火力最大水族館プロジェクト「アクアアクトレス」デッキ紹介

デッキ紹介
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はじめに:水属性デッキで一番高い打点が出るデッキはなーんだ

こたえ:《深海の怒り》を採用した【水フルモン】

……すいません、少々悪ふざけが過ぎました。
水属性デッキは《サルベージ》といったカードのせいか全体的に攻撃力が低めで、攻撃力で突破するよりもモンスター効果で突破する盤面が多くなりがちです。守りが堅く、様々な効果で相手の攻撃を躱しながら、華麗かつテクニカルに戦う……属性全体のイメージがそのようになっているのでしょうか。

ところが、そんな現状とはまるで正反対のデッキが存在します。
攻撃力を上げまくり、ゴリゴリに育ったモンスターで相手をビートダウンする、まるで水属性らしくないデッキ……それが、今回紹介する「アクアアクトレス」です。おそらく、水属性テーマをある程度デザイン通りに運用した場合で、最も高い火力を叩き出せるデッキでしょう。

アクアアクトレスは、その強さの反面、全体的にレアリティが低く組みやすいデッキでもあります。
今回の記事で気に入っていただけたら是非作って、手元で回してみてくださいね。

※今回のデッキは「遊戯王マスターデュエル」で使うことを前提に組んでいます。


デッキコンセプト紹介

いいですか、落ち着いて聞いてください。

アニメ「遊戯王ARC-Ⅴ」で鮎川アユちゃんが「アクアアクトレス」を使い、「3種」のモンスターが登場しました。テトラ、グッピー、アロワナ、これらは全てコレクターズパックに収録され、OCGでもマスターデュエルでも問題なく使うことができます。

そして、アニメ放送が終了してから、VRAINS、SEVENS、ゴーラッシュとシリーズは進みました。
平成は終わり、今は令和です。ネフィリムは釈放され、ダイパリメイクは発売され、メルティブラッドの新作も出ました。

ええ、ええ、わかっています。
「アクアアクトレス」の新規は出たのか?

これまでに登場した新規は……

ありません。

あんまりだぁ!


基本戦略:水族館を建てて維持する

【アクアアクトレス】は、「水属性・水族」の「アクアアクトレス」モンスターでビートダウンを行うデッキです。
しかし、「アクアアクトレス」モンスター自体は打点が低く、そのままでは下級モンスター相手でも負けてしまうくらいに頼りないステータスをしています。そこで、「アクアリウム」永続魔法の効果で様々な効果を付与し、ステータスを強化することでサポートしていきます。

《アクアアクトレス・テトラ》

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 水族 / 攻300 / 守300

①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「アクアリウム」カード1枚を手札に加える。

デッキのキーカードとなるのは、「アクアリウム」を手札に加えられる《アクアアクトレス・テトラ》です。名称ターン1制限ではないため、《海晶乙女コーラルアネモネ》や《死者蘇生》で蘇生することで1ターンに「アクアリウム」を2枚手札に加えることもできます。レベル1であることから《ワン・フォー・ワン》の特殊召喚に対応するほか、水族であるため《鬼ガエル》の効果でデッキから墓地へ送ることもできます。

3種の「アクアリウム」永続魔法でを揃え、強固な耐性と火力を付与していきましょう。水族館の完成まで数ターンほどの時間は掛かってしまいますが、その間は別のカードを使って時間稼ぎをしていく、というのが基本になります。
安定性を上げるため、今回は《鬼ガエル》を筆頭とした「ガエル」との混合構築を考えます。


「アクアアクトレス」&「アクアリウム」カード紹介

幸か不幸か、アクアアクトレスの関連カードは枚数が少ないため、今ここでその全部に一旦目を通しておきましょう。カードごとに仕事がひとつと決まっているため、あまり複雑でもありません。

《アクアアクトレス・テトラ》

《アクアアクトレス・テトラ》

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 水族 / 攻300 / 守300

①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「アクアリウム」カード1枚を手札に加える。

このデッキで一番大事なモンスターです。
いかに早くテトラを場に出し、継続して「アクアリウム」をサーチできるかが勝負を決めます。

《海晶乙女コーラルアネモネ》《死者蘇生》《浮上》で何度も蘇生させることで、同じターンでも「アクアリウム」を複数枚サーチできます。構築によっては《深海姫プリマドーナ》でデッキからリクルートしたり、《鬼ガエル》でデッキから墓地へ送ってから蘇生したりできます。
《絶海のマーレ》にも対応していますが、マーレは記事執筆時はマスターデュエル未実装で……もし使えたら、マーレと《サイレンス・シーネットル》でコーラルアネモネとランク4を両睨みできます。

