【全33種】サイバース族デッキのお役立ちサポートカード紹介

デッキ構築&プレイングサポート

目次

はじめに:プレイヤーズデッキここに極まれり

記事執筆時、最もフレッシュな種族であると言えるのが今回紹介するサイバース族です。アニメ「遊戯王VRAINS」と共に、数多くのカードで激変の第10期を彩ってきました。種族全体が「リンク召喚」に特化しているのが特徴的で、一つの種族がここまで一つの召喚法に特化しているのも珍しい点です。

サイバース族を用いるデッキは【コード・トーカー】【転生炎獣】【@イグニスター】などが該当しますが、実は種族自体をサポートする汎用カードも多く、どのカードを選ぶかによって取れる戦術も大きく変わってきます。リンク召喚以外に融合・儀式・シンクロ・エクシーズと様々な召喚法もつまみ食いできるため、【サイバース族】に冠しては組む人によって毛色がまったく異なるデッキが完成します。

今回は、そんなサイバース族の中からとびきりのサポートカードを紹介していきます。風を掴め!


サポートカード紹介

※あまりに数が多いので、今回はカードの役割別に紹介しています。

カードをサーチ・ドロー・サルベージする

《フォーマッド・スキッパー》

《フォーマッド・スキッパー》

【 効果モンスター 】
星 1 / 光 / サイバース族 / 攻0 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。このターンにリンク召喚する場合、このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
②:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。

専ら②の効果にお世話になることでしょう。手札に加えられるモンスターには《パラレルエクシード》《デグレネード・バスター》《ガッチリ@イグニスター》《人攻智能ME-PSY-YA》など優秀なモンスターが揃っています。自身もレベル1のため、デッキ・手札から様々な手段で特殊召喚することができます。


《レディ・デバッガー》

《レディ・デバッガー》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1700 / 守1400

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル3以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。

安心感のあるサーチ効果を持ったカードで、展開に必要なカードを好きに引っ張ってくることができます。多くの場合召喚権を使って場に出すこととなりますが、サイバース族モンスターには自身の効果で特殊召喚可能なモンスターが多いため、召喚権の競合は大きな問題にはなりません。


《クロック・スパルトイ》

《クロック・スパルトイ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / サイバース族 / 攻800 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「サイバネット・フュージョン」1枚を手札に加える。
②:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

【LINK-2:右下/下】

サイバース族モンスターで融合召喚する《サイバネット・フュージョン》を手札に加えられます。②の効果を使うと融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなってしまいますが、《クロック・ワイバーン》といったモンスターを揃える手助けもできます。また、現状は《サイバース・クロック・ドラゴン》を融合召喚することになるでしょう。
①の効果を使うだけならリンク召喚も問題なくできるため、それだけでの採用もアリです。


《サイバース・ウィッチ》

《サイバース・ウィッチ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / サイバース族 / 攻800 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の魔法カード1枚を除外して発動できる。デッキからサイバース族の儀式モンスター1体と「サイバネット・リチューアル」1枚を手札に加える。
②:このカードの①の効果を発動したターンの自分メインフェイズに、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

【LINK-2:左下/下】

後述の《サイバネット・マイニング》などと相性の良いカードで、簡単に言うと手札が2枚増えます。それだけでなく②の効果で墓地の下級サイバース族モンスターを蘇生できるため、これ1枚が出るだけで3枚分のアドバンテージが増えることになります。【サイバース族】で儀式召喚する場合、儀式モンスターは《サイバース・マジシャン》《嵐竜の聖騎士》が候補になります。


《リンク・ディサイプル》 / 《リンク・ディヴォーティー》

《リンク・ディサイプル》

【 リンクモンスター 】
星 1 / 光 / サイバース族 / 攻500 /

レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先のモンスター1体をリリースして発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。

【LINK-1:下】

《リンク・ディヴォーティー》

【 リンクモンスター 】
星 1 / 地 / サイバース族 / 攻500 /

レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。このターン、自分はリンク3以上のリンクモンスターをリンク召喚できない。
②:相互リンク状態のこのカードがリリースされた場合に発動できる。自分フィールドに「リンクトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。

