海竜族の絆の力「海皇水精鱗」デッキ紹介【マスターデュエル版】

デッキ紹介
2

※この記事で紹介しているのは、2022年3月現在の「遊戯王マスターデュエル」における【海皇水精鱗】の構築です。他の構築もあるのは勿論ですが、OCGと比べて使えるカードに違いがあるため、マスターデュエルでのレシピとしてご参考ください。

はじめに:ランク戦プラチナ1到達記念

おつかれさまです、しろがねです。毎日デイリーミッションをこなすために【海皇水精鱗】でランク戦に潜っていましたが、ついさっきようやくプラチナ1に到達したので、ひとまずデッキの完成と見て「デッキ紹介」の記事を作ろうと思った次第です。同じ水属性の道を究めんとするデュエリストの参考になれれば幸いです。

さて、今回紹介する【海皇水精鱗】ですが、かつてはOCGの大会環境でも覇権を取った、由緒正しき後攻ワンキルデッキとなっています。もちろん最近では汎用リンク等を駆使して先行制圧もできる構築が作られていますが、私が使っていたのは昔ながらの「ワンキル特化型」のデッキであるため、今回は「後攻で絶対に相手を殴り倒す」コンセプトを元に紹介していこうと思います。


デッキコンセプト紹介

【海皇水精鱗】は、「水属性・海竜族」のモンスターによるビートダウンデッキです。モンスター効果による爆発的な展開力を兼ね備えており、状況によっては後攻1ターン目で相手のライフを0にできる「後攻ワンショットキルデッキ」の一つでもあります。
先述の通り、今回は「後攻ワンショットキル」に特化したデッキレシピと回し方を紹介します。


具体的なワンショットキルのルート

さて、どのようにして相手のライフ8000を持って行くかですが、ワンキルにあたってキーとなるモンスターカードが1枚存在します。それが、この《水精鱗-メガロアビス》です。

《水精鱗-メガロアビス》

【 効果モンスター 】
星 7 / 水 / 海竜族 / 攻2400 / 守1900

①:手札からこのカード以外の水属性モンスター2体を墓地へ捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードの①の効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「アビス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③:このカード以外の自分フィールドの表側攻撃表示の水属性モンスター1体をリリースして発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

《水精鱗-メガロアビス》は、まず①の効果で手札から特殊召喚できます(この時「海皇」を捨てることで「海皇」の効果も発動しますが、それについては後述)。次いで、②の効果でデッキから「アビス」魔法・罠カードを手札に加えられるのですが、ここで、攻撃力を800上昇させる装備魔法《アビスケイル-ミヅチ》(または《アビスケイル-ケートス》)を手札に加えておきましょう。

そして、③の効果でフィールドの「表側攻撃表示の水属性モンスター」を1体リリースして、2回攻撃できるようにします。先程手札に加えた「アビスケイル」を装備することで、攻撃力3200の2回攻撃ができる《水精鱗-メガロアビス》ができました。ダイレクトアタックが決まれば、このモンスターだけで6400のライフを持って行くことができます。あとは、残りの1600を別のモンスターで削ってゲームエンドです。

仮に相手から一切の妨害を受けないと仮定した場合、「レベル2・水属性・海竜族・チューナー」であるモンスター《深海のディーヴァ》と好きな水属性モンスターの2枚から、この《水精鱗-メガロアビス》を使ったワンショットキルが完成します。具体的にルートを見てみましょう。

状況:
手札に《深海のディーヴァ》、水属性モンスター1体
デッキに《海皇子 ネプトアビス》、《海皇の竜騎隊》1体を含めた《海皇子 ネプトアビス》以外の「海皇」モンスター2体、《水精鱗-メガロアビス》、《アビスケイル-ミヅチ》または《アビスケイル-ケートス》