《アクアアクトレス・グッピー》

《アクアアクトレス・グッピー》

【 効果モンスター 】
星 2 / 水 / 水族 / 攻600 / 守600

①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札から「アクアアクトレス」モンスター1体を特殊召喚する。

数少ない展開効果を持ったカードですが、アクアアクトレス自体は展開を殆ど必要としません。上級モンスターである《アクアアクトレス・アロワナ》を手札からポンと出せるのはうれしいところ。

しかし、このカードのポイントは「レベル2・水族」というステータスにあります。そう、「ガエル」「バージェストマ」と組み合わせることで《餅カエル》がエクシーズ召喚できるんですね。
《グレイドル・スライムJr.》で《グレイドル・スライムJr.》を蘇生して《餅カエル》をエクシーズ召喚する……というコンボを採用する場合は、同じ「レベル2・水族」であるグッピーの枚数を増やしてもいいかもしれません。今のところレベル3の「アクアアクトレス」は存在しないため「グレイドル」との相性は微妙ですが、将来新規カードが現れた時に注目される日が来るかもしれません。

《アクアアクトレス・アロワナ》

《アクアアクトレス・テトラ》

【 効果モンスター 】
星 6 / 水 / 水族 / 攻2000 / 守2000

①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから「アクアアクトレス」モンスター1体を手札に加える。

デッキから「アクアアクトレス」を手札に加えることができますが、上級ゆえに場に出しづらいのが最大のネックとなります。また、頑張って出したとしても、そこから《アクアアクトレス・テトラ》を出して「アクアリウム」をサーチするまでワンテンポ遅れるため、あまり意識して出すモンスターでもありません。

しかし、このカードの最大の魅力は攻撃力2000という脅威のステータス。「アクアリウム」による打点強化が入ることを考えるとこれはとんでもない数値です。上級モンスターであることから《氷結界》の墓地効果を活かせる点もポイントとなります。
変わったところでは、攻守の合計が4000のため《魂のカード》でも手札に引き込みやすいですね。

《水舞台》(アクアリウム・ステージ)

《水舞台》

【 永続魔法 】

①:自分フィールドの水属性モンスターは、水属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターは相手モンスターの効果を受けない。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。

《アクアアクトレス・テトラ》でまず真っ先に欲しいのが、この《水舞台》です。自分の水属性モンスターに戦闘破壊耐性を与えながら、「アクアアクトレス」モンスターは相手モンスターの効果を受けなくなるおまけがついてきます。単体ではステータスも低くあっさり破壊されてしまう「アクアアクトレス」を保護するための大切な1枚です。
戦闘破壊されない低ステータス、となればサンドバッグにされる危険性はありますが、《水舞台装置》《湿地草原》《氷結界》といったカードでカバーしていきたいところです。

相手に破壊されたとしても、墓地へ送られれば「アクアリウム」カードの共通効果で墓地の水族モンスターを蘇生できます。相手ターンで蘇生してうまみのある水族、と言って思いつくのは今のところいませんが……マスターデュエルで実装待ちの《氷水のエジル》《絶海のマーレ》あたりは好相性です。

《水舞台装置》(アクアリウム・セット)

《水舞台装置》

【 永続魔法 】

①:自分フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。

これ1枚で「アクアアクトレス」の打点を600上げられる重要なカードです。もちろん効果は重複するため、3枚場に展開できれば「アクアアクトレス」の素の打点が1800上がります。水属性モンスターでも1枚に付き300上がるため、《餅カエル》《海晶乙女コーラルアネモネ》の打点を引き上げて全体火力の底上げにも貢献できます。

《水照明》(アクアリウム・ライティング)

《水照明》

【 永続魔法 】

①:「水照明」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
②:自分の「アクアアクトレス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。その自分のモンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ倍になる。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。

「アクアアクトレス」が戦闘するとき、攻守の値を「倍」にします。
もうおわかりですね? 《水舞台装置》で底上げした火力がそのまま倍になるんです。

このデッキで必ず1枚は揃えておきたいカードで、理想的な組み合わせとしては「《水舞台》+《水舞台装置》2枚+《水照明》」という組み合わせになります。《湿地草原》もあれば言うことはありません。しかしこの《水照明》は「アクアアクトレス」以外のモンスターには何もメリットが無いため、テトラでどのアクアリウムを引っ張ってくるかは、盤面を見て順番を考える必要があります。

《水物語-ウラシマ》

《水物語-ウラシマ》

【 通常罠 】

①:自分の墓地に「アクアアクトレス」モンスターが存在する場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、そのモンスターの効果は無効化され、攻撃力・守備力は100になり、相手の効果を受けない。

フリーチェーンで使える《氷結界》のようなカードですが、発動条件として墓地に「アクアアクトレス」が存在する必要があります。このカード自体のサーチが効かず発動条件も厳しいことから、使うとしたら少し工夫が必要になります。