【LINK-1:上】

《リンク・ディサイプル》と《リンク・ディヴォーティー》で相互リンクを作り、ディサイプルの効果でディヴォーティーをリリースすることで、手札を1枚交換しながら場にトークンを含む3体のモンスターを用意できます。

《リンク・ディヴォーティー》の①効果でリンク3以上のモンスターをリンク召喚できなくなっていまいますが、前述の《クロック・スパルトイ》や《サイバース・ウィッチ》、後述の《サイバース・ウィキッド》等から強力な展開に繋げられます。特に、あとから手札に加えられる《サイバネット・フュージョン》《サイバネット・リチューアル》あたりをデッキに戻せる点も好相性です。


《サイバース・リマインダー》

《サイバース・リマインダー》

【 エクシーズモンスター 】
星 3 / 光 / サイバース族 / 攻1800 / 守800

レベル3モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「サイバネット」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
②:X召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキからサイバース族・レベル4モンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

このカードで墓地から回収できるカードの筆頭候補は《サイバネット・マイニング》となります。他にも罠カードの《サイバネット・カスケード》《サイバネット・リグレッション》を再利用する使い道もあります。エクシーズ召喚にあたっては《ドラコネット》《シーアーカイバー》《バックアップ・セクレタリー》が有力なエクシーズ素材候補になるでしょう。


《サイバネット・マイニング》

《サイバネット・マイニング》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキからレベル4以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。

手札リソースを1枚使う形にはなりますが、好きな下級サイバース族モンスターを引っ張ってこられるため、基本的には3積みしても問題ないかと思います。墓地へ送ったカードは《サイバース・ガジェット》で蘇生できるほか、自己蘇生効果を持つ《ドットスケーパー》を墓地へ送っても良いでしょう。


展開要員

《ドットスケーパー》

《ドットスケーパー》

【 効果モンスター 】
星 1 / 地 / サイバース族 / 攻0 / 守2100

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、それぞれデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:このカードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

墓地へ送られても除外されても特殊召喚できる、【サイバース族】の展開を超強力に支える1枚です。このカードを除外する方法としては《サイバース・ウィキッド》《スクリプトン》《デグレネード・バスター》あたりが使いやすいでしょう。
除外関連のカードは《バランサーロード》ともサポートを共有することができます。


《ドラコネット》

《ドラコネット》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻1400 / 守1200

①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキからレベル2以下の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

大きく分けて「チューナーを出した時」と「サイバース族モンスターを出した時」で展開先が変化します。かつては、カード1枚からレベル5シンクロを出せる性能が評価されて大会環境でも活躍していました。サイバース族モンスターを特殊召喚するメリットとして、一部のリンクモンスターのリンク条件を満たすことができます。


《ウィジェット・キッド》

《ウィジェット・キッド》

【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / サイバース族 / 攻1500 / 守900

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札からサイバース族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

手札のサイバース族モンスターを更に展開するカードです。自力で特殊召喚する効果を持たない《フォーマッド・スキッパー》のようなカードを展開するのに役立ちます。レベル3のため、先述の《サイバース・リマインダー》のエクシーズ素材にもなります。


《シーアーカイバー》

《シーアーカイバー》

【 効果モンスター 】
星 3 / 水 / サイバース族 / 攻300 / 守2100

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、フィールドのリンクモンスターのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

手札だけでなく墓地からも自力で特殊召喚できる優秀なモンスターです。レベル3のため《サイバース・リマインダー》のエクシーズ素材として優れています。また、エクシーズ素材にすることで除外されるデメリットを回避し、次のターンにまた墓地から特殊召喚することができるようになります。


《バックアップ・セクレタリー》

《バックアップ・セクレタリー》

【 効果モンスター 】
星 3 / 光 / サイバース族 / 攻1200 / 守800

このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:自分フィールドにサイバース族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

非常に緩い条件で特殊召喚できるモンスターで、手札からぽんと出てくる効果を持つモンスターの中ではおそらく一番使いやすい性能を持っています。リンク2の《バックアップ・スーパーバイザー》はこのカードをリンク素材にした場合に発動できる効果を持っており、他のサイバース族モンスターよりも若干優遇されているとも言えます。


