきましょう。


「召喚獣」関連カード

まずはこちらから説明します。《召喚師アレイスター》抜きでどうやって「召喚獣」を融合召喚するかですが……実は、抜け道が一つだけ残されています。

《暴走召喚師アレイスター》R

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1800 /

種族と属性が異なるモンスター2体
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「召喚師アレイスター」として扱う。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。手札を1枚選んで捨て、デッキから「召喚魔術」または「法の聖典」1枚を手札に加える。
③:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。デッキから「魔法名-「大いなる獣」」1枚を手札に加える。

【LINK-2:左下/右下】

《暴走召喚師アレイスター》を使うことで、素材に「召喚師アレイスター」を要求する融合モンスターの条件を無理矢理満たします。できれば②の効果でデッキから《法の聖典》を手札に加えておきたいですが、そちらは手札の状況次第で狙いましょう。このカードのリンク召喚条件はやや難しめですが、これについては「デストーイ / ファーニマル」のところで後述します。

さて、レアリティがNとRの「召喚獣」融合モンスターですが、こちらは選択肢が多く、《召喚獣メルカバー》以外のものが全て採用可能となっています。EXデッキ枚数の兼ね合いから採用するモンスターは絞りますが、その中でも特に強力なものを紹介します。

一つは「デッキコンセプト紹介」でもチラ見せした《召喚獣メガラニカ》
効果こそ持ちませんが、攻撃力3000という高打点で相手モンスターを殴り倒すエースアタッカーになります。また、融合素材も、このデッキでは用意しやすい「地属性」を要求しているため、場に出る機会は結構多くなるカードです。

そしてもう一つ……

《召喚獣アウゴエイデス》R

【 融合モンスター 】
星 8 / 光 / 天使族 / 攻2000 / 守2800

「召喚師アレイスター」+融合モンスター
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、または相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
②:1ターンに1度、自分の墓地から融合モンスター1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、除外したモンスターの攻撃力の数値分アップする。

《召喚獣アウゴエイデス》は、相手ターンでも相手モンスターを破壊できる数少ないカードになり、一度場に出して維持できればかなりの制圧力を発揮します。②の効果による除外で4000打点にもなれることから、デッキの真の切り札とも言えるでしょう。

《法の聖典》N

【 速攻魔法 】

「法の聖典」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドの「召喚獣」モンスター1体をリリースして発動できる。リリースしたモンスターと元々の属性が異なる「召喚獣」モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

一度「召喚獣」の融合召喚に成功できれば、速攻魔法カード《法の聖典》で場の状況に応じた「召喚獣」へ切り替えられます。バトルフェイズ中も使えるため、あと一歩のところを詰める用途にも使えるでしょう。


「デストーイ / ファーニマル」関連カード

融合召喚を得意とするこのカテゴリですが、レアリティをN・Rに絞ったカードだけを採用したとしてもメインデッキの回転率は凄まじいものがあります。今回採用するカードはカード単体で強力な効果を持つものが多く、リンク召喚の素材を揃えたり、ドロー加速をしたりとデッキの中核を担います。

その中でも、覚えておくと非常に回しやすくなるコンボが2つあるため、ここで紹介します。

《トイポット》《ファーニマル・ウィング》によるドロー加速
状況:フィールドに《トイポット》、墓地に《ファーニマル・ウィング》と「ファーニマル」1体

(1): 墓地の《ファーニマル・ウィング》を自身の効果で除外して効果発動。墓地の「ファーニマル」を除外して1枚ドロー。

(2): 「・自分フィールドの「トイポット」1枚を~」の効果を適用。自分フィールドの《トイポット》を墓地へ送り、さらに1枚ドロー。

(3): 墓地へ送られた《トイポット》の②の効果を発動。デッキから《エッジインプ・シザー》または「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。

《ファーニマル・ウィング》N

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / 天使族 / 攻100 / 守100

「ファーニマル・ウィング」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「トイポット」が存在する場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ファーニマル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、自分はデッキから1枚ドローする。その後、以下の効果を適用できる。
●自分フィールドの「トイポット」1枚を選んで墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。

《トイポット》N

【 永続魔法 】

①:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。確認したカードが「ファーニマル」モンスターだった場合、手札からモンスター1体を特殊召喚できる。違った場合、そのドローしたカードを捨てる。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。

なんか知らないけど手札が3枚も増えます。マスターデュエルだとどっちもNってマジ? 【デストーイ】を使う上では必須級のコンボで、このデッキでも問題なく活用できるため、貴重な手札補充手段として使ってみましょう。