①:手札から《深海のディーヴァ》を召喚。ディーヴァの効果でデッキから《海皇子 ネプトアビス》を攻撃表示で特殊召喚。

②:《海皇子 ネプトアビス》の効果発動。発動時のコストとして《海皇の竜騎隊》を墓地へ送り、デッキから《海皇子 ネプトアビス》以外の「海皇」モンスター1体を手札に加える。

③:ネプトアビスのコストとして墓地へ送られた《海皇の竜騎隊》の効果で、デッキから《水精鱗-メガロアビス》を手札に加える。

④:手札の《水精鱗-メガロアビス》の①の効果を発動。②で手札に加えた「海皇」と水属性モンスター1体の計2体をコストとして捨てて、攻撃表示で特殊召喚。

⑤:《水精鱗-メガロアビス》の②の効果で、装備魔法《アビスケイル-ミヅチ》か《アビスケイル-ケートス》のどちらかを手札に加える。その後、メガロアビスに装備する。

⑥:《水精鱗-メガロアビス》の③の効果で、フィールドの《海皇子 ネプトアビス》をリリースして2回攻撃できるようにする。

⑦:メガロアビスの効果でリリースされた《海皇子 ネプトアビス》の効果発動。墓地から《海皇の竜騎隊》を攻撃表示で特殊召喚。

結果:
フィールドに《深海のディーヴァ》《水精鱗-メガロアビス》《海皇の竜騎隊》が揃い、攻撃力の合計が200+3200×2+1800=8400となり、ワンショットキルが成立する。場に出たモンスターの数は合計4体。

次に、各カードについて触れながら、具体的な効果について解説していきましょう。


ワンショットキルのパーツ紹介

では、上記のルートに沿って登場するカードを1枚ずつ紹介していきます。

《深海のディーヴァ》

【 チューナーモンスター 】
星 2 / 水 / 海竜族 / 攻200 / 守400

①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚する。

《深海のディーヴァ》は、召喚成功時に特定のモンスターをデッキから特殊召喚できる効果を持っています。ワンショットキルの場合は《海皇子 ネプトアビス》を攻撃表示で特殊召喚しますが、場合によっては《黄紡鮄デュオニギス》を出して《深海姫プリマドーナ》をシンクロ召喚するルートもありますが、今回は省略します。

とにかく、これで《海皇子 ネプトアビス》を特殊召喚できればほとんどコンボは決まったも同然です。分かっている相手はこれを全力で止めようとするため、《墓穴の指名者》等を駆使してなんとしてでも通しましょう。

他のカードは止められてもまだリカバリーが効きますが、ディーヴァを止められると一気にしんどくなります。このデッキは《深海のディーヴァ》をいかに通すかの戦いと言っても過言ではありません。

《海皇子 ネプトアビス》

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 海竜族 / 攻800 / 守0

「海皇子 ネプトアビス」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「海皇子 ネプトアビス」以外の「海皇」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「海皇子 ネプトアビス」以外の「海皇」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合、「海皇子 ネプトアビス」以外の自分の墓地の「海皇」モンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを特殊召喚する。

《海皇子 ネプトアビス》は2つの効果を持っており、ワンショットキルにあたってはどちらの効果もフル活用します。①の効果は発動さえしてしまえばデッキの「海皇」を1体墓地へ送ることができるため、ネプトアビスが特殊召喚された段階で相手がカードを発動してこなかった場合、かなり楽なゲーム展開になります。

まずは、①の効果を発動します。この時、コストで墓地に送るのは《海皇の竜騎隊》です。
効果で手札に加えるカードは、このデッキにおいては《海皇の重装兵》《海皇の狙撃兵》《海皇の竜騎隊》の3種類から選ぶことになりますが、先述のワンショットキルのルートにおいては、どれを選んでも問題ありません。
ただ、後々《水精鱗-メガロアビス》の効果で手札から捨てることになるため、その場の細かい状況に対応したカードを手札に加えられれば、よりベターな展開ができるようになります。