《グリッド・スィーパー》

《グリッド・スィーパー》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻100 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールド魔法カードが表側表示で存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:墓地のこのカード及び自分フィールドのリンクモンスター1体を除外して発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。

サイバース族関連のフィールド魔法には《サイバネット・ストーム》があり、《マイクロ・コーダー》の効果を使うことで手札に加えられるため、①の効果を満たすことは難しくはありません。また、②の効果を使うことで展開中に相手フィールドのカードを1枚破壊でき、《スキルドレイン》といった強力なカードを除去する手助けにもなります。


《斬機アディオン》 / 《斬機サブトラ》

《斬機アディオン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / サイバース族 / 攻1000 / 守1000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで1000アップする。この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

《斬機サブトラ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / サイバース族 / 攻1000 / 守1000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで1000ダウンする。この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

攻撃力を変動させる効果を持っていますが、簡単に言うと手札から出てくるレベル4モンスター、ということです。その中でもサブトラの攻撃力を下げる効果は《召命の神弓-アポロウーサ》など思わぬモンスターに刺さり、無視できないものになることもあります。


《バランサーロード》

《バランサーロード》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1700 / 守1200

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにサイバース族モンスター1体を召喚できる。
②:このカードが除外された場合に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。

サイバース族モンスターには「召喚時」のみ効果発動する《ドラコネット》《サイバース・ガジェット》《ROMクラウディア》が存在し、どれもしっかりと展開に貢献してくれます。そういったモンスターの活躍の場を増やすために①の効果が活躍します。《バランサーロード》自体を召喚権を使わずに場に出せたなら、そのターンはサイバース族モンスターを2回召喚できます。

除外された場合も②の効果で展開でき、無駄がありません。《ドットスケーパー》と同じように、除外関連の効果を持つカードと組み合わせると良いでしょう。


《サイバース・ガジェット》

《サイバース・ガジェット》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1400 / 守300

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドに「ガジェット・トークン」(サイバース族・光・星2・攻/守0)1体を特殊召喚する。

OCGで一番最初に登場したサイバース族モンスターです。召喚成功時に墓地のモンスターを蘇生することで、レベル5・6のシンクロ召喚、リンク2のリンク召喚をこれ1枚で行えます。初動として使うには《サイバネット・マイニング》等でモンスターを用意する必要がありますが、①②共に【サイバース族】の求めるものと噛み合っている素晴らしいカードです。


《ファイアウォール・ガーディアン》

《ファイアウォール・ガーディアン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / サイバース族 / 攻100 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがサイバース族リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:自分と相手のリンクモンスター同士が戦闘を行う攻撃宣言時に墓地のこのカードを除外して発動できる。その攻撃を無効にし、その相手モンスターはターン終了時まで、元々の攻撃力が0になり、自身以外のカードの効果を受けない。

場に出すことさえできれば、リンク召喚した際に①の効果でモンスター1体分をおまけしてもらえます。レベル4のため、ランク4エクシーズモンスターに繋げて墓地蘇生効果の再利用を狙っても良いでしょう。②の効果を覚えておけば、相手が繰り出した高火力のリンクモンスターも簡単に撃破できます。


《パラレルエクシード》

《パラレルエクシード》

【 効果モンスター 】
星 8 / 風 / サイバース族 / 攻2000 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在し、自分がリンク召喚に成功した場合に発動できる。このカードをそのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「パラレルエクシード」1体を特殊召喚する。
③:「パラレルエクシード」の効果で特殊召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力・守備力は半分になる。

①②③全部の効果がガッチリ噛み合って、ランク4エクシーズ召喚・リンク3以上のリンク召喚をこのカードから狙うことができます。また、このカード自身のレベルが8であるため《フォーマッド・スキッパー》のリンク召喚時の効果で手札に加えることもできます。


《サイバース・インテグレーター》

《サイバース・インテグレーター》

【 シンクロモンスター 】
星 3 / 光 / サイバース族 / 攻1000 / 守1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・墓地からサイバース族チューナー1体を選んで守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
②:S召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