また、手札に《ファーニマル・ウィング》があった場合、永続魔法《トイポット》の①の効果で捨てることでコンボの準備を整えながらちょっとしたガチャを回せます。うまくいけば召喚権を使わずにモンスターを展開できるため、狙ってみる価値は十二分にあるでしょう。

《ファーニマル・ドッグ》による「エッジインプ」展開
状況:手札に《ファーニマル・ドッグ》、手札か墓地に「エッジインプ」モンスター1体

(1): 手札から《ファーニマル・ドッグ》を召喚し、①の効果を発動。デッキから《ファーニマル・シープ》を手札に加える。

(2): 手札の《ファーニマル・シープ》の①の効果で、フィールドに特殊召喚。

(3): 《ファーニマル・シープ》の効果でフィールドの《ファーニマル・ドッグ》を手札に戻し、手札・墓地から「エッジインプ」モンスターを特殊召喚。

《ファーニマル・ドッグ》R

【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 天使族 / 攻1700 / 守1000

「ファーニマル・ドッグ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札から召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「エッジインプ・シザー」1体または「ファーニマル・ドッグ」以外の「ファーニマル」モンスター1体を手札に加える。

《ファーニマル・シープ》N

【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 天使族 / 攻400 / 守800

「ファーニマル・シープ」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「ファーニマル・シープ」以外の「ファーニマル」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカード以外の自分フィールドの「ファーニマル」モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。自分の手札・墓地から「エッジインプ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

このコンボの優れているところは、フィールドに「ファーニマル」と「エッジインプ」を揃えられる点にあります。これによって《暴走召喚師アレイスター》のリンク素材を揃えられるわけです。

《エッジインプ・チェーン》を特殊召喚した場合は《デストーイ・チェーン・シープ》の融合素材を場に揃えることもでき、《置換融合》による融合召喚も狙えます。《エッジインプ・チェーン》が墓地へ送られた場合に発動する「デストーイ」カードのサーチ効果も嬉しいですね。

《エッジインプ・チェーン》N

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 悪魔族 / 攻1200 / 守1800

「エッジインプ・チェーン」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードの攻撃宣言時に発動できる。デッキから「エッジインプ・チェーン」1体を手札に加える。
②:このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「デストーイ」カード1枚を手札に加える。

また、墓地の「エッジインプ」を蘇生する場合はコンボによる手札消費が0枚である点も魅力的です。召喚時にデッキから「ファーニマル」か《エッジインプ・シザー》を手札に加えられる《ファーニマル・ドッグ》、召喚時にデッキから《融合》を手札に加えられる《ファーニマル・オウル》を《ファーニマル・シープ》で手札に戻すことで、継続的にアドバンテージを稼げます。


「マギストス」関連カード

融合召喚の動きを強化するのと、融合モンスターに幅を持たせるべく、「マギストス」を入れます。色々なカードがありますが、特に頭に入れておきたいのは《聖なる法典》《法典の守護者アイワス》の2枚です。

《聖なる法典》N

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた魔法使い族モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。「マギストス」融合モンスターを融合召喚する場合、「マギストス」モンスターが装備している自分の魔法&罠ゾーンの装備カード扱いの融合素材モンスターも融合素材に使用できる。

《法典の守護者アイワス》R

【 融合モンスター 】
星 8 / 風 / 悪魔族 / 攻2000 / 守2800

「マギストス」モンスター+魔法使い族モンスター
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。自分フィールドのこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。この効果でこのカードを相手モンスターに装備した場合には、装備モンスターの効果は発動できず、そのコントロールを得る。
②:このカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は1000アップする。

「マギストス」には《結晶の大賢者サンドリヨン》というモンスターがいて、召喚・特殊召喚時にデッキから「マギストス」カードを手札に加えることができ、《聖なる法典》はその効果に対応しています。《暴走召喚師アレイスター》が魔法使い族であることから、このカードを使って「召喚獣」融合モンスターを融合召喚することもできます。

そして、「マギストス」に属する融合モンスターが《法典の守護者アイワス》です。融合素材は「マギストス」+「魔法使い属モンスター」で、片方を《暴走召喚師アレイスター》にしても問題なく融合召喚できます。
なんと言っても、①のコントロール奪取の効果が強烈です。ついでに②の効果で攻撃力・守備力が1000上がるため、相手のエースモンスターを奪い取れればそのまま一方的に殴り倒すこともできます。