《海皇の竜騎隊》

【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 海竜族 / 攻1800 / 守0

①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分のレベル3以下の海竜族モンスターは直接攻撃できる。
②:このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動する。デッキから「海皇の竜騎隊」以外の海竜族モンスター1体を手札に加える。

「海皇」は、水属性モンスターの効果のコストとして墓地へ送られた場合に発動する効果を持っています。表側表示のカードを1枚破壊する重装兵、裏側表示のカードを1枚破壊する狙撃兵、デッキから海竜族モンスターを手札に加える竜騎隊……局面に応じたカードを選びましょう。

その次は、ネプトアビスの効果で墓地へ送った《海皇の竜騎隊》の効果で《水精鱗-メガロアビス》を手札に加えます。効果についての解説は省略します。メガロアビスの①の効果で、先程手札に加えた「海皇」モンスターと、何かもう1つ水属性モンスターを墓地へ送り、手札から特殊召喚。

場に出したメガロアビスの効果で、デッキから《アビスケイル-ミヅチ》または《アビスケイル-ケートス》を手札に加えます。

《アビスケイル-ミヅチ》

【 装備魔法 】

「水精鱗」と名のついたモンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上で発動した魔法カードの効果を無効にする。その後、このカードを墓地へ送る。

《アビスケイル-ケートス》

【 装備魔法 】

「水精鱗」と名のついたモンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上で発動した罠カードの効果を無効にする。その後、このカードを墓地へ送る。

手札に加えた後は《水精鱗-メガロアビス》に装備しましょう。
他にも《アビスケイル-クラーケン》がありますが、そちらは攻撃力の上昇値が400と低く、このルートではワンショットキルに届きません。また、ミヅチとケートスは「発動時の効果」しか無効にできないため、永続魔法・罠やフィールド魔法、ペンデュラムスケールにペンデュラムモンスターを発動されてしまうと、無駄撃ちの形で墓地へ送られてしまいます。

また、このデッキでは《アビスケイル-クラーケン》《アビスケイル-ミヅチ》の2枚を採用しています。そのため基本的にはミヅチを装備して殴り倒すことになりますが、訳あってワンキルに届かない場合などには、相手のデッキの様子を見てクラーケンで妨害を構える場合もあります。

最後に、《水精鱗-メガロアビス》の③の効果で《海皇子 ネプトアビス》をリリースし、2回攻撃できるようにします。水属性モンスターの効果のコストで墓地へ送られたネプトアビスの効果で、墓地から《海皇の竜騎隊》を攻撃表示で蘇生させて、合計攻撃力8400の完成です。

この時、盤面には《深海のディーヴァ》《水精鱗-メガロアビス》《海皇の竜騎隊》が揃います。また、ここまで場に出したモンスターの数は4体のため、《原始生命態ニビル》の効果を受けずにワンショットキルまで持ち込めます。


ワンショットキルを通しやすくするカード

後攻1キルに特化した構築のため、他に採用するカードもその思想に沿ったものにします。

《海亀壊獣ガメシエル》

《海亀壊獣ガメシエル》

【 効果モンスター 】
星 8 / 水 / 水族 / 攻2200 / 守3000

①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
④:相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし除外する。

マスターデュエルでよく見る《崇高なる宣告者》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》《召命の神弓-アポロウーサ》「閃刀姫」リンクモンスターを黙らせるために使います。また、このデッキにおいては、水属性モンスターは《水精鱗-メガロアビス》のコストとして墓地へ送ることができるため、他の壊獣よりも優先してガメシエルを採用します。


《ライトニング・ストーム》

《ライトニング・ストーム》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
●相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

【海皇水精鱗】は手札枚数に対して非常に敏感なデッキのため、1枚のカードで複数の状況に対応できるカードが好まれます。そのため、今回紹介するデッキレシピでは、後攻1ターン目に使うことだけを想定して《ライトニング・ストーム》を3枚採用しました。