通常罠であることから《トラップトリック》でデッキからセットすることができます。
また、同じ水族テーマである「バージェストマ」と絡める選択肢もアリでしょう。特に《バージェストマ・オレノイデス》は、状況に応じて自分の「アクアリウム」を破壊して墓地の水族モンスターを能動的に蘇生できる点でもグッドです。


時間稼ぎ&妨害カード

さて、《アクアアクトレス・テトラ》を場に出し、「アクアリウム」カードを揃えていきますが……このデッキは盤面が完成するまである程度の時間が掛かります。そのため、相手が速攻を掛けてきたときに妨害できるカードを用意しておく必要があります。

デッキ全体に噛ませやすい妨害カード、となれば採用できるカードはある程度絞られてきますが……おすすめとしては《氷結界》と《バージェストマ・ディノミスクス》です。

《氷結界》

【 通常罠 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その相手モンスターは、攻撃力が0になり、表示形式を変更できず、効果は無効化される。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以上の水属性モンスター1体を墓地へ送る。その後、自分の墓地から水属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。

《氷結界》は言わずもがなの強力な攻撃反応罠で、①の効果で相手モンスターを効果無効&攻撃力0にすると次のターンに殴り甲斐のあるサンドバッグを作れます。②の効果では、《アクアアクトレス・アロワナ》《海亀壊獣ガメシエル》といったカードを墓地へ送りながら、墓地に眠っている《アクアアクトレス・テトラ》や《鬼ガエル》といったカードを回収できるでしょう。

《バージェストマ・ディノミスクス》

【 通常罠 】

①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のカードを除外する。
②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。

《バージェストマ・ディノミスクス》は手札コストこそ必要になってしまいますが、相手の表側表示のカードを1枚除外できる汎用的な除去札です。デュエル中盤以降は、サーチこそしたけれど手札で余っている2枚目の《水舞台》《水照明》をコストにしても良いでしょう。

このデッキには《鬼ガエル》や《アクアアクトレス・グッピー》などの「水族・レベル2」モンスターが存在するため、②の効果で蘇生したバージェストマと一緒に《餅カエル》をエクシーズ召喚することもできます。

以上のカードや汎用手札誘発を交えながら相手の動きを止め、その間にこちらは少しずつ必要なカードを集めていきます。素の打点が300の《アクアアクトレス・テトラ》も、盤面が揃えば攻撃力3000以上の超火力で相手モンスターを殴り倒せるようになります。


デッキレシピ紹介

メインデッキ
アクアアクトレス・テトラ 3
魔知ガエル 2
鬼ガエル 3
粋カエル 1
増殖するG 3
アクアアクトレス・グッピー 1
アクアアクトレス・アロワナ 1
海亀壊獣ガメシエル 1
死者蘇生 1
おろかな埋葬 1
簡易融合 1
ライトニング・ストーム 3
湿地草原 2
水舞台 2
水舞台装置 3
水照明 2
墓穴の使命者 2
氷結界 2
水物語-ウラシマ 1
バージェストマ・オレノイデス 1
バージェストマ・ディノミスクス 2
戦線復帰 2

EXデッキ
テセウスの魔棲物 1
氷結界の龍 ブリューナク 1
瑚之龍 1
月華竜 ブラック・ローズ 1
魔救の奇跡-ドラガイト 1
氷結界の龍 トリシューラ 1
フルール・ド・バロネス 1
No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス 1
餅カエル 1
リンクリボー 1
マスター・ボーイ 1
水精鱗-サラキアビス 1
海晶乙女コーラルアネモネ 2
海晶乙女グレート・バブル・リーフ 1


おわりに:あとちょっと欲しいカテゴリではある

カードの数こそ少ないですが、「アクアアクトレス」に必要な物はテーマ内にあらかた揃っており、物が集まれば最近のデッキとも対等に殴り合えるだけのポテンシャルは持っています。ただやはり、戦えるまでにある程度ターン数が掛かること、水族自体がまだまだ未発達な種族であることも相まって、デッキ全体のパワーが頭打ちになっているのも現状です。

とは言え、テーマがテーマで完結しており、枚数が少ない、というのは他のデッキと組み合わせるにはメリットになることでもあります。今回は「ガエル」と組み合わせてほんのちょっと「バージェストマ」要素も入れました。将来的にマスターデュエルに《絶海のマーレ》が実装されれば、他にレベル4の水族モンスターを採用して《深淵に潜む者》《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》等のエクシーズモンスターも活躍させられます。

登場してからしばらく、忘れ去られたのか、というくらい新規の情報がない「アクアアクトレス」ですが……水属性全体のパワーは確実に底上げされてきているので、いずれ大化けする日を楽しみにしていましょう。ではまた、別の記事で! しろがねがお送りしました!


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