その他採用カード

諸々の状況に対応するために以下のカードを入れています。
これらは必須ではありませんが、あると、万が一の時に役に立つカードです。

《転晶のコーディネラル》

《転晶のコーディネラル》N

【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 岩石族 / 攻1200 /

効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク状態のこのカード及びこのカードのリンク先のモンスターは相手の効果では破壊されない。
②:このカードのリンク先にモンスターが2体存在する場合に発動できる。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。

【LINK-2:右上/左下】

低レアデッキの大スターで、このデッキでも大活躍します。特に「効果で破壊できず、効果の対象にならない」相手には有効となるカードで、相手が舐めた位置にモンスターを出していれば美味しいトレードをすることができます。地属性なので《召喚獣メガラニカ》の素材にもなります。


《電脳堺甲-甲々》

《電脳堺甲-甲々》N

【 エクシーズモンスター 】
星 3 / 地 / 幻竜族 / 攻1000 / 守2400

レベル3モンスター×2体以上
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターは相手ターン終了時まで戦闘では破壊されない。
②:1ターンに1度、元々の種族・属性が同じモンスターが自分の墓地に2体以上存在し、このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを除外する。

条件付きで戦闘相手のモンスターを除外できます。問題のモンスターが戦闘・効果で破壊できず、かつ《転晶のコーディネラル》の射程範囲内にも入っていない場合の最終手段となるでしょう。このデッキでは《エッジインプ・シザー》《ファーニマル・ベア》の組み合わせで出すことになります。《エッジインプ・シザー》は自己蘇生効果を持っているため、そこまで出しづらいカードでもありません。


《希望の魔術師》

《希望の魔術師》R

【 エクシーズ・ペンデュラムモンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻2500 / 守2000

レベル4モンスター×2
レベル4がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。このカード名の①のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。手札からレベル7以下のPモンスター1体を効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。その後、表側表示のこのカードを自分のPゾーンに置く事ができる。
②:このカードがP召喚に成功した場合、自分の墓地のPモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。

【P効果 青8/赤8】
①:1ターンに1度、自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする。その後、このカードを破壊する。

攻撃力2500のランク4モンスター、というだけでまあまあの仕事ですが、このカードで一番大事なのは「魔法使い族」である点……実は、マスターデュエルでレアリティがNとRに指定されているもののうち、「レベル4モンスター×2」の条件でエクシーズ召喚ができる魔法使い族モンスターはこの《希望の魔術師》だけなんです(他だと《ガガガガマジシャン》UR がいます)。

仕事としては、盤面に残った《ファーニマル・ドッグ》《エッジインプ・チェーン》等のレベル4モンスターでこのカードをエクシーズ召喚して、《聖なる法典》《融合》で《法典の守護者アイワス》の融合召喚に繋げる、という流れになります。一応、今回のデッキには対応したレベルのペンデュラムモンスターが入ってはいるため、①の効果に助けられる日が来る、かもしれません。


デッキレシピ紹介

メインデッキ
ファーニマル・ウィング 3
ファーニマル・オウル 2
ファーニマル・シープ 3
ファーニマル・エンジェル 1
エッジインプ・シザー 2
ファーニマル・ベア 3
ファーニマル・ドッグ 3
エッジインプ・チェーン 2
法典の大賢者クロウリー 2
絶火の大賢者ゾロア 1
結晶の大賢者サンドリヨン 3
デストーイ・マイスター 1
融合 1
置換融合 1
聖なる法典 2
絶火の祆現 2
フュージョン・ウェポン 1
トイポット 3
サイクロン 2
法の聖典 1
デストーイ・カスタム 1

EXデッキ
召喚獣カリギュラ 1
デストーイ・チェーン・シープ 1
召喚獣ライディーン 1
召喚獣プルガトリオ 1
召喚獣メガラニカ 2
召喚獣アウゴエイデス 1
法典の守護者アイワス 2
電脳堺甲-甲々 1
結晶の女神ニンアルル 1
希望の魔術師 1
暴走召喚師アレイスター 2
転晶のコーディネラル 1


あると嬉しいカード(高レアリティ)

《召喚師アレイスター》 / 《召喚魔術》

《召喚師アレイスター》SR

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1000 / 守1800

①:このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。デッキから「召喚魔術」1枚を手札に加える。

《召喚魔術》SR

【 通常魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。「召喚獣」融合モンスターを融合召喚する場合、自分フィールド及び自分・相手の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
②:このカードが墓地に存在する場合、除外されている自分の「召喚師アレイスター」1体を対象として発動できる。墓地のこのカードをデッキに戻し、対象のモンスターを手札に加える。