レベル3のため、サイバース族モンスターだけでシンクロ召喚を狙うなら「レベル1・チューナー」の《サイバース・シンクロン》を使うことになるでしょう。①の効果で《サイバース・シンクロン》を蘇生して効果を発動することでレベル5・7のシンクロ召喚を行えるようになります。


《サイバース・ウィキッド》 / 《転生炎獣ベイルリンクス》

《サイバース・ウィキッド》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / サイバース族 / 攻800 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク召喚したこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:このカードのリンク先のサイバース族モンスターは効果では破壊されない。
③:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地からサイバース族モンスター1体を除外して発動できる。デッキからサイバース族チューナー1体を手札に加える。

【LINK-2:右下/下】

《転生炎獣ベイルリンクス》

【 リンクモンスター 】
星 1 / 炎 / サイバース族 / 攻500 /

レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「転生炎獣の聖域」1枚を手札に加える。
②:自分フィールドの「サラマングレイト」カードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

【LINK-1:下】

斬機使いの友人曰く「ベイルリンクスをウィキッドのリンク先にリンク召喚することで、ウィキッド→ベイルリンクスとチェーンを組んで、安全にウィキッドの効果を通すことができる」とのことです。《サイバース・ウィキッド》から手札に加えられるチューナーは《サイバース・シンクロン》や一部の「斬機」モンスター、《ブルル@イグニスター》が該当します。


《エルフェーズ》

《エルフェーズ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 風 / サイバース族 / 攻2000 /

レベル3以上のサイバース族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×300アップする。
②:リンク召喚した表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、リンク素材にできない。

【LINK-2:上/右】

②の効果で蘇生したモンスターはリンク召喚にできませんが、代わりにどう使うかを考えるきっかけにはなります。シンクロ・エクシーズ召喚の素材にしたり、モンスター効果を使う際のリリースに充てたり……リンクマーカーの向きも個性が出ています。


《スプラッシュ・メイジ》

《スプラッシュ・メイジ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / サイバース族 / 攻1100 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

【LINK-2:右上/右下】

汎用的に【サイバース族】での展開をサポートすることもできます。単純にリンク数を1つ上乗せできるため、リンク4の大型モンスターに繋げやすくなります。

個人的には【海晶乙女】に入っている印象が強い1枚です。このカードと蘇生した「マリンセス」で《海晶乙女コーラルアネモネ》を作り、コーラルアネモネの効果でこのカードを蘇生し、リンク4《海晶乙女グレート・バブル・リーフ》に繋げる動きで使われます。


《サイバネット・オプティマイズ》

《サイバネット・オプティマイズ》

【 永続魔法 】

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。サイバース族モンスター1体を召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:自分の「コード・トーカー」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

特殊召喚、でなく「召喚」するカードです。そのため《ドラコネット》《サイバース・ガジェット》等の効果をしっかり発動できます。ピン差しで運用する場合は《マイクロ・コーダー》《サイバース・リマインダー》を活かせる構築にすると使いやすくなります。


《ワンタイム・パスコード》

《ワンタイム・パスコード》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「セキュリティトークン」(サイバース族・光・星4・攻/守2000)1体を守備表示で特殊召喚する。

使いやすいサイバース族のトークンを1体特殊召喚でき、様々な展開の起点にすることができます。アドバンテージが取れるカードではありませんが、「レベル4・光属性・攻守2000」のモンスターを手軽に用意できるため、特定のステータスを要求するカードを扱う際に役立つこともあります。


戦闘・バトルフェイズ補助

《プロフィビット・スネーク》

《プロフィビット・スネーク》

【 効果モンスター 】
星 2 / 光 / サイバース族 / 攻500 / 守1000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のサイバース族リンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。
②:このカードが墓地に存在し、自分のサイバース族モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、自分の墓地からカード1枚を除外し、自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

強力な盤面除去を行う①の効果、状況に合わせてリソースを回復する②の効果が合わさり、単体で小回りの利くカードに仕上がっています。戦闘破壊こそする必要がありますが、除外された場合に発動する効果もこのカードによって条件を満たせるでしょう。レベル2であるため《サイバース・ガジェット》による蘇生にも対応しています。


