デネブでサーチできるのはモンスターだけなので創星はサーチできないです。何らかの展開ルート込みの話なら記載してもらえると助かります。

目次
華やかな同期と比べられる……ことすらなくなった日々
第9期の始まりを告げた「テラナイト」ですが、同期に「シャドール」と「竜星」がいたことは前述の通り。覚えている方も多いことと思われます。もし、今この記事を読んでいるあなたが最近遊戯王を始めたばかりのプレイヤーであるなら……管理人は、ひとつ聞いてみたいことがあります。
この記事を読むまで、「テラナイト」というカテゴリを聞いたことがありましたか?
それともう一つ。「シャドール」「竜星」というカテゴリを今この記事で初めて知りましたか?
……おそらく、一つ目の質問が「イエス」である可能性は、それほど高くないことと思います。そして、もう一つの質問の場合、「ノー」と言うのが難しいのではないでしょうか? 自分で書いてて非常に悲しい気持ちになりますが、これがテラナイトの置かれている辛い現状なのです。
【シャドール】は、長らく禁止カードであった《エルシャドール・ネフィリム》が帰ってきて、なんと、ストラクチャーデッキも作られています。様々なカテゴリと力を合わせ、なんと現代の大会環境にも顔を見せているようです。
【竜星】はその高いポテンシャルと扱いやすさから、【恐竜竜星】【天威竜星】と様々な形で存在感を発揮し続けています。最近は幻竜族そのものが非常に強力で、種族全体に貢献しながら自身も追い風を受けることが出来ています。
テラナイトには、そのどれもがありません。
プトレマイオスは禁止のまま。他カテゴリと手を組むことも叶いません。
最初は同期であるシャドール、竜星と比べられることが一種のネタとして存在していましたが、今ではそうやってネタにされることもなくなりました。新しい話題もなく、他テーマのように「実質テラナイト新規」などと吐かせる状況でもなく……多くのデュエリストに、忘れられました。
一応……新規なのかな?
ヴァトライムス以降、テラナイトとしての新規は1枚も来ていませんが、なんとなくニアミスしたようなカードは存在します。効果テキストも少しテラナイトを掠ったようなことが書いてあるので、この場で紹介したいと思います。

《天翔ける騎士》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻1900 / 守1000
レベル4モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。手札から光属性モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの天使族・光属性・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、対象のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンに発動できない。
漫画「遊戯王OCGストラクチャーズ」第4巻の付属カードとして登場したこのカードは、「ホーリーナイツ」という光属性・レベル4・天使族のモンスターを使うカテゴリの新規として作られました。
名前に「天翔ける」と記されていて、①に光属性モンスターの展開効果があることから、ギリギリのところでテラナイト新規と言えるか……といったところです。イラストもなんとなくテラナイト味を感じるため、余計にそういう気がしてしまうのかも。
どこからどう見ても「ホーリーナイツ」新規じゃん、だって?
頭では分かっている、分かっているけど、夢を見てしまうんだ。それぐらい、干上がってんだよ……
新規カードをください
以上、テラナイトというカテゴリが背負った悲しみについてのお話でした。自分が好んで使っていたカテゴリだったこともあって、2ページにわたる長いお話となってしまいました。ここまで付き合ってくださった方、本当にありがとうございます。
以降このシリーズでは、前回の新規から長い年月の経ったテーマを取り上げ、それらについて少し解説していこうかと考えています。どれくらいで「長い年月が経った」と判断するかですが、少なくとも、第10期以前で更新が止まっているテーマは全て取り扱える範囲に入っているとは考えています。
もし、「このテーマを取り上げて欲しい!」「こういう昔話が……」と教えてくれる方がおりましたら、管理人のTwitterアカウント(@sirogane_duel)へ連絡をお願いします。私一人で観測できる範囲は限られているため、非常に助かります。
……ということで、記事はここでおしまいです。
テラナイトに新規カードが来ることを願って。おれは、いつまでも待ってるからな!
【2022/12/12追記:プトレマイオス制限解除! ありがとう!!!】