低レアデッキは何遍もソロモードで周回しながらレシピを推敲していくのですが、今回に限っては何度も何度も何度も何度も「アレイスターと召喚魔術を入れてぇぇぇぇ」と思いながらやってました。大事なこととして「なくても動く」デッキには仕上がってるんですが、組み上がるまでに《召喚師アレイスター》《召喚魔術》のありがたみと強さが非常によく分かりました。

もし、2枚ともデッキに入れるのであれば、フィールド魔法《暴走魔法陣》R も入れることで、より簡単にアレイスターへアクセスできるようになります。やっぱり「召喚獣」はこうでなくちゃ!


《デストーイ・ハーケン・クラーケン》 / 《デストーイ・クルーエル・ホエール》

《デストーイ・ハーケン・クラーケン》UR

【 融合モンスター 】
星 8 / 水 / 悪魔族 / 攻2200 / 守3000

「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
①:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送る。この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。
②:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。このカードを守備表示にする。

《デストーイ・クルーエル・ホエール》SR

【 融合モンスター 】
星 9 / 水 / 悪魔族 / 攻2600 / 守2400

「エッジインプ」モンスター+「ファーニマル」モンスター
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ選んで破壊する。
②:1ターンに1度、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。デッキ・EXデッキから「デストーイ・クルーエル・ホエール」以外の「デストーイ」カード1枚を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、自身の元々の攻撃力の半分だけアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

融合条件はどちらも「エッジインプ + ファーニマル」で、クラーケンが「起動効果によるモンスターの墓地送り」、ホエールが「対象を取らない破壊」を行えます。現状のデッキではどうしてもテーマ外に頼らないと突破できない「対象に取られない高攻撃力のモンスター」「戦闘・効果で破壊できないモンスター」に対して答えを出せるカードで、そのまま優秀なアタッカーにもなれます。

「デストーイ」融合モンスターは他にも優秀なモンスターがたくさんいますが……このデッキを強化していく、という方針なら、この2枚が優先的に入ることになるでしょう。次いで《デストーイ・シザー・タイガー》あたりになります。


《絶火の竜神ヴァフラム》

《絶火の竜神ヴァフラム》SR

【 シンクロモンスター 】
星 8 / 炎 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2900

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:S召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊する。
②:このカードを装備したモンスターは相手の魔法・罠カードの効果では破壊されない。
③:このカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを破壊する。

「マギストス」で高いレアリティのカードは、他にLINK-1の《月の女神アルテミス》などがありますが、優先度高いのはこのカードかもしれません。「レベル4・チューナー」である《絶火の大賢者ゾロア》と、チューナー以外のレベル4モンスターを用意するだけで出せる、という汎用性が高ポイント。炎属性なので《召喚獣プルガトリオ》の融合素材にもなれます。

①の効果が相手にとっては非常にやりにくいカードとなります。それこそ《バージェストマ・ディノミスクス》のような「除外」、もしくはバウンスによる除去を使わないといけないため、他に通したいカードがある時にデコイとして先出しして相手に対応を迫ることができます。もし何もなければ自爆特攻してもいいですし、ヴァフラム単体で盤面を維持し続けることもできるでしょう。


まとめ:「おもしろいデッキ」を作るおもしろさ

様々なデッキに手を付けたいけれど、費やせるお金やリソースは限られている……そういった方に向けて低レアデッキの企画を続けていましたが、このデッキレシピを作っていた頃、マスターデュエルで「N・Rのカードだけが使えるイベント」が開催されることが通知されました。この企画は「頭を捻ってデッキを作る楽しみ方」を多くの人に知ってもらいたい、という気持ちも込めて作っていましたが、奇しくもそういう機会が巡ってきた、というわけですね。

当サイトの記事カテゴリー「低レアデッキ紹介」から、今までのデッキを見ることができます。
ただ、このサイトの「低レアデッキ」はあくまで「誰もが手に入れやすいカードで作るデッキ」という意味のため、記事によってはストラクや報酬で獲得できるSR、URのカードがレシピに入っています。そういう時はそこだけ別のカードに差し替えて使って頂ければと思います。

10000種を超える遊戯王の膨大なカードプールの中を泳ぎ回って、自分の好きなカード・コンボを見つけて形にしてみてください。もし、当サイトでそういったお手伝いができたのであれば幸いです。
また別の記事でお会いしましょう。しろがねでした!


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