展開ルートの途中で《海皇の重装兵》《海皇の狙撃兵》を使って、表側か裏側のカードを1枚は破壊することができますが、それでは処理が追いつかない場合、バックを剥がし切れない場合に手札にあると安心して展開できます。
相手によっては、このカード1枚だけでゲームエンドを決められるほどに強力な捲り札です。


《無限泡影》

《無限泡影》

【 通常罠 】

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

いわゆる《真竜皇V.F.D.》への回答です。類似カードに《禁じられた一滴》がありますが、先述の通り【海皇水精鱗】は手札枚数の多さが強さに直結するため、カード1枚で狙ったところをピンポイントに止められる《無限泡影》の方を採用しています。

また、状況によっては、相手の使った《スキルドレイン》《マクロコスモス》を無効化する仕事もしてくれます。特にこのデッキは《マクロコスモス》を受けるとほとんどのカードが使い物にならなくなるため、それを打破するためにも持っておきたいカードです。


《深海のミンストレル》

《深海のミンストレル》

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 水 / 海竜族 / 攻1200 / 守1500

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと水属性モンスター1体を捨てて発動できる。相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送り、「深海のミンストレル」以外の自分の墓地のレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキの一番上または一番下に戻す。

展開前にこのカードを使うことで、相手の手札を確認しながら、妨害札となり得るカードを一時的にぶっこ抜くことができます。《灰流うらら》《墓穴の使命者》《原始生命態ニビル》といったカードが無いことを確認した後は、安心して《深海のディーヴァ》を召喚できます。

また、このカードは「海皇」の効果を発動させることもできるため、ある程度の手札消費を容認できる場合は本格的な展開の前に地ならしする役割も担えます。ワンキルできなかった場合も、《海晶乙女コーラルアネモネ》《水精鱗-サラキアビス》等で墓地から特殊召喚することで、墓地の「海皇」をデッキに戻すことができます。


リカバリープラン

相手からの妨害を受けて展開が途中で止まった場合、ワンショットキルまでは届かなくとも、ある程度の所へ展開を着地させて万全な状態で相手にターンを返す必要があります。そのために使うカードを紹介します。

採用にあたって共通する思想は「このターンで倒すことはできなかったが、次のターン貴様は何もできずにターンを返すことになると思え」です。

《水精鱗-サラキアビス》

《水精鱗-サラキアビス》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / 海竜族 / 攻1600 /

魚族・海竜族・水族モンスター2体
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先のモンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
②:相手ターンに手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキから「水精鱗」モンスター1体を手札に加える。
③:このカードが相手モンスターの攻撃または相手の効果で破壊された場合、デッキから水属性モンスター1体を墓地へ送り、自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

【LINK-2:左下/右下】

相手ターンに手札の「海皇」を捨てることで、重装兵・狙撃兵でカードを破壊したり、竜騎隊で次のターンの展開札を用意することができます。また、相手によって破壊された場合の効果で更に「海皇」を墓地に送ることができるため、相手が無理矢理突破してきた場合は最大で2妨害を構えられたことにもなるでしょう。


《氷結界の還零龍 トリシューラ》 / 《氷結界の龍 トリシューラ》

《氷結界の還零龍 トリシューラ》

【 シンクロモンスター 】
星 11 / 水 / ドラゴン族 / 攻2700 / 守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。相手フィールドのカードを3枚まで選んで除外する。
②:S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。自分のEXデッキ・墓地から「氷結界の龍 トリシューラ」1体を選び、攻撃力を3300にして特殊召喚する。相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、さらにそれらのモンスターは、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。

《氷結界の龍 トリシューラ》

【 シンクロモンスター 】
星 9 / 水 / ドラゴン族 / 攻2700 / 守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる(手札からはランダムに選ぶ)。

相手の盤面・墓地・手札のリソースをぐちゃぐちゃにするためのカードです。このデッキでは、「1+2+8」「1+3+7」「2+2+7」「2+4+5」、または「1+1+7」「1+3+5」「2+3+4」の足し算でトリシューラが降臨します。盤面3枚除外か、墓地・手札も1枚ずつ除外するか、そこは盤面とこちらのリソース次第で変わってくるでしょう。