《ロックアウト・ガードナー》

《ロックアウト・ガードナー》

【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / サイバース族 / 攻1000 / 守1000

①:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、このターン戦闘では破壊されない。
②:自分フィールドのサイバース族モンスター1体のみを対象とする相手フィールドのモンスターの効果が発動した時に発動できる。その自分のサイバース族モンスターとその相手モンスターの効果はターン終了時まで無効化される。

直接攻撃時に手札から特殊召喚できて戦闘破壊されない壁になれますが、攻撃表示かつ攻撃力1000という低ステータスのため、ある程度の戦闘ダメージは覚悟することになります。ただ、場持ちの良いレベル3モンスターであることと、②の効果で多少なりとも相手に牽制を利かせられる点は見逃せません。


《スプール・コード》

《スプール・コード》

【 速攻魔法 】

①:自分の墓地のサイバース族モンスターが3体以上の場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする。その後、自分フィールドに「スプールトークン」(サイバース族・光・星1・攻/守0)を3体まで守備表示で特殊召喚できる。このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。

先程の《ロックアウト・ガードナー》と比べると、最大3回までの攻撃ならダメージ0で凌ぎきれる点、1体だけの攻撃で終われば返しのターンのリンク素材が1つ多く残る点で優れていますが、代わりに速攻魔法でセットする必要があることからバック破壊に弱い弱点もあります。


相手を破壊する・破壊から守る

《ガッチリ@イグニスター》

《ガッチリ@イグニスター》

【 効果モンスター 】
星 8 / 地 / サイバース族 / 攻0 / 守3000

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのサイバース族の効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にし、このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分フィールドのサイバース族モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その自分の表側表示モンスターは相手ターン終了時まで相手の効果を受けない。

場に存在するだけでターンに1度の効果破壊耐性を与えられ、相手の《ライトニング・ストーム》などの除去カードを多く使わせることができます。守備力が3000もあることから、先に戦闘破壊しようとしても並のモンスターでは突破すら困難で、仮に破壊できたとしても③の効果で本命のモンスターを効果破壊から守ることができます。


《デグレネード・バスター》

《デグレネード・バスター》

【 効果モンスター 】
星 7 / 炎 / サイバース族 / 攻2500 / 守2500

このカードは通常召喚できない。自分の墓地のサイバース族モンスター2体を除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをエンドフェイズまで除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

①の効果による相手モンスター除去も強力ですが、召喚条件である「墓地のサイバース族モンスター2体を除外」という部分を目当てに採用し、除外された場合に効果発動するサイバース族モンスターを振る活用することができます。除外を多用するようなら《大欲な壺》と組み合わせても面白いかもしれません。


《サイバネット・クロスワイプ》

《サイバネット・クロスワイプ》

【 速攻魔法 】

①:自分フィールドのサイバース族モンスター1体をリリースし、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

そのまま使えばカード1枚分のアド損になりますが、速攻魔法である点を生かしてサクリファイス・エスケープとして活用する使い道があります。また、やや珍しい局面ですが《スキルドレイン》によるモンスター効果無効をすり抜けて効果を使いたい場合にも役立ちます。《サイバース・リマインダー》で回収して使い回すこともできるでしょう。


おわりに:解のないパズルを組み立てる

自由であるというのは、その分自分で決断しなければならないことと同義になります。遊戯王のデッキ構築においても同じ事が言え、テーマカードの充実・制約によってある程度「型」が決まっている場合はそれほど悩まなくてもデッキは形になりますが、そうでない場合は仮組みの段階でも大いに悩むことになります。それを突き詰めればカテゴリの枠を飛び越えた「コンボデッキ」になりますが、【サイバース族】は他の種族と比べてもかなりコンボデッキ寄りのカードが揃っていると言えるでしょう。

記事はここで終了です。切り札となるカードに辿り着くためにどのカードを選ぶか、考える手助け・きっかけになれたでしょうか。また別のページで会いましょう!


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