どちらを出すにしろ、「レベル7・チューナー」であるシンクロモンスター《深海姫プリマドーナ》は、トリシューラのシンクロ召喚を大きく手助けします。このモンスターも《深海のディーヴァ》1枚から《黄紡鮄デュオニギス》を経由することで簡単にシンクロ召喚できます。


《氷霊神ムーラングレイス》

《氷霊神ムーラングレイス》

【 効果モンスター 】
星 8 / 水 / 海竜族 / 攻2800 / 守2200

このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。相手の手札をランダムに2枚選んで捨てる。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。

手札を2枚捨てられるこのカードですが、なんと海竜族のため《海皇の竜騎隊》で手札に加えることができます。1ターンで墓地に水属性モンスター5体を貯めることがそれほど苦痛なデッキではないため、狙える盤面であればこのカードで相手のリソースをグチャグチャにしてやりましょう。相手の手札が0枚になれば、《水精鱗-メガロアビス》で手札に加えた「アビスケイル」によるカード無効がより強烈に刺さります。


デッキレシピ紹介

※マスターデュエルにおける《D.D.ダイナマイト》デッキ対策のため、EXデッキを13枚にしています。

メインデッキ
海皇子 ネプトアビス 3
深海のアーチザン 1
深海のディーヴァ 3
増殖するG 3
海皇の重装兵 3
深海のセントリー 1
海皇の狙撃兵 1
深海のミンストレル 1
黄紡鮄デュオニギス 1
海皇の竜騎隊 3
サイレンス・シーネットル 1
彩宝龍 1
水精鱗-メガロアビス 3
ダイナレスラー・パンクラトプス 1
氷霊神ムーラングレイス 1
海亀壊獣ガメシエル 3
死者蘇生 1
ライトニング・ストーム 3
アビスケイル-クラーケン 1
アビスケイル-ミヅチ 1
墓穴の使命者 2
無限泡影 2

EXデッキ
たつのこ 1
深海のコレペティ 1
瑚之龍 1
深海姫プリマドーナ 1
白闘気白鯨 1
氷結界の龍 トリシューラ 1
氷結界の還零龍 トリシューラ 1
餅カエル 1
バハムート・シャーク 1
深淵に潜む者 1
水精鱗-サラキアビス 1
海晶乙女コーラルアネモネ 1
混沌の戦士 カオス・ソルジャー 1


おわりに

デイリーミッションのために一日最低3戦していたわけで、月末も近い中でようやくプラチナ1に到達することになりました。ランク戦では《D.D.ダイナマイト》を使ったワンキルデッキが跋扈しており、それに対応してEXデッキも13枚に調整されています。マスターデュエルがシングル戦であったり、《真竜皇V.F.D》がまだ使えたりしているため、OCGとはカードプール以外の部分でも異なる構築になったことでしょう。

先程も述べていた通り、【海皇水精鱗】にはこの後攻ワンキル特化型以外にも様々な型があります。
当記事をもとに、【海皇水精鱗】への理解が深まるようでしたら幸いです。以上、しろがねでした!


遊戯王ランキング

2件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デッキ紹介
【DLv.MAX到達!】深淵ドラグマセンチュリオン デッキ紹介【2024.9】

はじめに:最近はずっとセンチュリオンを研究してました 【センチュリオン】というデッキがあります。マス …

遊戯王
なかなか新規が来ないカテゴリ紹介Vol.2「水属性・鳥獣族」

実は第8期から新規がない 遊戯王のアニメに登場したキャラクターの使用カードは、基本的にはそのアニメの …

初心者向け解説
遊戯王で「やることがない」と思ったらどうする?【デュエルする以外の楽しみ方】

前提として、これは誰にでも起こる 遊戯王に限らず、何か一つのコンテンツにのめり込んでいると、ある日「 …